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2013年7月 6日 (土)

チノン スーパージェネシス

Dscn4457  BMWを意識し始めたのは単車人生を始めて3~4年ほど経過してからだ。勿論、四ツ輪のBMWを既に知っていたが、全く関心が無かったから、そういう豚鼻の外車も走っている程度の認識だった。BMWのオートバイの歴史は古く、第一次世界大戦終結の数年後には成功作のR32を送り出している。恐らく、第一世界大戦の敗北で、航空機エンジンの製作が困難になり、オートバイで糊口をしのいだのだろう。基本的には、このシリーズがソ連(ウクライナ)のドニエプルとか中国の長江になって、21世紀もしぶとく生き残っている。

 拙僧がオートバイ雑誌を熱心に見ていた頃、BMWといえば水平対向2気筒エンジンのRシリーズとパラレル4若しくは3気筒縦置きエンジンのKシリーズだった。今ではお笑い草だが、当時のKシリーズのエンジンは縦置きでしかも90度寝ていた。つまり、プラグは側面から挿していてエキマニがヘッドから下に向って生えているのである。この方がシャフトドライブに有利だからとか言うが、結局のところ「日本車と同じレイアウトでは商売にならない」ということだったと思うな。今では、Kシリーズも常識的なレイアウトのパラレルエンジンを採用している。拙僧が欲しいと思ったのはRシリーズだった。勿論、オートバイを維持し走らせるあらゆる性能は日本車に敵わないことは承知だったが、あの水平対向エンジンに関心を持ったのだ。

 BMWのエンブレムと言えば、例のプロペラをモチーフにした円形の物である。実は、バイエルン州旗をモチーフにイメージ化したものらしいのだが、そういう話はBMWのオートバイにワザワザ乗る方の耳には届かないだろう。何故、水平対向エンジンに関心を持ったかというと、それが空冷星形航空機エンジンを髣髴させるからである。つまり、左右の水平2気筒を残して、他のシリンダーを排除したのがBMWのオートバイのエンジンなのである。BMWの航空機エンジンといえばFw190だろうな。ドイツ機としては異例の空冷エンジンだが、我々日本人にはなじみが深い。なので、BMWのRシリーズに心頭する方はどこかでFw190の夢を見ている筈だ。ところが、そのFw190はわりと早い段階でユモの液冷エンジンに換装されたそうだ。パッと見は空冷時代と見分けがつかないので拙僧も気づかなかった。そもそも、ドイツの一流エンジンといえばユモであり。なんたってMe262のパワーソースがユモである。次がメルセデスのDB601。つまり、Bf109のパワーソースだな。日本もライセンス生産しようとしたが、当時の日本の技術ではハードルが高く、三式戦が残念な結果になってしまったのが惜しい。それで、格としてはその次あたりに位置するのがBMWだ。ナチスがフォッケウルフに「補助戦闘機」を作らせのも、ユモやメルセデスのエンジンが需要過剰で不足した場合の為にBMW、若しくは空冷エンジンを指定たとも言われる。BMWのジェットエンジンと言えばHe162となるが、どうも安心して操縦できる飛行機ではなさそうだ。

 なので、BMWのフォロワーの方が淡く思っている航空機エンジンからの血脈と言うのはかなり怪しい。でも、中島飛行機から枝分かれした富士重工が、やっぱり水平対向エンジンで大いに評価を受けているところを見ると、それなりに通じる航空機メーカーとしてのノウハウや企業文化があるのだろうか。

Image129  それで本カメラである。本カメラはいわゆるレンズ一体型一眼レフカメラだ。本カメラの前には「スーパー」がつかないジェネシスがあるのだが、これはレンズシャッターを搭載している。それが、何故、本カメラに至って金属膜のフォーカルプレンシャッターを搭載したのかはよくわからない。それこそ、外観からみたら、シャッターの形式が変わったことなど分からないし、本カメラのユーザー層からしても、そんなことを気にするとは思えないな。

 チノンも技術のあるメーカーであって、殆ど知られていないがレンズ交換式AF一眼レフカメラも発売していた。もっとも、拙僧も文献で知っているだけで実物を見たことが無い。レンズ一体型一眼レフカメラは「補助一眼レフカメラ」として、レンズ交換式AF一眼レフカメラに手が届かない層、或いは重く嵩張るカメラを敬遠する層に一定の評価を受けた。もしかしたら、本カメラをベースにレンズ交換式へと換装も考えられたのかもしれないな。それでも、「馬車馬」としてタフな戦場を駆け巡ったFw190と本カメラを道立で並べるのは無理があるか。

