« ニコン Fフォトミック | トップページ | ライツ ヘクトール135mmF4.5 »

2010年6月21日 (月)

フォクトレンダー ベッサR2

Dscn9246  ニコンFを手に入れてから物欲から解放されそうだった。つまり「伝説のF」が我が物になった今、ニコン者としてもカメラ民族としても満足がいったのである。そもそも、ボディ2台、レンズ5本があれば作品作りも家族の記録も充分なのだ。我ながら真実を知るのに随分と遠回りをした。モスクワ経由で平壌に向かうような物だ。

 ところがネットで知り合った方がベッサR2を処分したいと公知なさっているのを知る。価格はビット付きでなかなかの割安である。欲しいと思ってしまった。「伝説」を手に入れたのに何故?と思ったが、レンズ交換式距離計連動機という枠が残っていたのである。

Dscn9255  そういう枠にはフェドやらミール(ゾルキー)やらが既に転がっているのだが、半世紀前のソビエト軍払い下げ品に陣営の一角を任せるのは不安だ。モダンな装備が欲しい。レンズはLマウントのソビエト製で構わないとしてもL->Mマウントのアダプターが廉価に手に入らないかとネットを検索していたら、何とベッサR2に純正アダプターをつけてくださると言う。これを逃したらMマウント距離計連動機を手に入れる機会は訪れず、フィルム環境の方が粉飾してしまうかもしれない。そう思ったら、バースデーも近いし名実共にアラフォーを迎えるのに相応しいカメラだと思った。実はレンズ付きのペンFVも候補に挙がっており悩んだのだが、モノクロを本気で焼いていた頃なら作品作りにはペンFと思ったのだが、最近はフィルムをフラットヘッドスキャナーで読むことが多く、MFでマニアル露出のベッサR2が真面目な撮影には向いていると思ったのだ。

Dscn9226_2  手に取りファインダーを覗くと素晴らしいカメラだ。もっとも、マニアル露出というのはAEと比べてストイックで、作品作りよりは作法に楽しむカメラと言う気がしてきたが、それはそれで満足である。

 兎に角、本カメラを手にすることで、新しい(ジャンク)カメラを毎週買うという悪夢から解放された思いなのだ。

 ああ、朝日が清々しい。

|

« ニコン Fフォトミック | トップページ | ライツ ヘクトール135mmF4.5 »

コメント

>ああ、朝日が清々しい
実に見事なエンディングの一行です。
これで今年の直木賞はもらった(爆)。

それにしても怒涛の寄りですにゃ。
これで名古屋場所ももらった。

投稿: 大佐 | 2010年6月21日 (月) 22時56分

お久しぶりです、大佐殿。

これで満足すれば拙僧も真っ当な大人なんですけどねえ・・・。
名古屋場所は開催するのだろうか。
既に京セラの10倍ズームとか用意して有るのですが。

投稿: Rikkie | 2010年6月23日 (水) 00時57分

わー、レンズ交換式距離計連動機は、ベッサR2でしたか。
しかも、ビット付きなんですね。
おめでとうございます。

私のRは、べっちゃ、べっちゃというレリーズ音で可愛いのですが、R2だとも少し洗練された音がするのでしょうかね。
ソ連もののLマウントレンズ、ソ連製母艦につけるのとベッサRにつけるのとでは、写りがかなり違うという印象を持っています。
ベッサRでは、さすがに切れがあります。
シャッター幕とSS精度の違いですかね。。。

投稿: Syari | 2010年6月23日 (水) 19時24分

これは凱旋のカメラです。
ミレニアムに突如ライカに匹敵する実像式ファインダーを備えたローコストL39マウントのカメラBESSA-Rの登場に対する大喝采、それに応え、金属外装の鎧を着て、Mマウントという新たな勲章を胸に凱旋したカメラであります。
金属外装になった分、シャッター音は甲高くなったのですが、それはご愛嬌です。

