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2009年1月30日 (金)

ニコン シリーズE 36~72mm F3.5

Dscn6050 このレンズは去年の夏の帰省時に購入したものだ。
このレンズもほしいレンズであった。拙僧が一番に大事にしているニコンEMにぴったりと合う標準レンズだからだ。また、36~72mmという中途半端で律儀に2倍の焦点距離もいい。拙僧はこれとAiS50mmF1.8。ボディはEMと予備のFM10でまた世界旅行にでも行きたい気分なのである。
外観もきれいで曇りも傷もない。こんな上物ボディがジャンク価格で3000円。こんな上物が漁獲できるのは勿論中野のフジヤカメラだ。こういう誘惑にかられるベストショップが周辺にないのは不幸な気もするし、家庭内紅衛兵の目の光る監視下では幸いなきもする。
ちなみに他にオーサワの望遠ズームとTEXERのMDマウントの標準ズームを購入したが、こちらは1000円。やっぱりニコンは格が上なのだ。

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2009年1月26日 (月)

大陸談義:AK-47

Dscn6137  AK-47である。トカレフのパノラマカメラというのは知られているけれども、こちらも有名なアフトマット・カラシニコフの名を冠している。とはいえトカレフが本物のソビエト製であるのに対して、こちらは中国製のパチ物でである。
 買ってきたのはハルピン。拙僧は良く知らなかったのだがハルピンというのは帝政ロシア時代に居留地となり、ロシア正教会の建物が残っているほか、そこここにロシア時代の雰囲気が残っていてロシアからの旅客も多いようで、そういった団体も多く見た。

Dscn6132

Dscn6135 その旅行者相手の土産店で多く見られるのがソビエトマークのついたコンパクトミラーや酒瓶、ウォッカなのである。ロシアの旅客も3丁目的な懐古趣向があるのか、あるいはジョークアイテムとして陳列されているのかわからないのだが、勿論、これらは製造国などが書いていないパチ物。いや、プライスタグには「俄露(ロシア)製」とは書いてあるものの、双眼鏡などは日本のDIYショップで見るものと全く一様で確実に中国製であろう。

Dscn6138  もっとも、酒類には製造メーカを記述する法律があるらしく、それがアルファベットで書かれている。そのスペリングは勿論、ロシア語のその語感とはかけ離れたものだ。ちなみに1300円くらいした。もっと値切るべきだったか?

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2009年1月23日 (金)

ペンタックス Auto110

Dscn6206  老眼は40歳からはじまると言うが、勿論老化はそれ以前から音もなく進行しているのであろう。拙僧のようなPCを生業にしている近眼物はそれこそ老化に気づきにくい。いや、それは実はよ~く気づいている。最近、デジカメばかり使っているのはコストの問題ばかりではない。MFがちょくちょく外れるようになったのだ。20代はマット面の端でもきちーんとフォーカスのさじ加減を捕らえていたものなのだけれども、最近は真ん中辺で慎重に撮らないと確実に外してしまう。なるほど、距離計連動機で育った方々なら老眼も感と経験でさほど不自由も感じないだろう。しかし、一眼レフで育った節操には、いまいち距離計連動機が身につかないのである。かといって、あのファインダーの中央に豆粒ほどの大きさで鎮座するスプリットイメージではもっと目が疲れてしまう。なので、横着もあって全面AFのデジカメばかり使っていたのだ。当然、年末年始の大陸行きもAFのD70がメイン。8mmもパンフォーカスがメインのP300だし、MFは念の為に使い慣れたEMを持っていく程度であった。

Dscn6208  しかし、ペンタックスの110判本格的システムカメラのAuto110とレンズ4本を持っていく気になったのである。何故なら、とうとう風前の灯であった富士フィルムの110判フィルムの供給が終了するという情報が今更耳に入ったのである。ならば有終の美を飾らせてやりたいと思うのはカメラ者の情けであろう。なのでただでさえ減らしたい荷物にフィルム3本と一緒に加えたのである。

P1020732  改めてAuto110を取り出すと手のひらに包み込まれる小さな筐体はかわいらしく、また精巧さがぴりりと効く。ファインダーを覗くと小さなマット面の中央に大きめのスプリットイメージ。これは正確なピント合わせは難しそうだ。しかし、いじってみると110判の小さなフォーマットである。流石に50mm辺りの望遠になると慎重になるのだけども、標準画角の28mmだと大体でピントが合ってしまうのだ。何より、こんな小さな筐体でしっかり一眼レフしているところが撮影感触として面白い。1年ぶりに取り出したカメラだが、撮影中に電池切れをおこして裏蓋を開けるトラブルを起こしたものの快適に撮影できた。重要な撮影シーンである北京動物園でもその成果は発揮し、適切なネガが返ってきたのが嬉しい。プリントは返ってきていないけれども有終の美に値する撮影結果だったと思う。ネガをルーペで見た限り、手ぶれのカットが数枚有った他はピントも概ね合っているようである。
 プリントが返ってきたら「大陸談義」で紹介したい。

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2009年1月16日 (金)

