« キヤノン パワーショットS45 | トップページ | パナソニック ルミックスDMC-LZ10 »

2013年8月21日 (水)

トキナー 135mmF2.8 (MCマウント)

Dscn4113先の大戦で東京は焼け野原になった。実際に、米軍が撮影した焼夷弾で街が焼けていくフィルムは残っているし、我々の時代の社会の教科書には草木も映えないモノクロ写真の荒地を掲載していた。あれも、俯瞰で撮影しているからF13(B29の写真偵察型)の物かもしれないな。しかし、こういうことを言うのは不謹慎なんだけど、本土が地上戦にならなくてよかった。これが、沖縄や広島・長崎での尊い犠牲に上に成り立ているのを、やっぱり忘れてはいけないな。最近、無料動画でアメリカが撮影したにしろソビエトが撮影したににしろ、ベルリンを初めとした全国土の殆どで地上戦が行われたドイツの酷さを写した映像を見ると、目も当てられない。ベルリンを破壊つくしたソビエト軍が、万が一でも日本本土に上陸する事態になったら、その悲劇は測りきれないだろうな。そういう意味で言うと、あと2ヶ月終戦が早ければ、多くの命が助かった筈だ。そういう思惑もあったようなのだが、拙僧の責任では誰が悪くて頓挫したのかを述べることはできない。

Image129 大空襲のあった東京、名古屋、大阪が焼け野原になったのは事実ではあるだろう。しかし、戦後数年でその後の復興の礎となった多くの企業が興っている。これは、アメ兵も酷いことをやっただろうが、ドレスデンのレールの敷石まで略奪して持って行ってしまったソビエト軍が駐屯するよりは幸運だったと言えるのではないか。拙僧は二輪を含む自動車業界とカメラ・レンズの光学機器業界しかよくわからないが、終戦の1945~1950年の間に多くの企業が勃興し、そして1950年以降に大きく躍進するのだ。つまり、朝鮮戦争の勃発である。これで、半島で傷ついた軍用車両を修理、またはストック部品の製造などで大いに日本は潤ったようである。当時の最新機器には欠かせない光学機器も戦争特需で後の経済基盤を強固の物とすることができた。ニコンとD.D.ダンカンさんとの幸運な出会いも、我々は伝説として記憶に残している。

Image118 そんな、朝鮮戦争が始まった1950年にトキナーの前身である東京光器が興った。民生用交換レンズの発売はちょっと遅れて1959年である。つまり、朝鮮戦争で景気が良くなった日本人が、念願の自分用高性能カメラを買えるようになったのだろう。初期のトキナーにはラッキーとのダブルネームの物が存在する。ラッキーと言えば中国製フィルムの楽凱を思い出すのは拙僧ぐらいな物であろう。当然、引き延ばし機や写真用品の藤本写真工業である。拙僧の引き伸ばし機「ラッキー90MS」も藤本製である。保守的で、ちょっと使い辛い点もあるが、廉価の割に大抵は事足りる良い引き延ばし機だ。ラッキーは古くから写真用品のブランドとして知られていたから、当時のトキナーよりも市場の受けがよかったのかもしれないな。若しくは、逆に藤本の方が事業展開を模索したのかもしれない。双方とも、今はケンコーの傘下になってしまった。それでも、ブランドが継続するのは嬉しい物だ。いや、本当にラッキーの暗室用品が消滅したら、拙僧などは死へのカウントダウンが始まることになる。

本レンズは、恐らく70年代のレンズではないかと思う。伝統的なスタイリングでオート絞り。ヘリコイドの操作感覚も上品で、著しいコストダウンを感じないな。マウントがMCなのかMDなのか分からないが、いずれにしろ拙僧は絞り優先AEしか使わないから気にならない。

コンテンツもご覧いただきたい。

|

« キヤノン パワーショットS45 | トップページ | パナソニック ルミックスDMC-LZ10 »

