カシオ QV-R4
原始、デジカメはレリーズ後のレスポンスとの戦いだったというのは以前のQV-R40の項で紹介したが、何と同じコンセプトのカメラが1年前の2002年に登場していたのである。それが本カメラだ。
カシオの公式HPによると、従来のデジカメのアキレス腱だったレリーズ後のレスポンスを0.01秒に押さえたということなのだが、実際にはAFユニットのフォーカシングに2秒弱かかるので迅速な感じはしない。カシオの公式HPにもフォーカスロック後の速度と明記してあるので過大表示ではないだろう。しかし、本カメラは多彩な機能を搭載しており、マニアル露出の設定が可能なほかMFも可能なのだ。これなら、置きピンで動きものの撮影も可能であろう。
肝心な画像は高コントラストでラチュードが狭く、折角のペンタックス製レンズも生かしきれていない感はあるが、このクラスのデジカメで創作的なパラメータを設定可能な物は少ないだろうから、一種注目しても良いと思う。ただ、残念なのが本カメラの電源はQV-R40の単三型電池ではなく、「NP-30」と明記された専用リチウム電池なのである。もっとも、この電池はファインピクスシリーズで幅広く採用された「NP-60」と互換性が有り、ACケーブルもフジの5Vの物が使えるので入手は容易だろう。
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