パナソニック ipalm PV-DC3000
あらゆる日本ブランドの工業メーカーが元気がない。いや、元気がないなどという柔らかな表現ではなく、特に家電の分野では窮地に立たされている。無論、韓国や中国のメーカーの勃興である。今や北米の白物家電は日本メジャーメーカーを束にしてもサムソン一社のシェアに勝てないそうだ。そんな中でも日本ブランドが健闘しているのがカメラである。サムスンもシェアを伸ばしつつあるのだが、この分野ではまだまだ日本ブランドにプレミアムがある。
しかし、それも長くは続かないかもしれないな。ソニーやパナソニックの赤字や工場の閉鎖など、暗いニュースが日経新聞に踊る。
パナソニックのデジカメ参戦は比較的早かったが、ブランド力を持つほどのシェアは確保できなかった。クールショット等と言っても誰も知らないだろう。本カメラの立ち上げた「アイパーム」も知らざるブランドである。何せ一代で耐えてしまった。しかし、翌年には浜アユとライカレンズのルミックスで一挙に攻勢に出る。
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コメント
良くも悪くも素直な描写と思いました。
鮮やかな色を好む方には物足りないかもしれませんね。
投稿: KOH | 2012年12月24日 (月) 14時02分
どもども、KOH殿。
拙僧の稚写真を拝見していただいて、ありがとうございます。
たしかに、カラーネガで撮影したプリントに近い発色ですね。
パナソニックもルミックスでやっと本流に乗れます。
本カメラには、まだまだ、迷いが見られますね。
投稿: Rikkie | 2012年12月24日 (月) 15時51分
このデジカメは昔凄く欲しかった時代がありました。何といってもクリーチャーみたいな異次元のオーラを垂れ流しているそのフォルムが最高です。
このセンスは日本人離れしてます。それにしてもよくこのスタイルが通ったものだと思います。突き抜けたスタイルは大失敗と表裏一体だと思うんです。今のデジカメに魅力を感じないのは皆同じ顔をしてるというのもあるんですよね。
投稿: 大佐 | 2012年12月30日 (日) 16時14分
どもども、大佐殿。
この頃はパナソニックもスチルデジカメへの本格的な参戦には懐疑的だったのでしょうか。割とこじんまりやっていて、こんなぽっちゃりさんが躍っているようなスタイリングが通ってしまったのでしょう。
今のコンパクトデジカメはネームをテープで隠したら、どこのカメラか分からないでしょうね。それだけ、市場が成熟したのか行き止まったのでしょうか。
投稿: Rikkie | 2012年12月30日 (日) 16時30分