カシオ エクシリム EX-S500
かつて「カードサイズ・ウェアラブル」、つまり着るカメラとしてセンセーションにデビューしたのがカシオのエクシリムシリーズであった。単焦点・固定焦点でマクロモードもないというプリミティブなパッケージングだったが、当時はレスポンスも遅くもっさりとしたデジカメが殆どだったからヒット作となった。その後、光学ズームレンズの搭載に当たってボディサイズが増してしまう。それでも当時の標準からすると随分コンパクトだったが、数値重視のガジェット好きからはいささか失望の目があった。
そこで登場したのが初代カードサイズに迫る超薄型ボディのエクシリムEX-S100だったが、前評判の割に市場の反応はイマイチだったようである。撮像素子が抑え気味の300万画素級というのは大した問題ではなかったと思う。問題はレンズが38~103mmF4~6.6とかなり暗かったことではないだろうか。丁度、パナの手振れ補正機構付きルミックスFX2/FX7が市場を賑わせていた。量販店の店頭は室内でそれほど明るい環境でないから、手ブレ補正機構が無くレンズも暗いエクスリムのブレた画像は購買意欲の低下を招いただろう。
それでカシオも悔しかったのだろう。1年も経たないうちに後裔機を送り出した。本カメラは撮像素子も奢って500万画素級になったが、なによりもレンズが明るくなった。それにアンチシェイクDSPという感度を積極的にあげて、しかもノイズを減少させる仕組みを取り入れている。
肝心の撮影結果がどうであるか、コンテンツもご覧いただきたい。
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コメント
>セセコマシイ飲み屋長屋。
これ、面白いですね。
ほんと何軒ノキを連ねているんでしょうねぇ?
昔の「ハモニカ長屋」とか「ウナギの寝床」とかそんな住居を思い出しました(笑)
投稿: nakky | 2011年8月30日 (火) 08時58分
どもども、nakky殿。
そうそう。この左側は細い路地になっていて、ハモニカみたいに店子が並んでいます。
この界隈はビジネス旅館が複数建っていますから、案外繁盛しているかもしれません。
投稿: Rikkie | 2011年8月30日 (火) 09時05分