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2011年8月29日 (月)

カシオ エクシリム EX-S500

Dscn1157  かつて「カードサイズ・ウェアラブル」、つまり着るカメラとしてセンセーションにデビューしたのがカシオのエクシリムシリーズであった。単焦点・固定焦点でマクロモードもないというプリミティブなパッケージングだったが、当時はレスポンスも遅くもっさりとしたデジカメが殆どだったからヒット作となった。その後、光学ズームレンズの搭載に当たってボディサイズが増してしまう。それでも当時の標準からすると随分コンパクトだったが、数値重視のガジェット好きからはいささか失望の目があった。

 そこで登場したのが初代カードサイズに迫る超薄型ボディのエクシリムEX-S100だったが、前評判の割に市場の反応はイマイチだったようである。撮像素子が抑え気味の300万画素級というのは大した問題ではなかったと思う。問題はレンズが38~103mmF4~6.6とかなり暗かったことではないだろうか。丁度、パナの手振れ補正機構付きルミックスFX2FX7が市場を賑わせていた。量販店の店頭は室内でそれほど明るい環境でないから、手ブレ補正機構が無くレンズも暗いエクスリムのブレた画像は購買意欲の低下を招いただろう。

Cimg4186  それでカシオも悔しかったのだろう。1年も経たないうちに後裔機を送り出した。本カメラは撮像素子も奢って500万画素級になったが、なによりもレンズが明るくなった。それにアンチシェイクDSPという感度を積極的にあげて、しかもノイズを減少させる仕組みを取り入れている。

 肝心の撮影結果がどうであるか、コンテンツもご覧いただきたい。

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2011年8月25日 (木)

ニコン ニッコールHオート 300mmF4.5(Ai改)

Dscn3263  FL/FDマウントやMC/MDマウントのレンズは新世紀早々に下落していたのだが、この2~3年でFマウントレンズもぼちぼち拙僧の拾える範囲で転がるようになった。大抵の場合は非Aiのオートニッコールなのだが、ちょいちょいAi改だったりして嬉しい物だ。

 オートニッコールの魅力と言えばモノクロの写り映えもあるが、何といっても金属係数の高いルックスであろう。望遠だと更にその銃器感が高まりよい物である。拙僧のチョロスナだと135mmより長い玉の出番は殆どないのだが、ありがたいことに専属モデル(姪)が小学校の運動会に招待してくれるので稼働の機会を得る。

Image19  それはそれとして、このような写真を撮っていると、ゆるかった昭和に戻って投稿写真を撮っているような不安な気分にならなくもない。

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2011年8月22日 (月)

ペンタックス OptioE70

Img_0045  クラシックデジカメをテーマにした不毛なコンテンツを展開しているのだが、とうとう1000万画素級のデジカメが加わることになった。登場が2009年だからクラシックというのは気の毒だけど、市場の認知からすれば記憶の彼方だし、実際、ジャック駕籠で拾ってきた代物なのだからクラシックデジカメに入れてもいいだろう。

 伝聞の最近のペンタックスは「萌え系キャラの着せ替えデジカメ」などと聞こえてきて、どうなっているのか不安であった。しかし、実際にペンタックスのHPを見るとなかなかキッチュでターゲットがクリエイターやアート志向の若者だと明確である。つまらないアイドルやスポーツ選手を登用せず、商品のイメージを全面的に出しているているのは好感が持てる。あの謹厳実直なペンタックスとは思えない世渡りの上手さには違和感を感じるが、新生ペンタックスの姿としては応援したい気分である。

Imgp0473  既にペンタックスのイメージは我々がペンタックスSPやMXで想うものとは違うのであろう。それはそれでいいことだ。よく写る安いデジカメならいくらでもある。フロントパネルにブロックを積み上げるカメラのメーカーは違うのではと思わせるのは、戦略として一理あるかも知れない。

 本カメラのような廉価カメラは既にペンタックスのHPには存在しない。それもペンタックスの差別戦略なのだろう。

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2011年8月18日 (木)

ソニー サイバーショット DSC-T10

Dscn2343  気づけば拙僧がクラシックデジカメ(クラデジカメ)のコンテンツを作り始めてから10年が経つ。当初はジャンク駕籠で転がっているどうにもならない黎明期の35万画素級を褒め殺すのが趣旨だったが、最近では1000万画素級のちゃんと動く物件まで500円で転がるようになったから、褒め殺すのも逆に難しくなってきた。一方でクラシックデジカメというジャンルも認知されたようで、最近ではそういうブログやコンテンツも見受けられるので嬉しい限りだ。

Dsc08063  屈折光学系のサイバーショットTシリーズであるが、本カメラなど、もうよくできているので拙僧が改めて褒める所はない。初期のモデルは簡単にシャッタースピードが遅くなってブレ写真を作ることもあったが、本カメラは光学手振れ補正機能に高感度モードを搭載しているので不満はない。

