オリンパス F.ズイコー38mmF1.8(ペンFマウント)
それでカメラへの物欲は収まった筈なのだが、現像に出すなりフィルムを買うなりでキタムラに向かうとついついジャンク籠を覗いてしまうのである。往復徒歩150分もかけて何をやっているのかとも思うのだが、悲しいことに拙僧の周辺にはモノクロやポジを受け付けてくれるラボが無いのだ(その後、見つかる)。
ジャンク籠を覗くのには訳も合った。例の買い逃したペンF(2000円)に未練があったのである。既に無いのだから未練を持っても致し方ないのだが、時間差で再び出てくるかと思ったのである、こういうのは意外とあるのだ。
そこでこの小ぶりなレンズを見つけてしまうのである。杉にピンと来た。ペンF用の標準レンズである。もしやボディもあるのではと籠をひっくり返したのだが残念だがボディは出てこない。時間差で出てくる可能性があるから、今後もマメに足を運ぶ必要があるな。そう考えればこの物件も押さえなければならない。価格は2000円とさして安くは無かった。特に絞りが若干遅れているのが気になったが、右手が治れば直るかもしれない。実際には一眼レフの自動絞りを直すのは結構難航するのだけれどもジャンク籠の前では忘れてしまう。汚れていたけど、レアである純正フィルターが付いていた。
実は、前述のベッサR2の時にペンFVも売りに出ていた。レンズ付きでなかなか魅力的でったが、ペンFVとベッサR2ではベッサの方が真面目な撮影に向いているのではと思ってベッサを選択した。これがモノクロを頻繁に焼いていた頃ならペンにしたかもしれない。
当面、ボディを拾うことは考えられないが、遭遇した時に後悔しないためにも、本物件は確保しなければならなかっただろう。
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