SMC ペンタックス67 165mmF2.8
いい加減、中判フィルムも何ダースも使っているのだから、こういうスリーブが返ってくるのは如何なものかと思うのだけれども、体のどこかが悪いらしく相変わらずである。バブル末期にカルピスウォーターが登場して、カルピスの本来の味の良さにみな驚いた。あれは一見裕福に見えそうな家庭でも普段飲んでいたのは薄めすぎたカルピスだったことがわかりほっとしたが、ロールフィルムの頭出しにびくびくするのも一種の貧しい出世に関係あるのだろう。
それならばまだいいのだけど、こうなると世間に顔向けできる厚顔を誇りたくなってしまう。キャプションを付けると、ペンタックス6x7はシャッターチャージの後でも巻き上げレバーが動くので、フィルムが空転しているのかどうか区別がつかなくなってしまうのだ。これもフィルムの頭出しがちゃんとできていればカウンターで確認ができるのだけど、拙僧のような罪深い者は裏蓋を開けてから愚かさに気づくのである。
失敗していなくても撮れているのは結局園児のお遊戯写真だったりして、がっかりするよりむしろ快感である。
コンテンツもご覧いただきたい。
わかりづらいがペンタックス6x7とミノルタα7とパナソニックDMC-FZ1の3台を首に下げている。ペンタックス6x7が縦吊りなのに注目。
周りの父兄からは警戒されていたが、そういう視線は大歓迎だ。
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コメント
さすが中判ですね。
奥行きのある画が物欲をビンビン刺激してくれます(笑)
投稿: ロック | 2010年10月11日 (月) 20時14分
どもども、ロック殿。
大きなポジを眺めると、苦労が報われますよ。
是非御一考を(^^。
投稿: Rikkie | 2010年10月12日 (火) 09時06分
3枚目の写真は圧巻ですね
幼稚園でこの機材ですから、回りは完全に警戒しますわ
いや、凄い、凄い
投稿: M | 2010年10月14日 (木) 07時16分
どもども、M殿。
結局、被写体に見せると大きなポジよりPCの画面の方が興味深いようで苦労は報われないです(ーー。いつか、唸るようなモノクロプリントでも渡してやりたいのですが。
幼稚園なら165mmでも足りますが小学校になると足りないですね。来年の対策も練らねば。それより呼ばれるのかしら。
投稿: Rikkie | 2010年10月14日 (木) 15時08分