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コメント

このカメラ、一時期借りて使ってました。
カメラまかせでも失敗が少なくて
結構使えるカメラでした。一眼レフとしては
軽かったし。
望遠はフレアっぽかった気がします。
夜や室内とかホワッとしてましたね。
ちょっと前に写りはすごく気に入っていたけど
28mmだけだと使いにくかったので
DP1Xを売って、なぜかキヤノンのS100を買ったのですが自分には
全然合わなくて、また売って初代Dp2を買って
動作確認以外でまだ一枚も撮ってません。
迷走してます。

投稿: はし | 2013年7月 6日 (土) 10時36分

どもども、はし殿。

流石、はし殿ですね。拙僧はすっかり忘れていたのですが、本カメラは軽いです。つまり、オリンパスのLシリーズと比べて。L-3なんてエラク重くてレンズ交換もできないから頭にきちゃいますよね。写りはイイですけど。

拙僧もロクに稼働しないですがシグマDP-1は処分できません。やっぱり、写りだとシグマDP-1が最高なんですよね。ただ、ボディが最低なので事実上、MFでしか撮れない。旧世紀デジカメ並みですね。

はし殿のように被写体を真正面に接するにはDP-2の40mm相当のレンズの方が都合がよさそうです。タダでさえあてにならないAFが、被写界深度が浅くなって使い勝手がどうなのか、関心深いです。

最近のDPメリールとかは良くなっているんですかねえ。

投稿: Rikkie | 2013年7月 6日 (土) 15時10分

無印DP2はファームアップを繰り返して
結構使えるくらいのAFにはなってますね。
案外合いますし、速度もまあまあです。
半押ししたとき画面が止まって、
ピントがあうとふたたび動きだすので
その間のコンマ何秒かは被写体の状態が
わからなくなりますけど。
液晶画面の画質がショボイ過ぎです。
でもDPシリーズはボディはショボくても
正統派な操作性なせいかわかりやすいです。
ペンタックスにちょっと通じる印象ですね。
オリンパスのペンデジ借りてみたときは
操作に面食らってしまいオレもジジイになったと
ガックリきました。

投稿: はし | 2013年7月 6日 (土) 18時01分

どもども、はし殿。

むむむ、はし殿の要求に見合うとなればDP-2も関心深いですね。写りは最高ですからね。
そういう意味で言うと、確かにDPの操作系は我々の常識的なものですから、AFが残念でもフォーカスを3mか5mに固定して撮影しても、大抵の場合は満足な結果ですね。考えてみれば、拙僧がMF一眼レフに28mmmをつけても、ロクにフォーカシングなんてしないで固定ですからシグマも想定範囲のうちなのでしょう。コンパクトデジカメの液晶ビュワーだって、大して当てにしていないですしね。

この間、パナソニックのG1を手に取ったのですが、こんなもんでいいかなと思いました。
最近の若い連中は撮った画像を印刷もしなければネット上にアップロードもしないんですよね。大容量のメディアに記録して、カフェで交換しながら液晶ビュワーで鑑賞しています。下手にネットにアップロードしたらクレームが来ますからね。呑気に画像をアップロードするのは、拙僧の様な喧嘩Okの中年ばかりです。

ニコンもその辺が理解できるとイイのですが。リコー/ペンタックスは分かっていますね。

投稿: Rikkie | 2013年7月 6日 (土) 20時29分

これはまた希少種ですな(はじめて見ました)。
大胆なカッティングが実に格好よいです。
この時代ならコパルスクエアが使えるからコスト的にはレンズもフォーカルもそれほど変わらないと思いますがどうなんでしょ。やはりセールス的にはフォーカルの方が売りやすそうだし。

投稿: 大佐 | 2013年7月 7日 (日) 20時37分

どもども、大佐殿。

「スーパー」が付いていないジェネシスは頻繁に転がっていますけど、スーパージェネシスはあまり見かけないですね。拙僧も、どういう経路で入手したのかは忘れました。

「常時開放していなければならない電子制御レンズシャッター」とコパルの汎用品のどちらかが安いかは興味のあるところですね。電子制御の方がソフトウェアの微々たるカスタマイズで、数多のブリッジカメラの採用する汎用品が使えると思ったのですが、そうでもない気がしますし。

