フジ フジカスコープM25
目的地は図書館だったのだけれども、あのMCロッコール200mmの置いてあるハードオフの前を通るので開店していれば寄るつもりだった。けれども、見慣れた看板を目にしたときにはシャッターが下りていた。そんなに早い時間帯に車を出したのは図書館の駐車場があっという間に埋まってしまうからだ。10分ほど待てば開店時間になる筈なのでハードオフの駐車場で待つことも考えたのだけれども、まあ、件のブツを欲しがる数奇者はそうはいないだろうから図書館へ向かった。
さて、その帰りに再びハードオフに寄った。すぐにロッコールのある籠に向かわなかったのはフジカスコープM25に目が止まったからだ。これがケースは無いもののすこぶる美品なのである。拙僧は色めきたった。悩ましいのはプライスタグに「モーター、リール動作」と書いてあったことだ。肝心のランプについての記述が無い。アクセスパネルを開けてランプを取り出し、確認すると問題なさそうなのだけれども、これは博打だな。フジカスコープM25は見るかぎり手持ちのフジカスコープM35より一回り小型で、また、シンプルな構成になっていて好感が持てたのである。おおっと、見とれている場合ではない。ロッコールだ。
ところが、時は遅かった。丁度、ジャンク籠から件のロッコールと600系EOS、そして不明のレンズ一本を抱えあげた奴が目の前に立ちはだかったのだ。奴だ。このBLOGでも何度か登場している見えないライバルは奴に違いない。年は40代前半。Yシャツにウールのベストと一見勤め人に見えるけど、こんな平日の11:00前後にハードオフでジャンクカメラをあさっているのだから堅気ではあるまい。いや、勿論、奴にMCロッコール200mmをさらわれたといっても使わないレンズが1本増えなかっただけのことなのだけれども、勝敗から言えば拙僧の読みの浅さで負けなので悔しい。しかし、昨日は無かったEOSボディが今日は増えていたのだから、このハードオフは侮れないな。
そんな訳で結局フジカスコープM25を拾ってきた。出没頻度からすればMCロッコール200mmF3.5よりこちらの方が遥かに低いから衝動買いの充実感は高いか?価格は同じ2100円。通電した限りではランプも点くし良い買い物だったと思うのだけれど、予備のランプ付きのフジカスコープM35もあることだし、使いもしないレンズが増えるのと使いもしない映写機が増えるのでは妻の心象を刺激するのは後者だと思われ、目下対策を検討する次第である。
ところで、こんなジャンク品にもPSEステッカーが貼ってありました。
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