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2013年7月24日 (水)

Verite(?)

Dscn5074  ライトウェイトスポーツというジャンルがある。概ねモーター系のファンに心地よい響きがあるな。具体的には「峠だったら2st250ccのNSR、若しくはガンマの方がリッターマシンより速い。」という類だな。三河なんて言う田舎はツマラナイものだが、ピカピカのガンマやKRが見れるという点では楽しみである。それは、あながち気の迷いという物でもなく、実際に拙僧のオフロードマシンであるCRM250Rだって、タイトな峠では簡単にスカイラインクーペを抜くことは可能だ。これは別に拙僧の腕が良いという訳ではなく、2006年以降に生産した4輪なり2輪なりというのは燃費やら排ガス規制やら、面倒な事情を考慮しなければいけないのだから、それだけでハンディである。そういう意味で言うとGSX-R400SPを相手に奥多摩有料の下りでニンジャで勝つというのは、確実にマサキの腕によるな。

 ライトウェイトスポーツの発祥は多分、第二次世界大戦後の英国であろう。米人のようにオーバルコースで大排気量のヘミが良いというような単純な思考回路ではない英国人にとっては、タイトなコーナーを軽量ボディと非力なパワーソースで駆け抜けるのは快楽であった。そして、しばしば大排気量のベントレーを抜き去るのである。我々の様な幸いな東洋人は、単純に「お金は無いけど気合は負けねえ」で片づけるのだが、階級社会の厳しい英国人にとっては、上流階級のベントレーをオースチンだのサンビームだので抜き去るというのは格別な思いがあったのだろうな。階級社会の不合理で不条理な社会は、拙僧は直接接したわけではないが、直轄植民地であったカナダには住んだことがあるので、分からないでもないな。そういうのをいかに米人が馬鹿にしているかはサウスパークを見るまでも無く分かる。我が国では安アパートで生活費を削りながらポルシェに乗るというのも理解できなくもないが、これを国外で説明するのは厄介な仕事になるな。拙僧だって「I had one open car and 3 motorcycles.」なんて言おうものなら

「なんでお前は金も仕事もある日本から、カナダなんかに来たんだ。」

と北米だけではなく、中南米の方々に説明するのは苦労だった。オープンカーだってビートだし、単車にはレーサーのCR80も含めいているのだが。それでも、大したものだよなあ。

Dcp_0332  「ライト」を日本語に訳する「軽」となる。この「軽」という言葉の雅は何も我々庶民だけではなく、エグゼクティブな連中にも響いていたらしいのは、先の大戦前夜の軍用機にも見て取れる。あまり掘り下げると収拾がつかなくなるので大概にするが、戦前に効果を期待して実戦で全く役に立たなかったジャンルに軽戦車や軽爆撃機がある。ちゃんとした正規戦車や正規爆撃機ほどの打撃力は無くても、価格が半値なら効果は6掛けくらいあるだろうと思うのは国は違えど将官の人情という奴だったらしいな。つまり、「お金が無いから軽自動車のxxで満足するしかないなあ」というのは、我々民間人だけではなくて、税金を使う方々にも同様な次第だ。実際に戦争が始まると九五式軽戦車とかフェアリーバトルとかSu-2とかが、それはそれは酷い目にあったのは、我々も松本零士の漫画や岡田いさく氏の書で知っている。子供心に不思議だったのは一式戦闘機、つまり「隼」の存在だ。Wikiでは不思議と大した問題にしていないのだが、幾らなんでも7.7mm機銃ではリモート銃座まで備えた米爆撃機に対して不利だろう。最近の資料では対弾性も考慮して、零戦よりも先進的なプロパティを紹介しているが零戦の20mm機関砲に比べると大幅に劣るんじゃないかな。実際に二式戦闘機とか三式戦闘機とかと併用しているのは子供心に妙であった。つまり、当時の陸軍には軽戦闘機と重戦闘機の組む合わせ運用という思想があったらしい。現代で言うところのハイ・ローミクスだが、実際のところ隼の多くの生産型は12.7mm機関砲を搭載していたし、二式戦である「鍾馗」も12.7mm機関砲を搭載していた。隼を軽戦闘機として位置付けていたのは、当時の陸軍が12.7mmよりも口径の小さい銃器を「機関銃」と呼び、12.7mm以上の口径の銃器を「機関砲」と呼んでいたのに因するようだ。つまり「機関銃」を搭載するのが軽戦闘機であり、「機関砲」を搭載するのが重戦闘機なのである。官僚主義者の考えそうな簡単なロジックである。しかし、現実的には12.7mm機関砲2門と7.7mm機関銃2門を併用する二式戦闘機を「重戦闘機」とするのは厳しいかなあ。後のモデルでは12.7mm機関砲4門に変更になったようなのだが。北京の航空宇宙大学の展示ブースにP-47があるので見てほしいのだが、本物(という言い方は嫌だが)の重戦闘機は、それは立派な物である。拙僧は二式戦闘機の実物を見たことが無いのだが、同じ航空宇宙大学の敷地内にあるP-61ブラックウィドウを眺めると、ちょっと戦争でこいつを生産する国に勝つのは難しいと実感のだが。

