キヤノン EOS 1N
EOSは末端とはいえニコン者の拙僧にとっては距離を置きたい存在だ。実際にはキスデジも持っているのだが全く稼働していない。別段、シャッター幕のモルト崩れを非難するつもりもないのだけれども、今更AF一眼レフに金を払うくらいなら、70年代の安目の国産レンズシャッター機でも増やしたい気分なのだ。だから、定期偵察内のジャンク駕籠にEOSが転がっていても見向きもしないのだけれど、明らかにオーラが異なる物件が転がっているのである。なんとEOS1Nである。いくらEOSに明るくない拙僧だって500円のEOS1000Sと肩を並べて転がっているべきカメラでないことは分かる。プライスタグは4000円。マジい?ショウウィンドウには9000円台のEOS7があるのに。よくわからないけど、ニコンでいうところのF4に相当すると思うのだが。拙僧が拾い上げなければ、いたずらに転がされて破損して無体な姿になってしまうと思って拾い上げました。
ボディはミント。電池が無かったので動作確認はできなかったけど、家に帰ってチェックしたら動きました。電子ダイヤルとか全く操作の仕方は分からなかったんですが、キヤノンのフィルムカメラヘルプダイヤルに架けたら丁寧に説明してもらって(多少時間はかかったが)疑問は解決。ついでにT-70の操作も教えてもらって、案外キヤノンは面倒見のいいメーカーだなあ。手持ちのトキナー19~35mmで撮影したら問題なし。ニコン一桁だと所有するだけで満足しちゃうんだけど、EOSだと冷静に分析したりして、AFの性能なんてどうでもいいんだけど、フィルム装填のルーフプルーフのしっかり度あたりが失敗の許されないプロ用を思わせて好感触。なんっていっても、最近フィルムカメラのケアレスミスが多いから。
ところで、普通に買い物に行ったショッピングモールでキッズ・チアリーディングの発表会があったので、父兄のフリをして撮影したのだ。たまたま持っていたのがEOS1NとEF50mmF1.8。フィルムはモノクロのプレスト400と中国製ISO100が2本だった。拙僧はロリータ趣味の傾向があると自覚しているから(冗談ですから・・)楽しみにしていたのだけど、案外ネガが上がると面白くないなあ。やっぱりKsデンキのプロパガンダが背景だと冴えない。
こういうのは屋外で堂々とやっていただきたいものだ。もっとも、ワンナンバーEOSに望遠レンズの組み合わせだと父兄の方々に目を付けられるかしら。
| 固定リンク
コメント
お〜!
時が時なら天下を取ってもおかしく無い機種ですね。
魔性のレンズと言われる50mm f1.8を使う所などは流石です。
投稿: ロック | 2011年4月12日 (火) 06時50分
どもども、ロック殿。
こいつを手に入れてから我軍のEOSへの愛が一気に覚めました。こいつを脇に置いて使うEOSの理由なんてないですからねえ。おお、EOS630は別です。これはファインダーがいいんですよ。
うちの50mmF1.8は仙台で買ったんですよ。ツーリングの途中で(^^;。
投稿: Rikkie | 2011年4月12日 (火) 10時57分
おおー、EOS-1n
自分も以前EOSユーザーでしたが
キヤノンのアフターサービスより商売優先の姿勢に辟易して全て売り払ってしまいました。
だって、高級レンズが販売終了8年でパーツ無くなっちゃったんですから
とても信じられませんでしたよ
投稿: M | 2011年4月13日 (水) 22時25分
どもども、M殿。
キヤノンはねえ、そういうところはありますよ。
耐久性にしてもワザと一定の期間が過ぎたら壊れるようになっているのではと思えるときがあります。
シネカメラなんかもつまらないギアが砕けるんですよ。
投稿: Rikkie | 2011年4月14日 (木) 00時28分