 これで信頼性が高かったら完璧なのだが、そこはソニーも確信的に外しているようにも見える。

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2011年8月15日 (月)

ブロニカS2と草エンデューロ

Image7   拙僧が写真をちゃんと撮ろうと思ったきっかけはオフロードバイクの草エンデューロでピットサイトの仲間を撮り始めてからだ。GWの帰郷の際に古いフィルムを掘り出して持って帰ったのだが、ブロニカS2で撮影したネガが結構あるので我ながら根性がある。走行中のオートバイをウェストレベルファインダーで追いかけるのは大変だと思うのだが若さであろう。

Image92_2  撮るだけではなく、もちろん自分も走っていた。当時のKDX200SRだと2stということでエキスパートクラスになってしまう場合もあって参ったものだが、そうでなければジェベル200も走る様な牧歌的なレースが多かった。

Image9  もっとも、拙僧は別に本気で速く走ろうというつもりは無く、もっぱら応援や選手として女子を誘う方に興味があった。自分のチームの女子率の高さに満足したものである。正直なところ順位何てまるで関心なく、ちょっと汗をかいたら鍋をつつきながらビールを飲みたい気分だったな。

 9月に東京に行く予定があるのでその頃に知り合った女子と連絡を取ったのだ。年上だがなかなか魅力的な女性なのでしばしば連絡を取っている。金曜日は暇だからちょっと飲もうよと連絡したら「じゃあ、女の子達に連絡するね!」と返事が来るのである。それはそれで気が利いていて嬉しいのだが、別に二人きりでもいいのになあ。そこが「女子にマメ」と「女子にモテる」の大きな差と言うことなのだろう。その差は埋まることはないだろう。哀しいなあ。

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 ところで本稿を執筆しているのは8/9なのだが、公開は8/15だ。バンクーバーの語学学校に通っているころ、大して交流の無い韓国人女子に「あなた今日が何の日か知っている?」と聞かれた。そしたら隣に座っていた交流のある韓国人男子がその女子に向かって韓国語で何やらたしなめた後に拙僧に「forget」と申すのである。それで気づいたのだが8/15はつまり海の向こうでは復興節なのだ。

 それはそれで、あっしは韓国人や中国・台湾人には愛想が良かったのでこのような写真が残っている。妻は日本人女性と写っていても気にしないが韓国人や中国・台湾人だと激しく怒る。自分に近いと思うのだろうな。

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2011年8月11日 (木)

キヤノン IXYデジタル50

Dscn2674  実際に統計を見たわけではないのだが、コンパクトデジカメのシェアリーダーと言えばIXYデジタルであろう。三河のキタムラだってひな壇の一番手前に陣取っている。そんな草野仁のような勝ち続けのIXYデジタルの進撃が一瞬だけ滞った時期があった。2003年のIXYデジタル400の登場である。これは初代IXYデジタルデジタル直系の後裔機で、1.8型と大振りな400万画素級撮像素子を搭載し、画質的に優位を保とうとしたと思われるのだが、ボディがもっさりとして大柄だった。別にそれ以前のIXYデジタルから大型化したわけではないのだが、屈曲光学系のディマージュXシリーズやサイバーショットTシリーズ、光学系の一部をスライドして格納するオプティオSシリーズやエクスリムEXシリーズと言ったスリムボディが戦場で暴れまわっていたから、いささか鈍重に見えた。コンパクトフラッシュを採用していたのも新鮮味を減らす要因となっただろう。IXYデジタル400はその後、撮像素子がリコールの対象となり、対策を経ていない個体の稼働率は低い。キヤノンにしては珍しい軍配違いであった。

Img_3137  しかし、そこはキヤノンであり抜け目が無い。IXYデジタル400の登場の数か月後にはバッテリーを小型化してSDカードを採用したIXYデジタル30が登場している。これは小型の2.5型の300万画素級撮像素子に光学2倍ズームレンズを搭載したもので、IXYデジタル400と後裔機である枝番3型機に対する廉価モデルとして登場した。T-64に対するT-72のようにハイ・ロー・ミクスの布陣だったのだろう。実際には大して小型化していなかったのだが、キヤノンは枝番2桁モデルに可能性を感じたのだろう。一層小型化したバッテリーを選択して飛躍的にボディの幅を薄くした。これは中々感心な物で屈曲光学系のスリムボディ機に比べても劣るものではなく、電源ON時のレスポンスも素晴らしい物だ。流石、キヤノンである。撮像素子も400万画素級になり、光学3倍ズームを搭載するから打撃力も充分で、ソニー帝国の主力戦車であるサイバーショットTシリーズに拮抗するものだ。液晶ビュワーの小ささといったウィークポイントもあるが伝統的な光学ファインダーの搭載を評価する部隊もあっただろう。

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2011年8月 8日 (月)