Dsc_0029  トイデジカメというジャンルは今でも健在のようだ。そういう専門店のHPを見ると、エラク高い値付けでびっくりしてしまうな。だって、キタムラのちゃんとした800万画素の中古デジカメが2980円くらいで売っているのに、ヴィヴィターの「ViviCam 5050」が12800円で売っているのだ。ちなみに、このカメラと極めて似たカメラが525円でハードオフに転がっているのだが、拙僧なんて高いと思うから手を伸ばしていない。でも。ちょっと使ってみたい気もするなあ。

 デジカメの生い立ちは、何も「不完全な画像」を得るために生まれてきたわけではない。旧世紀にはデジカメは高かったのだ。130万画素級で満足に撮影ができるオプションをつけると、平気で3~4万円くらいした。当時はデジカメへの投資が割に合う物なのかよくわからなかったから、いきなり4万円を投下するのは簡単なことではない。それで1万円かそこらのトイデジカメが正規デジカメの代用品として流通することになった。この辺の事情は軽戦車や軽攻撃機の生い立ちと重なるだろうな。

 そういう事情をメーカーも察すると、トイデジカメよりも1~2段ちゃんとしたデジカメが登場するのだ。代表的なのはファインピクスA201だろう。これはレンズは固定焦点(パンフォーカス)で、ISO感度のゲインアップも限定的で安く作られたカメラなのだが、ちゃんと被写体に光が当たっていればかなり綺麗に写る。それに、これは重要なのだけれども、パンフォーカスだから速射性があって、単三電池2本使用だから極めてコンパクトなのだ。この頃のデジカメは「動くものは撮れない」と称される程レスポンスが悪かったから、この種のカメラの特異性は有効だった。こういうカメラをライトウェイトスポーツカメラと言っていいのではないだろうか。

 もっとも、本カメラは紛れも無くトイデジカメである。

 コンテンツもご覧いただきたい。

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コメント

まいどです Rikkie師匠。

"Light"ちゃ軽快な・軽やかな・・・イメージですが、
"軽"となると安っぽい・チープな感じがしますよね^^;)。
まぁ、そこがまた良いのですが^^)。

"軽戦車"の下に、"豆戦車"がありますね。
あんな物に乗せられて戦場に出された人達は、さぞや
気の毒だったでしょう・・・。

投稿: 鍛冶屋 | 2013年7月25日 (木) 18時30分

私の携帯電話より良い写りです。
色が良ければいいのになぁ。。。

横断歩道を渡るオネェさま方が撮れたので300円くらいの価値はある???

投稿: 横須賀与太郎 | 2013年7月25日 (木) 21時54分

どもども、鍛冶屋殿。

”軽”自動車となると貧相ですよね。我々が熱を入れたいた頃のアルトワークスとかホンダビートとかは、それなりにお金がかかっていましたが。勿論、乗ってみると色々な所に無理があって不良もありましたが、高望みしていましたよね。今や低望み。
”軽”よりも1~1.3L位のコンパクトカーの安普請さは気の毒ですね。拙僧がCRMでイイ気に走っているのも、周りがプリウスとかアクアとかフィットハイブリットとか麩菓子みたいな走りの四ツ輪だから勘違いしているんでしょうね。

九七式軽装甲車あたりも、割とひどい目にあっていますよね。そもそも、ヨーロッパ的な機動戦はアジアの密林地帯ではないにしろ、相手がM4シャーマンを続々と揚陸するんですから勝ち目はないですよね。
空冷ディーゼルとか、注目するポイントは多いのですが。

投稿: Rikkie | 2013年7月26日 (金) 09時49分

どもども、横須賀与太郎殿。

使っている時にはもっさりしたカメラで、いい印象は無かったのですが、撮影画像を今見返すと、そこそこちゃんと写っている場合もありますよね。

携帯電話ですれ違う女子を撮るのは、コンパクトデジカメで撮るよりもハイリスクなのでは。スマートフォンだと自然に見えるのだろうか。

投稿: Rikkie | 2013年7月26日 (金) 09時52分

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