セミミノルタ
セミミノルタは戦前戦後にかけて生産され一時代を作ったモデルである。本カメラはファインダーが折りたたみでなく、固定式なのでおそらく戦後型であろう。ネットオークションでも人気があるのだが、幸い拙僧は廉価(1000円台)で手に入れることができた。
ブツは蛇腹は大丈夫そうだったがシャッターが切れなかった。簡単な清掃で動くようになったのでここまで分解する必要はなかった。おまけに蛇腹を破いてしまい、マスキングテープとボンドを混ぜた水墨で補修する。見た目は大丈夫の様だ。
半年もすぎてやっと撮影に使う。1~2コマ目にかけてネガに大量のごみがついていたが、どうもボディ内に蛇腹の屑が残っていたようだ。
それにしても、この種の蛇腹カメラは手振れが防ぎきれず、ブレ写真を多発させてしまった。
街のジャズ祭りに持っていったのだが、アンティークな外観は目立つらしく「あんな古いカメラを使っている」と指を指されてしまい、キャンディットフォトにはならなかった。
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コメント
前回のサイバーショットと違い、柔らかい描写で安らぎますね。
投稿: | 2010年12月 9日 (木) 15時23分
どもども。
そう言えば、サイバーショットと本カメラの写りは正反対ですね。
40~50年代の中判の雰囲気が楽しめます。
投稿: Rikkie | 2010年12月 9日 (木) 17時29分
Rikkieさん、こんばんは
これは古いカメラですね
蛇腹カメラ
魅惑のカメラです(^^ゞ
カメラの分解修理もされるんですね
自分も挑戦してみたいが
モルト交換が関の山です
今度御指南下さい
投稿: M | 2010年12月 9日 (木) 23時08分
どもども、M殿。
あっしもセクターまで分解することはできませんが、この種のシャッターはアルコール系パーツクリーナを軽く吹くだけでも一先ず動いてしまう可能性は高いです。今回は、あまりにも吹いてしまったのでレンズを清掃する必要がありました。
距離計の無い蛇腹カメラはとにかく廉価なので一度挑戦していただきたいですね。蛇腹さえ大丈夫なら作業は難しくないですよ。
投稿: Rikkie | 2010年12月10日 (金) 05時17分
なるほど、チョチョイノチョイってわけですね
自分は、レンズシャッターのレンズ内に大きなゴミがあって、それを清掃したいのだけれど
バラしたら取り返しの付かないことになりそうで怖いのです(汗)
さて、上海に楽しめる中古カメラ屋さんがおありでしょうか?
日本人の一見だと騙されるだけでしょうかね?
クレジットカードを使えないなら仕入れることも出来ませんが(笑)
上海は全く分からないので、自分でいけないようなら諦めます。
投稿: M | 2010年12月10日 (金) 18時54分
どもども、M殿。
中判のセルフコッキングでないカメラはプリミティブな構造で精密マイナスドライバー1本とゴム板があれば大抵の場合は分解できますよ。ライカ判のカメラはそれなりに込み入った構造になっているようです。トリプレットやテッサー型ならピントだしも神経質にならなくてよいようです。このセミミノルタもやってません。
上海に訪れたのは10年以上前なのですが上海駅近くの地下街にも中古カメラを雑貨と一緒に転がしている店舗はありました。しかし、全く様相は変わっているでしょうね。
ご存知かもしれませんが、中国ではクレジットカードの使用はお勧めできません。拙僧の妻はネイティブですが星のついたホテル以外では使いません。
拙僧は現地の友人に淘宝で購入してもらい、妻が出張時にハンドキャリーしています。
http://www.taobao.com/index_global.php
ちなみに
カメラ = 相照机
レンズ = 镜头
シャッター = 快门
フィルム = 胶卷
レンズシャッター = 镜间快门镜头
一眼レフ = 单镜头反光
です。
願幸運!!
投稿: Rikkie | 2010年12月10日 (金) 23時01分