NNC ナニワ カラーキットN 

Dscn1355  今年になって始めたフィルム現像だが、とても楽しい物である。勿論、いまだにリールの巻き込み失敗でフィルムの1/4くらいがパーになって、細川たかしの「心のこり(作詞:なかにし礼)」が脳内ウーハーに響くのだが、一方ではMDコンポからは「どびびーんセレナーデ(イタダキマン)」が心を支えるからメンタルバランスは上手いことなっているなあ。水を飲まずに旅をするサハラ砂漠のラクダに比べたら望捨てない諦めないである。

 初戦の問題は納戸兼暗室の遮光が不十分でリールの巻き込みが夜間しかできなかったのだ。ダークバックの自作も考えたが、それほど安くならなさそうだし、折角の撮影済みフィルムをパーにしてしまうのもナニだ。それに、結局ダークボックスに比べたら使い勝手は及ぶまい。それでネットオークションをマメにチェックしたのだけど、案外ライバルが多いのでイイ値段になってしまう。それに妙に送料が高いのも気になった。それで愛知県内の出品に狙いを付けて覚悟を決めた。それでも送料は高かった。ブツが届いて納得したのは想像以上にデカいのである。これなら余裕を持って取り扱えるだろう。

Dscn1718  それでフィルム現像の稼働率が飛躍的に上がった。そうするとカラー現像も試したくなる。そもそも、自家現像を始めたのはジャンボの0円プリント代が上がったからだ。カラー現像と言えばナニワである。拙僧はてっきり「ナニワ」が販売か製造している会社だと思ったらNNCがメーカー名だそうだ。難点は処理液の寿命が短いことである。キットは2回分の薬剤を同封しており、1回処理液を作ると36枚撮りフィルムが6本処理できるようだ。なのでカラーネガを撮り貯めることにした。

Image11  それで、まずは失敗してもいいネガから始めるのが利口だと思うのだが、拙僧はタナトスが強いようで肝心の海外旅行の物を対象にしてしまう。

 上がりは想像以上にいい感じに仕上がってしまったので嬉しいなあ。キタムラじゃ頼んでもこんな感じにしてくれまい。

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2011年8月 4日 (木)

マミヤ RB67用 250mmF4.5 蓮編

Dscn2130  マミヤRB67は、そのポテンシャルにもかかわらず、適切な担当戦域を割り当てられなかったこともあり稼働率は低かった。少ない撮影済フィルムを確認すると紅葉か花菖蒲しか撮っていない。拙僧には珍しくポジしか撮っていない。もっとも、カラーでネイチャーという分野はマミヤRB67に持って来いだろう。

Image9    シャッターが遅れる不思議なトラブルもあって250mmF4.5も稼働していないレンズだったのだが、中間リングを廉価に入手して具体的な被写体が浮かんできた。今後もマミヤRB67はポジで攻めたい。

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2011年8月 1日 (月)

フジフィルム ファインピクスF10

Img_2738_2  フィルムカメラ時代からフジフィルムのカメラというのは地味な存在であった。無論、TX-1/2とかGX680とか必要な方には替えられない魅力があるのだが、ルックスに魅かれたとかブランドバリューに魅力を感じて購入しましたというカメラではない。レンズならフジノンのネームバリューは一定の評価がある気がするが、フジフィルムはかなり廉価なカメラにもフジノンを与えているから一様に高級感を感じるまでには至らないと思われる。確実に言えるのはフジフィルムのカメラは価格帯なりの求められるレベルは異なりはしても、期待を裏切らない綺麗な写真を写すことだ。

Dscf0261  フィルムメーカーのフジフィルムがデジカメの黎明期から参戦していたのは興味深い事実である。コダック同様、メーカーならではの予見があったのだろう。DS-7の頃から色彩に対して並みならぬポリシーを持っていた。ユーザー層もDS-7とDS-8では発色の傾向が違うとそれぞれに支持者がいたくらいである。デジカメブランドとしてのフジフィルムが本格的に市場に浸透したのはファインピクス700であろう。画期的な高画質(当時)と紀香さんのキャライメージもデジカメ史の記録に残るものである。「あらゆる階層に良質な画像を」というフジフィルムの理念が実現した21世紀において、確たるものになったかと思えた。しかし、その後はどうも地味な地位に潜ってしまったようにも見える。勿論、廉価で綺麗なフジのデジカメは一定のニーズを確保していたのだが、パワーモデルに欠けるのだ(一眼レフを除く)。そんなファインピクスだが、本カメラの登場によって隠居の身に甘んじる意思のないことが明確した。

 安易に手振れ補正機能などに頼りみず、撮像素子と画像処理エンジンによって高画質・高感度・ふくよかなダイナミクスレンジといったベーステクノロジーを進化させた底力は好感触である。あえて苦情を申せば、もう少しセクシーな外観を与えていればパナやソニーを下すこともできたと思うのだが、そこはやはり影者のフジフィルムの性なのだろう。

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