そういう意味で言うとチノンにしてみれば「フィルム室を開けた時にシャッターが見れるのが嬉しい方はスーパージェネシスを、そうでないかたは無印ジェネシスを買ってほしいな。」という事なのでしょう。

投稿: Rikkie | 2013年7月 8日 (月) 09時31分

ちょこっとだけDP2で撮ってみて現像してみました。
やっぱり暗いところは苦手ですね。
https://picasaweb.google.com/hashi8888/DP2#

スーパージェネシスがフォーカルプレーンになったのは
シャッタースピードを稼ぐためかもしれないですね。
といっても1/1000秒らしいですけど。レンズシャッターのジェネシスは1/300秒だそうなので。
プログラムラインにスポーツ向けのもあるようですし

投稿: はし | 2013年7月 8日 (月) 13時38分

どもども、はし殿。

御写真を拝見しました。
実は自分ではロクにDP1は稼働していないんですよね。自分で撮った画像も久しぶりに見返してみました。
DPの画像っていうと殴られたようなビビットな発色と目が居たくなるような結像と思っていたのですが、そうでもないですね。勿論
否定的な意味では無くて、深みがありますね。これはやはりレンズが違うので被写界深度の浅さを狙ったデザインなのでしょうか。

確かに高速側を止めたくてフォーカルプ連シャッターを搭載したのは有りえますね。この種のカメラでシンクロケーブル繋いでバルカーを焚くというのは無いでしょうから。

あの「スポーツモードアイコン」は自慢げですよね。

投稿: Rikkie | 2013年7月 8日 (月) 16時18分

どもども。ご無沙汰です(^^)

この手のカメラは疎いのですが
これはよい形状ですね。キャノンとかオリンパスは
前後に伸びてバズーカみたいな形状になって行きましたが、
これは適度な長さで違和感がありません。
これでシャッターがフォーカルプレンということは
一般的な一眼レフの縦走りの?でしょうか?
わざわざモデルチェンジで大掛かりな仕様変更するのだから
何かの布石だったんでしょうね。

BMWのRシリーズいいですね。
お決まりですが、R100GSなんか欲しいですね。
慣れるまで脛打って泣きそうですが(^^;)
以前少しだけ、旧RシリーズのR80だかを乗らせてもらったのですが、
私の乗り方だとシリンダー(キャブかも)に脛をコンコン打って痛かった記憶があります。
慣れれば大丈夫なんでしょうけど。

K100乗ってました。初期の2V「走るレンガ」ですね
もうだいぶくたびれきった中古車でしたから
新車時の感触はわかりませんが、
日本車との違いは大きいですね。
新車時は当時170万くらいしたので
高級車だった面影は細部に感じられましたね。
縦置きの四発エンジンはインジェクションで始動性がよくて
低重心がきいて乗りやすかったです。
近所の買い物にだしても嫌にならない大きなカブって感じでしたね。
あ、峠道には行く気にならなかったですね
古くて脚がフワフワしていたので、そーと乗ってました(^^;)
Kシリーズのエンジンは車みたいで気に入っていたので
縦Kの最終モデルとかに乗ってみたいですね。
パラレバーとテレレバーにも乗ってみたいですし。

今はシングルの小さなBMに乗ってますが
足がフワフワするのはBmらしいところですかね。
遠くまで走って疲れないというのは
なるほどと思います。

投稿: ボロッソン | 2013年7月 9日 (火) 14時08分

どもども、ボロッソン殿。

ボロッソン殿の小細工なしでクオリティの高いモノクロ写真の更新も楽しみにしています。先日、えらく久しぶりにプロもモデル撮影をしたのですが、拙僧の腕が上手いとか下手という前にカメラのコンディションが悪く、イチイチ光線漏れしたり、未露光だったりして泣きそうです。それも、自分の管理不足のせいなのですが。

