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2010年3月22日 (月)

パナソニック ルミックス DMC-FX1

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 それまでも高倍率光学ズームレンズ付きのデジカメには手ブレ補正機構は搭載されていた。故にそういうカメラは高かった傾向にある。高倍率ズーム機の裾野を広げたのはオリンパスのC-700だったが、これには手ブレ補正機構は非搭載だったのである。コンパクトな高倍率ズーム機で手ブレ補正機構を搭載したカメラと言うとパナソニックのDMC-FZ1があるが、これは受光素子のサイズも小さく、画質のオリンパスかギミックのパナソニックかと論議があったようだ。

 本カメラは標準的な光学3倍ズームレンズを搭載したデジカメとしては初となるらしい。手ブレ補正機構も廉価に供給されるようになったのだろうが、サイズ的にはもう一歩だったらしく、平面基調の本カメラの背部の液晶ビュワーの部分は張り出している。しかし、後裔機のDMC-FX7がぐっとモダンなデザインになるのに対し、DMC-F7のデザインポリシーを継承した姿はやや野暮である。しかし、それゆえに本カメラには光学ファインダーが残されており、こういうのはカメラ者は良心を感じるのだ。手ブレ補正機構が合っても、ブレを防ぐにはファインダーを覗き、ボディを額につける方法が有効だからだ。

 画像は多少誇張があるが綺麗である。しかし、逆光には弱いようだ。こういうのはパナソニックの特異なムービーカメラの技術が投入されているのだろうけど、動画では見過ごししてしまうフレアやシャドウの省略もスチルカメラでは残ってしまうから手は抜けないな。

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コメント

Panasonicはコンデジでもライカ銘柄のレンズが付いているんですね。知りませんでした。
私はこのブログのT2の記事に刺激されてフィルムのコンパクトカメラが欲しくなっているのですが、動作品として売っているものはどれも高く思えて手が出ません。京セラスリムTが一万円位だったりするのを見ると、もうコンパクトカメラが手の届かない存在になってる気分がします。しかし、新宿の店を回ってライカミニ5千円を見つけ、悩んで、結局買いました。ネットではジャンクを数百円で入手して直して使うといった武勇伝ばかりが目につきますので、なんだか恥ずかしいような負けたような気分になってしまうのですが。
調べてみたら、ライカミニはPanasonic C-625AFのOEMのようですが、画像を見るとレンズがC-625AFは34mm、ライカミニは35mmになってますね。
久しぶりのプラカメの感触、初めてのLeicaの赤丸、いやあ、思ってたり良い感じです。

投稿: yoh | 2010年3月23日 (火) 03時29分

どもども、yoh殿。

ライカはパナソニック、ツアイスはソニーのデジカメについていますが、果たして初めて手にするカメラがデジカメな層の方にどの程度響くのかとも思います。

スリムTに一万円は高すぎますね。高級コンパクトカメラは手に入りやすくなりつつあります。フィルムの供給環境も更に悪化するでしょうから、早く手に入れたいと悩ましいです。

いやいや、取りあえず動くカメラがいいですよ。この間、ジャンクで幕が遅い500円のペンタックスSVを手に取ったのですが、ちゃんと動くミノルタSR-7が2000円だったので、そちらを選びました。お金の使い方としては、こちらの方が有意義だと思います。

ライカミニのご購入、おめでとうございます。調べてみたのですがエルマー銘の35mmが付いているのでしょうか?設計はライカのような情報も有りますし、上がりには興味がありますね。

気分と言うかモチベーションが上がれば5000円も安いです(^^。

投稿: Rikkie | 2010年3月23日 (火) 08時04分

Rikkieさん、どうも。
ライカミニのレンズはLEICA ELMARとなっていますね。
http://rara.jp/pyoh/
Panasonicブランドとミノルタ、ライカといくつかのブランドで販売されていたようですが、デザインが皆微妙に違っていたりします。
ネットでライカミニのレンズは特別仕様なんていう噂も知りましたが、発売当時の価格55,000円を納得させるための話題が必要だったのかもしれませんね。
これが発売されたときは、OEMのコンパクトカメラにブランドネームだけで高価な値段設定をするというのが腹立たしく、絶対に買わないと思ったものでした。
しかし、今手に取ってみると、指の掛かり具合が良く、手になじむ感じを喜んでいたりします。
調べてみたら定価の方も、ライカミニIIや、ライカミニ3では3万円台になっているんですね。普通のコンパクトカメラ並みです。ライカミニを発売直後に買った人の嘆きが聞こえてきそうなんですけど、余裕のある人が遊びで手に入れるだけで、あまり気にしなかったのでしょうか。
撮影結果の画像は、そのうち見られるようにしたいと思っています。

