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2007年5月 1日 (火)

カシオ カシオペアA51

Dscn4354  ご存知の通り、拙僧は形態は様々だけど色々な公共的機関を利用している。そういう場所をご利用なさる方は意外と多くて、待ち合わせ時間も馬鹿に出来ないのだ。それが、「病院」とか「職安」とかだと笑っていられるのだけれども、「社会保険事務所」となるといささか悲壮感を打ち消すのが難しくなるので、この話は速やかに切り上げたい。

 中には畳みエリアを設けた気の利いた診療所もあるので、そういう場合は素直に寝転がせていただくのだけれども、待合室が混雑していて幸い椅子は空いていたものの寄りかかる壁もなく、仮眠もとれない場合も多々ある。まあ、頬杖をついて大人しくしていればいいのだけれども、根っからの貧乏性のせいかじっとしてるよりは何か作業をしていた方が楽に感じてしまうのだ。これは、まあ、それだけ辛い状況だったりするのだけれども、そういう時には既に読んだ事のある本とか、カメラとか単車とか精通している分野を解りやすく書かれた本などを読む。初期型のファンカーゴなら程度の良い中古でも60万円台だから、そこそのNSR80を探して合わせて100万円台で「自家用護衛空母ごっこ」が出来るだろうか?等と考えていると時間もつぶれるものである。本来は、そういう時にはちゃんとお脳を休ませなければならないのだけれども。

 そんな過日、例の食わせ者のリサイクルショップで大柄な旧世紀然とした電子辞書を見つけた。良く見たら、旧世紀なのはその通りだったのだけれども、あのWindowsCEを搭載した「ハンドヘルドPC」、カシオのカシオペアであった。「ハンドヘルドPC」って今は聞かないっすよねえ。CPUはSH3、って良く分からないけど日立のチップみたい。RAMは8MBで外部I/FはコンパクトフラッシュにPCカードにRS-232C。液晶はモノクロなのだけれども、拙僧はテキストファイルの編集が出来れば構わないので充分である。コンパクトフラッシュソケットが時代的に大容量の物を認識しないのではと心配したけれども、とりあえず32MBのものが使用できたので何の問題も無いな。正直言ってポケットWordなんかよりもviの方がなんぼも嬉しい。探せばあるかもしれませんな、CE用のviライクなフリーソフトのテキストエディタ。素晴らしいのがタッチペン式のポインティングデバイス。やれトラックボールだのジョイスティックだのが本当に便利だと思っている方はいらっしゃるのであろうか?こういうコンパクトはボディを必要とされるシチュエーションは、アンダーなネガを期限切れの印画紙で焼いたようなせせこましい状況だろうから、簡潔にメニューやフォルダの指定が出来るのは嬉しい。更に電源は単三電池2本。この種の携帯端末の専用バッテリーはお亡くなりになっているのが普通なので、汎用品を使用できるのは福音というか決定打だな。CEはそれなりに遅いし、IMEがかなりお馬鹿さんだけど、どうせ拙僧はテキストファイルの編集しかしないし、IMEも少しずつチューニングすれば使い物になるだろう。

Dscn4356  電池寿命は25時間らしいけど、この辺りはちょっと眉唾よね。サイズは閉じたときに185x94x24.5mm。拙僧にしてはやけに具体的な数字が書けるのは、この物件てばパンフレットとガイドムック本が付属していたのだ。前オーナーの愛が感じられるなあ。拙僧なんてニコンUのときもクールピクス7600のときも*istDLのときも取り説なんて1~2回ぺらっと見たか、もしかしたら全く開いたことがないかもしれない。ああ、残っているのとちゃんと活用したのかは別なのか。拙僧も捨ててはいないから。それにしても、あの食わせ者のリサイクルショップもパンフレット+ガイドムック本付きで買い上げて、そのままジャンクコーナーに転がしておくとは、やはり気が抜けないな。ちなみに価格は2980円。これが高いか安いかは、これから拙僧がどう運営するかによって左右しますな。