Jetは意外と使い勝手がいいですよ。見てくれよりも随分軽いんですよね。なのでISO400以上のネガをつめていればたいていの場合問題なしですね。気さくなイイ奴ですよ。問題はオリンパスですよねえ。特にL-3は重過ぎますよ。拙僧は1回の戦闘で、コンパクトデジカメも含めると半ダースくらい動員するのですが、L-3を稼動させるとなると広角か標準の短焦点レンズをつけたMF一眼レフ2台の導入をあきらめる必要がありますね。拙僧は八王子に住んでいたことがあって、オリンパスとコニカ(とコーワ)は近かったので少し情報が入ってきたのですが、オリンパスには神格化されたエンジニアさんとうのがいらっしゃったらしいです。その方がハーフ判カメラとかコンパクトカメラ、有名一眼レフシステムで成功を勝ち取ったので、誰も文句が言えないという環境があったらしいんですよね。真偽のほどは知りません。キクマツヤの近くの牛丼屋で、そのような会話をなさっていた方がいらっしゃったというだけの話です。その神格化されたエンジニアさんが少なくてもOM707あたりまでは直接口を出した。若しくは、AF一眼レフのニーズを完全にナメテイタようだと、その素性の知れない2人組のサラリーマンが特盛牛丼を食いながら話していたんですよね。その神格化されたエンジニアさんが設計した有名一眼レフが小型で軽くて使いやすいっているので評判がいいのですが、それが自分が使いたいカメラを設計したって言うのが伝説なんです。伝説って言ったって、「あのNSR50(エンジンは80cc)のXX先輩マジやべえよ。正丸の下りでガードレールにメット擦っていたよ。」という程度の伝説なのですが。それで、もしもその神格化されたエンジニアさんに会う機会があったら、「あんたL-3を2台(片方にはワイコンかテレコンをつけて)首にぶら下げて高尾から八王子まで歩いてみなよ。誰が使いたいんだよお。」と、言いたかったなあ。
ちなみにニコンのコシンューマー担当の方と話したことはあります。その時には「本当のところ、ニーズは女性層ですよ。男は女に金を使い、女は女に金を使うじゃないですか。プロネアSはコンセプトは間違っていないですよ。APSが駄目だっただけで。」というようなことを安ワインを飲みながら話したことがあります。そしたら、

「そうなんだよ!肝はF層なんだよ!偉い連中は分からなくてねえ。(実際にはニコンの方は、こんな下品な表現ではなかったですが)」

と、おっしゃっていましたね。気苦労も多いでしょう。最近のニコンは世間を分かったようですが、そろそろキムタクの次を探さないと、またMAXの二の舞になりますね。

K100は足が駄目ですか。妙に納得のいく話です。そういえば、当時のニフティのパソコン通信の輸入2輪車フォーラムでも「リッターのカブだ」という表現をしていましたねえ。

Fはあるんじゃないかと思っているんですよ。無論、シングルの奴です。口ではSZR6なんて言っていますが、あんなものは東海3県で3台くらいしかないでしょうしね。SRX600(セル)でも良いんですが、これも程度のいいのは少ないでしょうからねえ。2006年以降のミドルクラスは、あらゆるジャンルで走りは全くCRM250R(’96)に敵わないらしいんで、新世紀ぎりぎりの程度のいい10年落ちのFはあるんじゃないかなあと思っているんですよね。ただCSはスタイリング的にかっこ悪いし、GSはすごくカッコイイんだが、拙僧がオフロードに未練がないので仰々しいのとホイールのサイズがねえ。拙僧のバトルレンジは60~80km/hのタイトコーナーだから、振り回すのは重いかなあとも思うのですが。

そんなことよりも仕事を探せよって話ですよね。

投稿: Rikkie | 2013年7月 9日 (火) 17時45分

BMWの二輪にご関心がお有りであれば、毎年夏に長野県白馬村で行われるBMW MOTORRAD DAYSに来られてはいかがでしょうか。
免許証を提示して誓約書にサインすれば誰でも無料で試乗できます。予約枠に限りがあるので乗り放題とはいきませんが、1日で5,6台は乗れるでしょう。
BMWの二輪各モデルの基本構成や性格付けは年式により大して変わりはしないので、現行モデルの試乗でも大まかな感じはつかめると思います。
会場は当方の大町前進基地より至近なので、宿泊の心配はご無用です。

投稿: 猫印 | 2013年7月 9日 (火) 22時28分

お世話になります、猫印殿。

魅力的な御提案、ありがとうございます。
8/24~25ですか。白馬を流すには良いでしょうなあ。
BMWの公式HPを見たんですが今はSシリーズがあるんですね。

拙僧が関心を持ったのはF800Rです。でも、中古でも90万円するので、ちょっと手が出ないですよねえ。
たまにTRX850を30万円くらいで買ってきて20万円くらいでリフレッシュしたら良かろうか。と考えるときがあります。
最初からF800Rの認定中古を買った方が後悔が無いとも思います。