あと、全然関係ないのですが、映画「カポーティ」を見ていたらアヴェドンがハッセルでポートレートを撮るシーンで使ってたモノクロフィルムがAGFAだったのが意外でした。Kodakじゃないんだって感じで。

投稿: yoh | 2010年3月26日 (金) 01時09分

どもども、yoh殿。

レンズのデザインは本当のところどうなんですかね。一見、フジのカルディアトラベルミニにも似たコンパクトカメラに5万越えを投下させるためには噂や伝説が必要だと思います。
初期のライカブランドのデジカメは完全にフジのものでしたが、最近のXシリーズなどどうなのでしょう?かつてはミノルタのMACデュアルのような底辺のカメラもライカブランドでしたね。
ブランドだけで高いカメラと言うのは安カメラで頑張っているものからすると憤慨物ですが、いまはフィルムカメラの価値も下がってカメラの本質的な価値を楽しめますね。
ズマリットのついたミニルクスなど手にとって見たいものですが、フィルム環境の悪化の方が先かもしれません。

アグファもトイカメラ系の若者が今でもカラーネガを使っていますが、イタリアのフィルムメーカーがブランドを買ったみたいですね。
個人的にはミノパンが無くなったのは大ショックでした。

モノアームのNSRが眩しいですねえ。CRMもいいのですがロードの2stに乗ってみたいものです。

投稿: Rikkie | 2010年3月26日 (金) 10時50分

ライカミニのレンズはライカ設計ですよ。
他の兄弟機はみんな3枚玉ですがこのエルマーだけ
4枚のテッサータイプです。
アサヒカメラの診断室でも画質は褒めてました。
僕も所有してましたがとても写りが気に入っていて
よくポジも詰めて撮りました。
スリムTとちがって、ちょっと薄墨かかったような
渋い発色でした。残念ながら壊してしまいましたけど。
この手の小型カメラはビッグミニ3、初代ミュー、
ミノックス35GT、コシナCX1、Tプルーフ、R1S、
ローライB35、ロモLC-Aといろいろ使いましたが
個人的にライカミニの写りが一番好きでした。

投稿: はし | 2010年3月26日 (金) 13時06分

どもども、はし殿。

フォローありがとうございます(mm。

はし殿がミノックス35GTやローライB35と比べても好感触とは興味がありますね。まさに羊の皮を被った狼でしょうか。4枚玉かあ、エルマーに偽りなしですね。
ローライ35は興味があるのですがBでも高い高い。ビオゴン付きのコンタックスG1の方が手が届きそうで悩ましいです。

いやいや、最近出が多いので控えねば。

投稿: Rikkie | 2010年3月26日 (金) 21時01分

▼LUMIX DMC-FX5の廉価版がFX1ですね。僕はFX5を愛用していました。違いは画素数だけだったかな? ISOの範囲はFX1の方が広かったかもしれません。
 そうなんです。おそらくFX5とFX1が最後の光学ファインダ付のLUMIXだと思います。そこが気に入って、あとで中古でもう一台FX5を買い足しました。新品で入手した方は故障してダメになりましたが、中古で入手した方は今でも使えます。時々使って遊んでます。
 レンズのライカブランドってどれだけ消費者にアピールするんでしょうね。購買層と重なってないと思われ(笑)。

投稿: | 2010年4月 7日 (水) 16時42分

どもども。

FX1とFX5は画素数の違いだと思います。
やはり最後の光学ファインダー付きルミックスでしたか。先日、夜間をファインピクスF700で撮影しましたが、液晶ビュワーに写る画像は真っ暗なので、改めて光学ファインダーの重要性を感じました。
最近の液晶ビュワーは増感したら反映するのでしょうか?

ライカブランドがどれだけ利くのかは疑問ですね。この間、コンタックスT2を出したら若いカメラ女子にナチュラと間違えられましたから。

投稿: Rikkie | 2010年4月 7日 (水) 17時54分

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