コダック DC3200

Dscn6111  最近、金属製メジャーカメラ/レンズばかり紹介してきたけど、本ブログの主旨はプラ外装で誰も見向きもしないカメラやデジカメを紹介すところにあったのだ。その点では本カメラは合格であろう。

 本カメラは安い、簡単、そこそこ写ると三拍子揃ったアメリカ的カメラである。安いと言ってもこれは本邦から見た話で、北米のカメラを特に趣味としない標準所得層からすれば(これは一部の裕福層を含めない中流家庭の話である)この程度のカメラがやっと手に届く価格帯なのである。拙僧はアメリカはよく知らないがカナダは住んでいたので知っている。多分、アメリカも似たようなものだろう。

 単三型電池4本使用で固定焦点(パンフォーカス)。既にIXYデジタルやクールピクス880が登場している世代のカメラだが、まだまだ本気でデジカメに投資できないそうには需要があったのである。もっとも、そういう層にはフジやオリンパスがそれなりのデジカメを出していたので日本での販売は厳しかったであろう。

 ちなみにコダックのデジカメはチノン製。本カメラの主な市場は北米/南米だったと思われるのだけれども、メニューは日本語である。これはライバルのファインピクス1300が英語のみだったのと比べると対照的だ。

 コンテンツも作成したので見ていただきたい。

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2009年1月 9日 (金)

華中 PTJ-IW

Dscn6161 中国へ行ったら中国製カメラが欲しい。勿論、メイド・イン・チャイナのカメラなどは様々なブランドで溢れているのだけれどもそれではない。中華人民共和国が鎖国時代、人民の為の人民による人民のカメラが欲しいのである。

北京でそういった文物カメラを手に入れようとすると、まず琉璃厰や藩家園旧貨市場等の骨董品市場を想像するのだけれども、これは日本で三文中古カメラが骨董品屋で法外な値をつけているのと同じで吹っかけられる可能性は大いに高い。勿論、値踏みをすることも可能なのだけれども、カメラを専門としているわけではないので、まず扱っている業者を探すのに一苦労。業者もカメラの専門知識が無い場合が多く交渉は難航が予想される。もっとも、専門知識が無いことで狙いを価格のみに絞れるので交渉しやすい場合もある。これは行った事は無いけれども世田谷辺りのフリーマーケットも同様だと思う。時間があれば、共産党の旗や毛沢東さんのバッチ等を眺めながら物色も悪くは無いのだけれども、今回の拙僧の旅行は時間の余裕が無かった。なのでカメラ関係専門の業者の集まる「北京撮影機材城」へ向かったのである。
「北京撮影機材城」は、主にプロ向けにカメラや撮影機材、それに額縁や衣装などおよそ撮影に関するあらゆる機材を扱うバイヤーが集まっている。特徴的なのはカメラならニコンだけ(勿論、キヤノンだけのバイヤーもいる)、三脚ならジッツオだけ、ストロボならバルカーだけ、薬品ならイルフォードだけを専門に扱っている、プローなイメージなのである。もっとも、我々が期待する中古カメラのブースは多種多様な物が転がっており興味深い。多種多様といっても扱っているのはAFは新品専用ブースだけ。中古はMFの渋いカメラしか扱っていない。それもダントツにニコン。まあ、撮影機材城の話は広げるときりが無いので何れレポートするとして本カメラに話題を移そう。

Dscn6166  小ぶりな距離計連動機は気になっていた。「華中」という名前が中華思想を奢っていて中々勇ましい。多分、初めは「中華」と付けたのだけれども、過激すぎるとお上から横槍が入ったのかもしれない。中古ブースを一通り回り本カメラのあるブースに戻ってきた。気になるのはプライスタグが付いていない点だ。こういうのは吹っかけられるのである。外国人だとばれると特に謙虚なのだ。拙僧はいい年なのに赤茶髪にツイストパーマなのですぐに外国人だとばれてしまう。なので覚悟して値段を聞くと300元(5000円位)と拙僧の手の届く範囲内なのだ。念の為、「安くしてくれ」と言うと笑いながら店主は「家は商売抜きでやっているから初めから安いのだ。」とヤンワリと拒絶する。こういうのは中国では珍しいのだ、普通は怒鳴りあいになる。よく見ると一眼レフの珠光がボディのみで350元と本当に他のブースに比べると割安だった。早速チェックすると距離計が上下に少々ずれている他は問題無しの美品であった。もしかしたら距離計のずれで品質チェックではねられたのかもしれない。店主いわく、「この漢字を記名した珍しいカメラなので高いのだ」と言う。なるほどケースには金文字で「華中」の文字が輝いている。

Dscn6160
一眼レフの「珠光」も気になったが今回は妻が同伴の為、「買うカメラは一台だけ」の約束をたがえることも出来ず、しぶしぶ・・・いや悠々と本カメラを拾い上げたのである。

使用感などは後日改めてご報告します。

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2009年1月 6日 (火)

大陸談義:大熊猫(パンダ)

Img_1589  本ブログは「プラ外装の安カメラとその周辺」を取り上げて喜ぶ拙僧の稚拙な趣向を笑っていただくものである。最近は「プラ外装」という主旨は大分薄らいでいるけど(汗。