投稿: 横須賀与太郎 | 2010年6月23日 (水) 21時42分

どもども、Syari殿。

いやあ、清水でしたよ。これで、すっきり物欲から解放されたかと言うと・・・。

ベッサRは三河でも見かけた事があるので手に取りました。写真を撮るには全く不足は無いと思いましたが、確かにFM10の血脈を感じる物でした。3年も前ではない頃に3万円代と買うには難しい価格帯でしたね。
シャッター音は然程変わらないと思うのですが、ボディが金属なので微妙なショックに重さがあるかもしれません。巻き上げのフィーリングは向上しているように思います。この分割巻上げはいいですね。
ソ連レンズがベッサで良好と言うお話は興味深いです。シャッターの精度と内面反射の処理がいいのかもしれません。
米軍に捕獲された日本機が高品質な米国ガソリンで好成績をだした話を思い出します。

投稿: Rikkie | 2010年6月23日 (水) 21時44分

どもども、与太郎殿。

おかげさまで、良いカメラが手に入り満足しています(mm。
ベッサLからベッサR2に至るまでの熱狂は拙僧もリアルに体験しています。ベッサLの登場時に丁度拙僧が写真趣味に飛び込みました。主に15mmや25mmの対象形のレンズ構成が一眼レフの広角レンズに比べても有利との数々のうるさ方のコンテンツに魅入ったものです。一方でコシナ20mmF3.8で何の不足も無いと嘯いていたのも若さでしょう。
金属ボディでシャッター音は甲高くなりましたか。響くのでしょうか?フィーリングは重厚になったような気がしますが、ボディマスが増えているので両腕でしっかりホールドするからかもしれません。ブロニカS2で意外とスローが切れるのと同じですね。
次回は20代の頃に一眼レフのファインダーが完璧だと思っていたのが、アラフォーになって距離計を欲しているなどといった報告をさせていただきたいと思っています。

投稿: Rikkie | 2010年6月23日 (水) 21時57分

うーむ、わたしのようなものにはハードルが高い~(笑)

しかし「写り」そうなカメラ・・・

投稿: SAM | 2010年6月23日 (水) 22時28分

どもども、SAM殿。

稼働率さえ高ければ高い買い物ではありません。人間の問題ですね(^^。

これは本気(マジ)カメラですよ。
写真の出来をカメラのせいにできません。

投稿: Rikkie | 2010年6月23日 (水) 23時32分

ベッサかっこいい!!ヽ(´▽`)/
しかもビット付き!!
これはもうストリートフォトに走るしか無いですね。
僕はベッサのファインダーは
M6より見やすいと思ってます。

投稿: はし | 2010年6月24日 (木) 11時46分

どもども、はし殿。

また無骨なソビエトレンズが似合うんですよ。
早くストリートフォトに走りたいとハレの休日を待っています。

最近、M6にフォクトレンダーのレンズ2本(25mmと50mm)というなかなか関心な若者と知り合ったのですが、今度化してもらえないかなあと思っています。
室内撮影にも映えそうなファインダーです。

投稿: Rikkie | 2010年6月24日 (木) 20時51分

イタリアでベッサR2Mのとレンズの何だか記念セット箱付新品がありました。
ちょっと考えたんですが、もともと幾らくらいの品物か分からなかったのでスルーしました。
次回来たときにまだあったらいっちゃうかもしれません(笑)

投稿: M | 2011年2月24日 (木) 19時57分

どもども、M殿。

いやいや、是非、コンドル辺りに行っていただきたい。
レクタフレックスやガンマは高いですからね。フェラニアなら安そうなのですが。

投稿: Rikkie | 2011年2月24日 (木) 22時51分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/157797/48585825

この記事へのトラックバック一覧です: フォクトレンダー ベッサR2:

« ニコン Fフォトミック | トップページ | ライツ ヘクトール135mmF4.5 »