シングルのF650なら、かなり安くなっちえるケースもあるんで気を引きますよねえ。

投稿: Rikkie | 2013年7月10日 (水) 05時52分

どもども。
休止状態ですみません(^^;)

神格化されたとは※谷氏でしょうか。
企業も世代を重ねていくと
必ずそういう状態に陥るものですね
正解が正しいとは限らないのは何処の世界も同じですな。
もしかしたら、氏の逝去と入れ替わるように
デジタルペンが出てきたのは何か関係があるのでしょうか?

氏は今のデジタルペンの開発は知っていたんでしょうかね。
デジタルカメラには詳しくありませんが、
オリンパスはデジタルペン登場までと以前では随分変わったなぁと思うのですが。

K100は初期型はパラレバーじゃなくて普通のシャフトドライブのモノレバーで、
4バルブの後期型からパラレバーになりました。
まぁ20年落ちくらいのバイクの足回りなんで正当な評価かどうかは自信がありませんが(^^;)

そのシングルのFは
やっぱり楽ちんですよ。
最高速は 400マルチに勝てませんが、
回して楽しいシングルぽくないエンジンです。
FはツインのエンジンのF650GSがでてから
Gシリーズとして現在も継続販売していますので
古いのを買ってもある程度安心して乗れると思います。
私のは02式です。
よくご存知の正丸峠のような荒れた舗装林道を走るなら
ピッタリかもしれませんね。
私もその辺りの狭いところ大好きなんで。
ただ、基本はツーリングモデルなんで
遠乗りしてなんぼのところがありますよ。
キャンプ道具積んでうろうろってのがベストなつかいかたですえかね。
単順に速さを求めたら600クラスのモタード車とか600マルチのCBR600とかのほうが
狭い山道なんか最速です。

F六シングルの一番の長所はランニングコストが安いことですね。
燃費はツーリングで27・8km/L(頑張れば30いくかもしれません)、
通常メンテは特に難しくはありません。
オイル使用量も少ないし。
タイヤもバイアスのチューブタイプなので割りと安く交換できます。
オフのタイヤ交換できるなら17インチのリアタイヤも自力交換できますよ。
フロントフォークはSHOWAの日本製でシール類も国産車のものが流用できます。
中古部品があんまり流通してないので転倒したときの外装類が高くつくのが
マイナス面ですかね。まぁオフ行かなければそんなに転倒することもなさそうですが。

中古で買うときはパニア付をお勧めします。
この純正パニア自体がふざけたくらい重たいのですが、
あるとないではロングツーリングの時に随分ちがいます。
あと、ABS・グリップヒータは無しで
(あると壊れたとき面倒くさいです。私のはついてるんですがABSはいらないですね)
あと、ダカールのハイシートがついてたら言うことないです
中古でいいものがあったらお勧めです(^^)/

投稿: ボロッソン | 2013年7月10日 (水) 13時05分

どもども、ボロッソン殿。

やはり、ボロッソン殿は拙僧が睨んだ通り「本当のところのアレを体験的に知っている」方でございますな。いえ、詮索は致しません。御写真に滲み出ております。

オリンパスのくだりはねえ。あれは八王子の駅前通りの「なか卯」で聞いた話ですしねえ。西八王子のラーメン屋だったかなあ。信頼性は無いですよ。ただ、IZMなんて見ると「俺の作りたいのはこれじゃねーんだよ」と訴えかけてきませんか。IZM330辺りは達成感が感じられますが、不本意感も無きにしも非ず。コニカが「サテライト」呼ばわりされてから、フィルム時代の技術者は苦労していた(いる)ようですね。拙僧もTOYO川サイトで仕事をしたことがあるんですが、あんな人扱いの粗い現場は無いですよ。二度と複合機とかいうジャンルの仕事はしたくない物です。これはアウトの話かなあ。


拙僧の師団にも定期的にBMWからパンフレットが送られてくるんですよ。あれ?今年は無いなあ。見限られたか。正直に言って’02のGはラブリーなんじゃないでしょうか。パンフレットを見ても、こういう単車を使いこなせるようになったら排気量とかキロワットとかツマンねーことに煩わされずに人生を生きれるのではと焦がれました。でも、拙僧の腕では無理でしょうねえ。