 何れにしろカメラかカメラに関する話題が主旨なのだけれども、この「大陸談義」では2008年末から2009年初頭の中国大陸旅行の小ネタを不定期で披露させて頂きたいと考えている。と言うのは、ちゃんとしたレポートを書くのがちょっとすぐには無理そうだからなのだ。なので予めご承知いただきたい。

 それで最初の話題が大熊猫、通称「パンダ」である。これで掴みはOK、視聴率もうなぎのぼりであろう。ベタな話題だが、拙僧は始めて北京に行って以来10年間、一度も北京動物園へは行った事が無かった。いやいや、北京戸籍の妻ですら初めてだと言うのだからそんなものなのだろう。拙僧は34年くらい前に上野のカンカンとランランを見に行ったはずなのだけれども、兎に角人が多くてえらい所へ来てしまったと言う印象しか残っていない。なので、目の前で動くパンダと言うのは案外感動してしまった。

Img_1575 「フラッシュが眩しいワン」って、パンダってなんて鳴くんだろう。

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2009年1月 1日 (木)

ミランダ 形式不明

Dscn6088  あけましておめでとうございます(mm。

 とは言っても、拙僧はこのブログが公開される頃には北京か哈爾賓(ハルピン)をさまよっている筈なんですけどね。ハルピンなんて-20度の世界なんですが果たして無事でいるのかどうか・・・。他人なら笑っていられるんですけどね。
 まずは今年、一発目のカメラを紹介します。
            ☆             ☆
 音楽の世界ではジャケット買いというのがある。つまり、アーティストや音楽の特性を知らずジャケットの見た目のインパクトだけでレコードなりCDなりを買う行為だ。概ね失敗するのか意外と成功率が高いのかは拙僧は音楽人間で無いので知らない。もしかしたら、最近はiPODやらでネットワークで曲を入手するのが主流で、ジャケット買いという言葉は既に死語かもしれないな。
 カメラの場合、これがコンパクトカメラの類だとアバンギャルドなデザインのカメラ(例:コニカアイボーグ、フジカルディア3000等)が廉価で転がっていてデザイン買いしてしまうのだけれども、一眼レフだとそれなりの価格がするのでマウントやら測光方式やらと予備知識がないと手が伸びづらい。その点、ミランダと言うのはまずその語感が良い。すかっと爽やかな清涼飲料水のようだ。いやいや、夏の似合う活発なヨーロッパ娘というイメージなのである。これはまず名前で負けてしまう。しかし、ミランダは高いのだ。なんでも日本で始めてペンタプリズムを搭載したカメラを量産したとかでメーカーも活発な活動をしていたのだろう。この点、ペトリなどと言うのは名前で負けている。まあ、そのおかげで拙僧のような底辺に位置するカメラ民族も手にする事ができるのだ。
 それで「ミランダには手が届かない」という先入観もあって、拙僧はミランダには疎かった。ところが去年(2008年)の夏、拙僧でも買える価格帯で現れたのだ。それは台湾行きのビザのために妻と立ち寄ったいかにも地元に密着した小さい写真屋さんだった。その妻の撮影に間に目をやったショウウィンドウにミランダは鎮座しておったのである。見れば傷やすれもなく見事なコンディション。繊細なラインで刻まれた「Miranda」のロゴも美しい。ゴム製のフードが破れているのがご愛嬌だが、そんな事は問題にもならない。拙僧はたちまち見せられてしまった。その価格は1.3万円弱。決して手の届かない価格帯ではない。というかミランダにしては安すぎ?と、その日は妻が一緒だったのでおとなしく帰ったのだけれども、勿論、頭の中はミランダで一杯だ。当然翌日には件の写真屋さんに走った。
 予備知識が無いので高いのか安いのか分からない。勿論、前日の夜にはネットで調べた。しかし、該当するミランダが無いのだ。特徴的なのはレンズに平行してニョッキリ生えたレリーズボタン。これを徐々に押していくと連動する絞り羽が閉じて、最終的にシャッターが切れる細工となっている。実際に手に取ると繊細かつ精密。金属性ボディの面取りと研磨、刻まれた美しいフォントにうっとりする。ファインダーが交換式で露出計は無い。ファインダー交換式というと高級機をイメージするがシャッターはフェドにそっくりなデザインでB・1/15~1/500まで。そう言えばこのカメラをソ連がコピーしたらゾルキーCかスタルトになってしまう気がしないでもない。しかし、そのボディの端々から輝く美しさに拙僧は参ってしまいご購入。この時、拙僧は長い間わずらっていた病気が回復し、復職の内定も決まっていたので、そのお祝いのカメラとしては申し分ないと思ったのだ。勿論、妻には内緒である。
 何度も繰り返して申し訳ないのだけれども物件は綺麗で機関的にも問題はなさそうだ。ただ、まだフィルムを入れた撮影はしていない。なんとなく夢を壊すようで惜しいのである。どうかこのカメラをご存知の方がいらっしゃったら拙僧に教えて欲しい。割安の物件だったら使いやすいし、高額物件ならそれはそれで眺める楽しみが増えると言うものである。
            ☆             ☆
 本年もよろしくお願いします。

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