オリンパス μ-10デジタル
どちらかと言うと無骨なスタイリングだったオリンパスのデジカメだが、本カメラに至ってはぐっとスタイリッシュでコンパクトになった。C-900シリーズなどもデザイン的にはそれらしいものだったが、いかんせんサイズ的にはでかすぎた。これはキヤノンのパワーショットS20と同様に次第である。
それはオリンパスも重々承知のようで、一世を風靡したフィルムコンパクトカメラのμの冠をデジカメに与えるには慎重になったようである。本カメラは金属製外装に曲線基調のボディラインが美しく、防水を備える。オリンパスの自信はCMキャラクターにタッキー(滝沢)を起用したことでも明らかである。そして、実際売れたようだ。
防水といっても、ピカイチカリブや工事カメラのようなタフな物ではない。水しぶきがかかっても取りあえず大丈夫というレベルだ。TVCMでプールに飛び込んだタッキーのような使い方はご法度である。しかし、滝のような水しぶきや雪が凌げれば充分だという需要は有るだろう。実際、本カメラのクールなスタイリングは20代女子モーグル選手でも使っていそうなものである。いや、オリンパスならフィギアスケートか?
オリンパスのコンパクトカメラの防水は降って湧いた物ではなく、フィルム時代のAF-1「濡れてもピカソ」から伝統的に継承したものである。μデジタルシリーズは、その後防水とは決別した物の、μタフシリーズとして屈折光学系ズームレンズを搭載した本物の3~10m防水のシリーズを展開している。
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コメント
これ、使っていました。
キャンプのときにちょうどいいと考えて・・
ところが、そんな水でやたら濡れるのは洗い物くらいで(笑)、あまり防水として価値を使いこなせませんでした。
とても甘い描写だったと記憶しています。フィルム時代からのチューニングがされていたのでしょうか。
投稿: SAM | 2010年6月 8日 (火) 15時40分
どもども、SAM殿。
SAM殿のようなアウトドア派にはμデジタルは効果的だったでしょう。
実際に濡れなくても大丈夫だと思えるのでは大違いです。
現在、夏のキャンプツーリング持参のカメラを選択中ですが、カシオGV20辺りを検討中です。
投稿: Rikkie | 2010年6月 8日 (火) 20時30分