CBR600は本気で速く走ろうと思ったら最強ですよね。中央道の八王子~勝沼間とか走りたい。いや、本命は青梅秩父線の名栗からの下りか。拙僧には20代から懇意にしている女子がいましてね。知り合ったのが相模原の河川敷と言うのが所詮の拙僧の属性を表しているのですが。シェルパ250に乗っていたんですがサブマシンがCBR600。どっちがサブだよって話ですが。いえいえ、ややこしい関係になろうと思ったのではありません。当時は彼氏もいましたしねえ。ただ、25歳の拙僧からすれば30歳女子で600回しているのはカッコいいじゃないですか。それに拙僧はほど良い感じの変態だったので、がっつり付き合うとよりは酒の席とかでギリギリOkのセクハラをしても許してもらえる方が楽しかったんですよね。服の上からブラを外すくらいしかしていない。今から考えるとギリギリ、Outかなあ。

いえ、女子の話ではなく単車の話です。拙僧の主力はスズキGSX400Rインパルスでした。荻窪から下井草、八王子と落ち延びていくのですが、若さもあって大して気にもしませんでしたね。インパルスも良かったですよ。第三京浜でよーいどん、すると出だしではZRX400よりインパルスの方が速かったですよ。でも最高速の伸びで港北くらいでZRX400に抜かれましたねえ。しかし、四ツ輪が込み入っているとインパルスが有利。速えなあと思ったのはザンザスですねえ。あれは速かった。XJR400なんて話にならない。それで女子なんですけど、神奈川に住んでいましてね。結構な良家らしいんですど素性は教えてくれない。15年くらいの付き合いになるんだけど。SV650を買いましてね。当時の彼氏が隼だったのでスズキ繋がりですか。旧世紀にはあったじゃないですか(あ、ZZR1100Rな気がしてきた)。それで、拙僧が結婚した後に彼氏と別れましてねえ。ブラボーと思いましたよ。それで浮気をしたいとか全然思わない。拙僧はリベラルな変態なのでほど良いセクハラの方が遥かに楽しい。拙僧がカナダでの屈辱的な生活を経て1年くらいのブランクが空いていたんですけど、メールを投げたら割とスイーティな返事が返ってきて嬉しかったですねえ。

女子ではなく単車の話ですよね。拙僧が関東圏のマスツーリング倶楽部に所属していた時に、路面が荒れているとか、極端にタイトなコーナーが続くとか、条件の悪い時には拙僧は効果を発揮していました。「スピードはともかく、寝かし方は半パねえっすよね。」と言われて嬉しかったのですが、あれは褒めていたわけではないですよね。GSXR1100のねーさんがいて、これが速い。麦草峠の登り、つまり佐久側からですが視界から消えないのがやっと。バトラックスのバイアスだと滑るんですよ。あそこは林道の入り口で砂が浮いているし。それで「ねーさんは滑らないんすか?」と聞いたのですが、「楽勝」みたいなことを言うんですよ。見たらリアタイヤが消しゴムみたいに削れている。こりゃタイヤのクオリティが違うわなあと思いましたね。そのねーさんは、CBR600の女子とは違いますよ。その女子はCBR600とSV650のどちらかは処分したって言っていましたね。シェルパは大分前に処分したって言っていました。考えてみたら、拙僧が結婚して以降、その女子とは拙僧が帰郷の際に酒に誘うのですが、よくよく考えてみたら単車に乗っている姿は10年以上見ていないなあ。誘うと「他の女の子も誘うね」と気を利かせてくれるんですが、拙僧は二人っきりでもいいのになあ。そこは上手くいかないところですわ。それでも、他の連中がやたら遅刻したりして、二人でワインを1本空けたりしました。神は拙僧の善い行いを評価してくださっているのでしょう。