コメント

お、イイカンジに自然な表情。135mmだと警戒範囲を超えるということですかね。
70年代まではメカの時代ですよね。戦後からこの時代までのメカニクス的(光学含む)な蓄積があったから、以降の電子化(AF化~デジ化)での躍進があったのだと思ってます。最近の90年代躍進組(中国とか)は技術的に次が見えない中で経済が失速しつつあるとか、占領軍の話もそうですけど日本は国際経済視点で見れば運が良かったのだなぁと。
まぁ次が見えて無いという意味では日本も今後ジリ貧ではありますが(苦笑)

投稿: 無尽探査機 | 2013年8月23日 (金) 19時06分

どもども、無尽探査機殿。

135mmが警戒範囲を超えるというのは全く仰る通りですね。昨日、ミノルタX-7にMD50mmF1.7を付けたのですが、まあ、商店街を散歩なさっている方を露骨に撮影するなんでできませんでした。停まっている単車とか引きの後ろ姿とか、ツマンナイ写真でしょうな。カラーネガなので、確認するのはちょっと先になりますが。28mmとか35mmならフォーカスを3mか5mにして、ファインダーなんかロクに見ずにシャッターを切りますね。それで相手が気づいていないかと言うと、やっぱり気づかれていますねえ。

モノクロを使っていると、光学的な進化はひとまず70年代の後半で完成したのかなあと思うこともあります。最高なのはニコン35TiとかコンタックスT2辺りかなあ。勿論、高倍率ズームレンズが使い物になるとか、現在の画像処理を前提とした光学系というのは、また別の技術軸なのですが。

製造業が中国に進出したんですけど、中国で生産した工業品は基本的には中国国内でしか流通しないんですね。それで、標準的な中国人の可処分所得の先は見えてしまったので、先細るのでは。中国が外国ブランドの偽物で目先の利益を確保るのではなく、中国独自のブランドを確立し、持続力のあるパワーを形成できるチャンスはあったと思うのですが、ちょっと逃しましたねえ。

前も言ったかも知れないですが、センカク以降に欧米の投機筋はチャイナリスクをナーバスに扱うようになりましたね。別に現地駐在員の拘束なんてのは良くある話なんですが、党の一方的な都合でレアメタルの輸出を停止いたのは投機筋に嫌われましたね。そりゃそうですよ。先物で商売している連中にとっては、党の都合で輸出を禁止しちゃう国なんて信用できませんわ。

隣んちはともかく、我国ですよね。どこに何と幾らで売るのかというビジネスモデルも重要なのですが。毎日300トンの放射性汚染質をばら撒いているのって、ちょっと国家的に早急に対応しないと日本ブランドの信用下落に繋がると思うのですが。
毎日300トンの放射汚染水をばら撒いていたら、北やシリアだったら消されていますよね。

投稿: Rikkie | 2013年8月24日 (土) 11時35分

いやぁ、きれいな描画とうまい切り取り、さすがです。万難を排して探す。。。とs毛びたいところですが、135㎜位だと良いレンズはごろごろあったのでしょうね。

ハッセルセットで70k即決付けて出しちゃおうと思います。OH済、蛇腹フード付き。。。
ご興味なければスルーしてください。

投稿: 横須賀与太郎 | 2013年8月25日 (日) 00時26分

どもども、横須賀与太郎殿。

安く効くのは単焦点の暗い28mmと135mmでしょうか。50mmってのはスナップには意外と使い辛いですから。
135mm位になると被写体を浮かびだす効果も充分なので、安くて高い効果を感じますよね。プリセット絞りのブツとかも、早く試したいのですが。

ハッセレーは喉から手が出るほど欲しいのですが、今月の軍事財政委員会の緊急招集で、拙僧の付属予算まで師団運用費に回さなければなので無理ですわ。残念。

投稿: Rikkie | 2013年8月25日 (日) 05時42分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/157797/57376156

この記事へのトラックバック一覧です: トキナー 135mmF2.8 (MCマウント):

« キヤノン パワーショットS45 | トップページ | パナソニック ルミックスDMC-LZ10 »