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2013年9月 7日 (土)

エプソン L-410

Dscn1682  既に2013年の現在である。21世紀も干支を一周してしまった。なのでエプソンがデジカメを割と本気で作っていたのを伝えるのは難しいだろうな。PCサプライメーカーの一流企業であるセイコーエプソンだ。

 本カメラの素性はコンテンツで纏めさせていただいた。なので御笑覧いただければ幸いだ。簡単に理解すると「売りたいのはプリンタなんだけど、市場を広げる為にはカメラも売ったら良さげだな。」ということだろう。フィルムメーカーがカメラを供給するのと同じだ。フィルムメーカーのカメラがスタイリングや耐久性に多少問題があっても、写り具合がイイのと同様に、エプソンのデジカメも写りの良さは知られていた。何かと使い勝手に問題があったのも、似たような素性なのだが。

Epsn0054  新世紀になり、デジカメが普通に「安くきれいな画像を描く」ようになっても、エプソンは穏やかながらも新モデルを投入し続けた。デジカメは繁用ユニットを組み合わせて、ほどほどのクオリティの制御系/インターフェイス系のソフトウェアを作ってやれば成立するから、なにも自社の資産を削らなくてもそこそこのブツはデザインできるだろうな。ソフトウェアだって内製率は怪しいものだ。それはエプソンに限らず、伝統的な光学機器メーカーの廉価機だって分かったものではない。しかし、量産は簡単だが流通は維持だけでもコストがかかる。プリンタのおまけというだけでは株主は納得いかないだろうなあ。どうも、エプソンの役員か高級エンジニアに「熱狂的なカメラファン」がいらっしゃったという都市伝説もあるのだが。そういう意味で言うと、エプソンの「素っ頓狂なインターフェイスデザイン」は「マニア」の仕事に思えるな。

Epsn0108 エプソンが自社ブランドのカメラの新規開発は、恐らく本カメラが最後だろう。それで株主や投機筋がどう判断したかというと、「惜しい市場を失った」というよりは「やっと諦めてほっとした」というのが正直なところだろうな。セガが自社ブランドのマスターゲーム機の新規開発を放棄した時と同様だろう。

コンテンツもご覧いただきたい。

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コメント

はじめまして。初めてコメントさせて頂きます。
エプソンのデジカメ、CP-500しか知らなかったのですが、晩年はかなり洗練されていたのですね。
このデジカメ、どこかで見たような部分が…と思っていたら、初期のエクシリム・ズームと似ているのかも…と思ったのですが如何でしょうか?
ズームキーはEX-Z55、57の物と似ていますし、メニュー画面も配色やレイアウトに共通点があるような…。
意外とQV-R40辺りと近い構成のデジカメなんでしょうか。
それにしても、デジカメが安くなり始めた時期とはいえ1万円前後で流通(抱き合わせでダンピング?)した機体なんですか…。
どれだけ出回ったか解りませんが、おまけ扱いの安物という意識で粗く扱われた個体も多そうですね…。
対してRikkieさんの手に入れられた個体はとても綺麗ですが…それはそれで興味も持ってもらえずずっと放置されてた可能性が高いわけですから、そう考えるとカメラにとってはどっちが幸せなんですかね…。
(そのおかげで?ちゃんと動いて、こうしてレビューしてもらえる機会は得られましたが)

長文失礼いたしました。

投稿: Knight-HawK | 2013年9月12日 (木) 11時00分

どもども、Knight-HawK殿。

コメントありがとうございます。

我ながらツマらんデジカメを紹介していると自覚はしているのですが、流石にコメント「0」というのは寂しいですからねえ。

本カメラはエプソンの割には精錬されていますよね。拙僧も本カメラを確保した時に、カシオQV-R40を髣髴しました。自分で書いたコンテンツの画像を見返したのですが、どうも作画の傾向も似ている気がしますね。

実は、何時ご報告できるか予測がつかないのですが、本カメラの前後に発売したと思われるエプソンのL-500Vがあるんですが、こいつはエクシリムに近いですね。不思議なのはバッテリーがシグマDPシリーズと同じ「BP-31」なんですよね。このバッテリーは外観もサイズもエクシリムと全く同じで、実際にDP-1のバッテリー室にはエクシリムのバッテリー「NP-40」が入ります。しかし、端子の位置が違うので流用は出来ません。拙僧がしるかぎり「BP-31」を採用したデジカメはシグマDPシリーズとエプソンL-500Vだけですね。それに、本カメラもなんですが、インターフェイスデザインに三洋の雰囲気を感じるんですよね。それと、L-500Vには特徴的なキノコ型十字キーを搭載しているのですが、これがリコーのR10ととても似ているんですよね。三洋が自社ブランドのデジカメ生産を終了した後も、OEMを受け継いでいたのは確からしいので関心深い物です。カシオ、エプソン、シグマのコンパクトデジカメの内製率が気になるところですね。リコー辺りは、自社で規模を持っていると思うんですが、案外、三洋やビクターから流れた我々の知らざるデザインチームがあるような気がするのですが。

プリンターの付属品という恵まれない属性のカメラとしてはコダックのEasyShareCX7330がありますね。これも安普請なカメラでしたが、写りは大したものでしたよ。同じように綺麗なコンディションで、ロクに使った形跡がありませんでした。

カメラとしては使ってもらった方が光栄なのではないでしょうか。
最近、意識的に85万画素級とか200万画素級以下のクラシックデジカメを使っているのですが、既にお亡くなりになっていたり、バッテリーが使い物にならなくなって生存率は厳しいですね。

やっぱり、カメラにも青春時代を満喫してほしいものです。

投稿: Rikkie | 2013年9月12日 (木) 16時21分

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