あ、単車の話です。グリップヒーターの効果は拙僧も知っています。八王子時代に地元の素性の良い方の友人から5万kmくらい走ったXR-Bajaを譲ってもらったんですよね。1万円くらいは払ったかなあ。3月の塩山でも手元だけは春でしたよ。その5万km走ったXR-Bajaなんですが、サスペンションとかは色々とヘタっているんですけどエンジンは絶好調。友人はマイクロロンで丁寧にナラシをしたからっていうんですが、2013年の現代から考えるに、そういう問題ですかねえ。ただ、彼は生真面目で納車してスグに中央道から名古屋に向かって走り、帰りは東海道を走ってナラシを終えたっていうんですよね。そりゃロードライダーの漫画の話ジャンてかんじですよね。結局、彼の生真面目な性格がホンダのパワーを引き出したのではと思えます。XLRじゃなきゃレースに勝てないっていう連中もいましたが、拙僧はセルの付いたXRじゃないと嫌ですよ。あと、なんとかっていう特殊な電極を持つプラグは本当に効きましたね。丸い輪っかの中央に点火点のある。超低回転で粘る。あっしの様な下手は神奈川のコマツ(神奈川はコマツですよねえ?)の試験場で行われたレースでは、不本意ながらKDX200SRで出場したのですが、当時は2stがサイレンサーを替えただけでエキスパートクラスになっちゃうじゃないですか。あんな頭のネジが数本抜けている連中と一緒に走るのは嫌ですよ。それでワザワザ、ノーマルのサイレンサーを定価で買ったと記憶しているのですが、Bajaで出場した気がしてきた。まあ、その辺は今年の8月に例の神奈川の女子と会うので確かめます。

神奈川の女子は彼氏と別れ、拙僧が今41ですから今は46くらいですかね。一生結婚しないで、拙僧の脳内アイドルでいてくれと思っていたのですが、最近のメールで

「最近、犬を飼い始めたの。犬が死んじゃう頃には私もおばあちゃんだけど、一緒に歳をとるのも楽しみ。」

というようなメールが返ってきたので、これは結婚を諦めたなとガッツポーズですわ。

ちゃんと単車の話が通じているだろうか。

投稿: Rikkie | 2013年7月10日 (水) 20時50分

どもども。
いや、そんなに物知りではないので
貧乏ですし、本物など知る由もありません(^^;)


※谷氏は
当時も今も女子カメラの代名詞のようなペンの産みの親ですが、
実はあまり女子的思考があったとは思えない部分もありますね。
また、あまり魅力的なレンズがオリンパスにないのは
意外と光学系に疎かったのかなと。
いや私のようなど素人が言えることではないのですが・・・(^^;)
※氏の代表作はいずれもカメラ自体の総合的なパッケージが評価されていますが、
写りそのものを高く評価されたものは少ないのかなと思います。
(まぁ写りの評価に公平性を求めるのははなかなか難しいですが)
もしかしたら、XAがもう少し大きくて不細工でも
魅力的な写りのレンズが入っていたら・・・・
いや、その評価は高くなかったかもしれませんね(^^;)
まぁ、私のようなど素人が言えることではないのですが・・・(^^;)


あ、バイクですね。
まさかRikkieさんの女性遍歴が聞けるとは思いませんでした(笑)

ツーリングで速いのは明らかに大排気量車です。
加速が早ければだいたいはやいですよ。
知った道を往復するのであれば話は違いますが、
初めての道を通過するなら
コーナーリングスピードが生命線の小排気量バイクはよいペースを保つのは難しいでしょう。
リッタークラスのバイクのほうが、ゆっくり曲がってドンと加速するので
楽に早く走れます。
そのお姉さんのGSX-R1100が速いのはそういうことかと思いますよ。
その点、F六はそんなに加速よくありません。
並レベルですね(^^;)400マルチクラスです。

たまたま家庭の事情が変化して
ロングツーリングの回数も減ってしまったころに
250のオフ車を譲ってもらったので

それで、近所の林道に行くようになったんですが、
一緒に行く方が、これがトレッキングとか言うペースじゃないので
必死で走るんですが、たまに行く位じゃ
まったく駄目で。まっすぐ走っててもこけそうになる始末です(^^;)

んで、家庭の事情で二年くらい林道も休止してて
近所の 買い物程度の稼働率となった次第です。


もう、今となっては
のんびり楽しめればいいかなぁと(^^;)

いつか山梨か静岡辺りでキャンプオフしたいですね~。
Rikkieさんにオフのテクを伝授してもらいたいです


投稿: ボロッソン | 2013年7月11日 (木) 16時54分

どもども、ボロッソン殿。

ボロッソン殿とキャンプを囲ませて頂ければ素敵ですねえ。8月は父親の49日が入っているので少し涼しくなった秋の初め辺りに。

ちなみに拙僧はオフロード感覚ゼロですよ。まるでのび太君。いや、過去にひとまず60分のEDを完走したのは夢じゃないし、写真も残っているから妄想ではない筈なのですが、全くオフロードは走れないですね。常に徐行です。妻と一人で山に入らないと約束して、3~4年はオフロードは走っていなんじゃないかなあ。
速い遅いは兎も角、ひとまず桶川とかファミリーフィールド小湊を一人で走れたはずなんですが。小湊なんて、拙僧が行った時にはコースでは無くて、何かの施設を作ろうとして放り投げただけの荒地でしたよ。