 たしかNECがカシオペアの登場よりかなり前に似たようなコンセプトの「ハンドヘルドPC」をPC-98シリーズの末端として発売したけど、あまり成功しなかったようだ。本物件が登場した頃、拙僧はUNIXと格闘していたから市場の評価は記憶に薄いけど、兎に角、「ハンドヘルドPC」と言えばカシオペアかヒューレットパッカードのLXシリーズだったような気がするので、多分相当売れたのだろう。思うに、カシオペアの成功と言うのはマツダのデミオやホンダのモンキーに値するようだ。つまり、パッケージングの勝利である。パンフレットにはパソコン通信(既にIIJが興っていたけど、まだまだ主流はニフティだった)やデジカメとのリンケージを謳っていて、初期のQVシリーズの名前が記載されている。デジカメ市場を切り開いたカシオだけれども、瞬く間に輝きを失ってしまう。実際にはGUIとかインターフェイス周りは良く出来ていて電子デバイスとしては面白かったのだけれども、肝心の画質にあまり力を入れなかったのが残念だな。フジがファインピクス700を打ち上げた同時期に発売したのがQV-11から半歩しか進んでいないQV-770なのだからF-14がバリバリにぶっ飛ばしている横でやっとこさ殲撃8型を飛ばしているようなものだ。

 同じようにデジカメを発売した電子機器メーカーのエプソンは、スキャナーやプリンターが好調に売れているので、デジカメの販売は本気でないようだ。カシオは旧世紀から現在に至るまで、市場には「画質はちょっとあれだけどユニークなコンセプト」として評価されている。実際、インナースバイル式で8倍ズームレンズを搭載したQV-2800とか、やたらとコンパクトで今でも立派なブランドとして定着しているエクスリムシリーズとか、やっぱりユニークなパッケージングで一定の勝利を得ているようだ。

 拙僧の手元にも幾つかのカシオ物があるので、何れはコンテンツとして紹介させていただきたい。ところで、カシオペアのブランドもどっこい生きているらしい。勿論、現在のものだからインターネット直結で参加型のRPGを通勤電車で楽しんだりするのだろうな。

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コメント

カシオペアだ、懐かしいなぁ。私は初代モバイルギア使ってました。当時は「通信」がキーワードでしたね。PDA機能も通信も現代なら携帯で全て出来るのですが、キーボードのついた小型マシンは物欲をそそりますね。

実は私も2ヶ月ほど前にPDA買っちゃった。もっともPALMのm105とかいうモデルなんですけどね。こちらも単四駆動なので現役ですね。本体だけで他には何もないからPCとのリンクも出来ないけど、別にこれでスケジュールや住所録管理する気もないからお遊びで手書きメモ用に使ってます。900円。

ところで、この記事はどこからアップしたのかしら?

投稿: 大佐 | 2007年5月 1日 (火) 22時28分

「ファンカーゴ…どこかで聞いたような。あ、うちにあったんだ。」ととぼけたいほど稼働率の低い車です。たしかにリアシート格納時はサンダーバード2号的に便利ですが、ハンドリングがナマクラすぎ。改憲に疑問を持たない素直な人にとってはいい車かも。
小さくてもしゃきっとしたデミオだったら、もっと可愛がってやれたと思います。

投稿: まさ | 2007年5月 4日 (金) 18時54分

どもども、大佐殿。
PDA端末も激安で転がっているんですが、問題はいかにPCとリンクするかですよね。このカシオペアはコンパクトフラッシュが使えるのがポイントです。
今時は携帯やiPODでいろんなことができるらしいので独立したPDA端末ってのはシェアがあるんですかね。姪などは秋葉原で大喜びでサプライ品を手にとっていましたけど、プチおっさんの拙僧には解らんですわい。
記事はあらかじめ書いておいて公開日付を設定しておいたんですよ。

どもども、まさ殿。
拙僧のデミオは1.5Lですけど全体的なバランスが整っているですよ。購入時は1.3Lで充分だと思っていたのですけど、愛知県~埼玉県間の移動を考えると1.5Lでよかったと思います。それとMTですね。オートマだと飽きるし、ワイディングとか上り下りとかシチュエーションに理想的なプロパティを入打できないのでストレスになったでしょうね。
ファンカーゴは興味があるんですが中央道の飯田~諏訪辺りのワイディングを考えるとちょっと不安ですよねえ。腰高なのとATが。デミオはバランスが整っているんですが、そのベースがあまり高くない点がいいんですよね。140km/hくらいだと明らかに車体の挙動がおかしくなるし、これは拙僧が一度左前タイヤを側溝に落としたからなのだと思うのですが、前途の伊那界隈のワイディングの下りで135km/hくらいで右カーブを曲がるときには左前足に少し加重をかけないと安定感が減るんですよね(単車乗りの発想)。後で気づいたんですが、そうすると助手席の妻が酔うのでドライビングは考え直さなければいけないですね。勿論、そんな速度で走ったことはないので、そういう夢を見ただけですが。
うーむ、パワーユニットは兎も角、ATは嫌だし、次期トランスポーターはどうしよう?

投稿: Rikkie | 2007年5月 6日 (日) 14時33分

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