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2014年1月 8日 (水)

キヤノン IXYデジタル(初代)

Dscn6320Img_2118  デジカメのブランディングで最も成功したのがIXYデジタルではないだろうか。サイバーショットもルミックスも認知度からすれば大したものだが、それはキヤノンのパワーショットと大して変わらない。IXYデジタルは、それを聞くだけでポリシーやスタイリングを連想するユニークなキーワードなのだ。

 キヤノンというと、我々は単純の「企業年齢の若さ」や「商売のフットワークの軽さ」を感じてしまうが、キヤノンがそのようなブランドを維持するのは簡単ではなく、何度か失敗もしている。キヤノンだって大企業だから、市場に柔軟に対応するのは簡単では無かろう。組織の規模が大きくなると、既存権益が抵抗力化し、新規プロジェクトの妨げになる。EOS-Mもぼちぼち見かけるが、キヤノンの投資に対する利益の回収に至っているかは不透明だな。

 

 とにかく、日本の製造業と言うのは会議を重ね、決断が遅れて勝機を逃すケースが多いようだ。いや、欧米でも業種によっては似たような傾向があるらしい。しかし、21世紀型のビジネスは高い精度や「カイゼン」よりも速度やコストが大切な場合がある。本カメラはカメラの出来としてはパッとしないのだが、当時としては画期的な小型ボディを実現した。キヤノンに「若さ」を感じるとしたら、既得権益に惑わされず、決断が速いと思わせるところにあるのだろう。IXYデジタルに関しては、バッテリーが使い物にならないとか、総合的なパッケージングが弱いとか、何度か失敗を繰り返しながらも強固なブランドを維持できた。

 21世紀型のビジネスモデルに、「ブログを続けるように継続する」を加えてもイイな。SNS系の発信が商売に繋がると感じる企業主は多いが、「継続」しなければ意味がないし、そもそも「発信」の意欲があるのかを考え直した方がイイ。ブランドイメージは数カ月や半年では定着しないからな。IXYデジタルは2010年からはただの「IXY」になった。IXYがAPS判フィルムコンパクトカメラとして始まったシリーズだということは、殆どの方々は忘れているだろう。 

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コメント

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
旧年中は大変なご愛顧を賜りまして、本当にありがとうございました。
本年もよろしくお願い申し上げます。


日本企業は腰が重すぎて今ではあちこちの國の企業に先を越されまくっています。

情けない。

慎重も度が過ぎると意味がないのに。


何年か前のリサイクルショップでの話。

IXYのAPS版は電池蓋の作りがちゃち過ぎてパカパカ開くのが難点でしたから、ミノルタのベクティスを買って幾本かフィルムを消費しました。

キヤノンには、もう少し利用者寄りに作って貰いたいという感じでした。

お正月に金沢富山に行ったのですが、兼六園でニコンFが職業撮影家によって現役で運用されていました。

金沢21世紀美術館ではサブカルチャー系っぽいお姉さんがキヤノンだかミノルタだかっぽい一眼レフを使っていました。
なんとなくなんちゃってフィルムカメラ娘に見えました。もしかしたら違うのかもしれませんけれども。

わたし自身は相変わらずコンタックスG1に二八ミリという組み合わせでパチパチ撮ってきました。

投稿: 輪音 | 2014年1月 9日 (木) 00時50分

輪音殿

本年もお世話になります。
拙僧の至らない知恵や知識に対し、御叱咤いただければです。

ここの所、東アジアのライバル達が不安定な状態なので、我国にとってはチャンスだと思うのですよね。拙僧が三河に移住し、三河のIT関係の設計書を作ってプレゼンした時に「xxは三河自動車様に言う言葉ではない」とか言われて驚きました。論理的に科学的に100でも三河自動車が「120」といえば120になるし、「80」といえば80になるんですよね。「俺への報告がメールなんて生意気だ」というオッサン中間管理職も呆れましたけど、「私、嫌だから(この仕事)やりたくない」とへそを曲げる娘もビックリしましたねえ。とんでもない、田舎に住み始めてしまったと後悔しましたが。

APS判のIXYもサブタイプが沢山あって、外装がプラスチックだったり、半端にスライドレンズバリアを登載したり、最初のコンセプトがブレました。

実利剛健がイメージのペンタックスですが、MZシリーズの高位機種も電池蓋がスリットを切った樹脂プレートなんですよね。あれは、何時かは千切れると思うのですが、実際に千切れた個体にあったことはないので、かなり考えて設計しているのでしょうか。
オリンパスOM707の電池蓋は必ず破損していて、オリンパスのユーザーを軽く見た姿勢を感じることができます。OM707みたいなコンセプトを出す時点で、ユーザーを軽く見ていますね。

そうえいば、今回の帰省で上野や銀座と言った外国人が訪れる繁華街に行ったのですが、ミラーレス一眼を使っている外国人が意外といらっしゃいました。ミラーレス一眼をありがたがって使っているのは東アジアだけだと思っていたのですが。ただ、どちらかというとフィルム時代にチノンジェネシスとかのレンズ一体型一眼レフを使っていた方々なのかなあという気がします。

カメラ女子にもミラーレス一眼よりも一眼レフが権威的に写るらしいですね。

「一眼レフカメラは難しそうでミラーレス一眼にした。」

っていう話をちょいちょい聞きます。中古のニコンD3100に安いマクロレンズを組み合わせる方が、コスト的にも使い勝手からしても遥かに具合がイイと思うのですが。
そういう女子の撮りたい写真ってラテアートとかスイーツフォトとかですからねえ。

投稿: Rikkie | 2014年1月 9日 (木) 12時04分

ixyが出た時は、その"重さ"が魅力的でしたね^^)。
しかし・・・、200番~400番位までの初期型をまだ10台位
持ってますが、殆どの個体が映像素子がダメになっています...。
反面、廉価ブランドであったPowerShot(A)の方が生存率が
高いのは皮肉な物です。

投稿: 鍛冶屋 | 2014年1月 9日 (木) 14時24分

どもども、鍛冶屋殿。

そうなんですよねえ。撮像素子はダメになっていますよね。パワーショットAシリーズも300~400万画素あたりのブツは砂の嵐の場合が多いです。ファインピクスもしばしばありますね。

あまり、オリンパスやペンタックスでは経験がないんですが、撮像素子メーカーは多くない筈ですから、ロット単位でハズレを掴んだのでしょうか。

バッテリーもダメな機種があるし、意外とIXYのジャンク物件はリスキーなんですよね。

投稿: Rikkie | 2014年1月10日 (金) 09時52分

こんにちは。今年もよろしくお願いします。
うー、これは懐かしい!
小生も使っていましたよ。オールウェザーケースも手に入れて使っていました。

投稿: Weekend Outdoors | 2014年1月12日 (日) 22時32分

どもども、Weekend Outdoors殿。

本年もよろしくお願いします(mm。
おお、このハウジングもご活動でしたか。Weekend Outdoors殿ですから、ビーチやレイン時の撮影でも、切れ味のある写真を撮影なさるしょう。


投稿: | 2014年1月13日 (月) 02時15分

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