むしろ、タイトなオンコースでGのボロッソン殿に、どの程度まで拙僧が追いつけるのか楽しみですね。

単車は速い遅いを真面目に考えれば排気量ですよ。でも、GSX-R1100を使いこなすってイイ感じじゃないですか。名古屋というか三河の単車を乗っている連中は、いい単車は乗っているんですよね。でも、スニーカーだったり、ペラペラのグローブだったり、そもそも素手だったりするのは拙僧の感覚と違ところです。拙僧のCRMでもちょいちょい付いていけるんですよ。流石に隼やヤマハR1を性能なりに走らせている連中には敵いませんけど。それでもマスツーリングの中では前半に居ることができます。直線で抜かれるんですよね、特に登りの。それで、コーナーや4ツ輪に引っかかったタイミングで抜くんですが、やっぱり直線で抜かれてしまう。

「こういう(ブロックパターンの)タイヤで80km/h以上のコーナーって怖くないんですか?」

そんなの怖いに決まってるじゃん。リアは兎も角、フロントはどこすっ飛んで行くか全く見当がつかないよ。タイヤぐらいは来年のシーズンまでにはバトルウィングにしたいものです。

そういう意味で言うと、カリスマ氏がリードを執ったのはXAでXA2は引き継いだかもしれませんね。一般的にはXA2の方がレンズ描写の評判がイイですよね。拙僧も断定するほど使っていないので、何とも麩菓子みたいな言葉で申し訳ないのですが。

女子的思考が無いというより、舐めていたんじゃないでしょうか。これは拙僧が勝手に思い込んでいるんですが、カリスマ氏さんが御崩御した時の雑誌のコンテンツに、ちょっと微妙な言い回しを感じるんですよね。つまり、ライターさんの

「これでE-330を無理して褒めなくても済むわあ。オリンパスもこっからが見どころだな。」

という意味合いが無きにしも非ず。

これは完全に拙僧の妄想ですけどね。

投稿: Rikkie | 2013年7月12日 (金) 15時53分

あ、こういう描画なのですね!福眼で在ります。スーパージェネシス発売の当時はカメラに関心を失っていて知りませんでした。数年前に私がブリッジカメラに凝っていたときには、欲しい人が多く、球数の少ないスーパーが付く方はなかなか手が出ませんでした。

初代の時は、私が「サムライ」の販売員でしたので良く覚えています。CHINONのてかてかの真っ黒な促販用のウィンドブレーカーも、CHINONのメーカーさんからもらいました。

初代ジェネシスの手動ズームに魅力を感じつつも1眼レフなのに赤外線AFであるという悩ましいスペックに、89年に、型落ち前後のころ1万9800円という破格の安値でも買いませんでした。「この値段だったら俺でも買う!!」とCHINONのメーカーさん」もいっていましたが、でも1眼なのに赤外線AFだからなぁ、、、といったら、そのことをCHINONのメーカーさんは知らなかったらしく「意味ないじゃん!!」と言っておりました。

今から考えると赤外線AFであるインフラフォーカスを真っ先に開発したCHINONであるからこそ、価値があるのかもしれませんね。

スーパージェネシスの柔らかい描画、しかしきっちりしている描画も面白いですね。

投稿: | 2013年7月13日 (土) 23時26分

↑↑↑すみません、これ私の投稿です。

投稿: 横須賀与太郎 | 2013年7月13日 (土) 23時27分

どもども、横須賀与太郎殿。

本カメラは浅い絵作りをしますね。良く見ると、ちゃんと狙った被写体にピントが合っているのですが、どこかしら画面の押しが弱いですね。
その辺のさじ加減のバランスが、チノンファンが支持しているのでしょう。安プラカメのジャンルでも、チノンは良い値段をつけていますしね。

ジェネシス(初代)もどこかに転がっている筈なので発掘していのですが。

投稿: Rikkie | 2013年7月14日 (日) 04時24分

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