トヨビュー デラックス 4x5
サブブログで既に報告させて頂いたのだが、4x5判のトヨビューを作戦に動員したのだ。
ここはひとまず、笑って頂きたいものである。
拙僧も大判カメラの運用は初めてなので、三脚がプアだったり、露出計も忘れたりして、何かと不足だったのは仕方ないな。場所は三河の市民公園で梅を撮影した。ここは駐車場から比較的前線が近いから、トヨビューの機動も可能だと思ったのだ。思い知らされたのはビューカメラは野外で撮影する設計思想になっていない。当たり前の話なんだけど。確かに、かつてトーホーFCが「夢のカメラ」とされていたのを思い出す。拙僧の個体も20~30年は眠っていた代物だと思われるので、ノブとかあちこち硬くて操作も大変だったよ。
それでも、それなりに写っていれば嬉しいのだが。キタムラに出したカラーネガを受け取ったのだ。ホルダーは3個で6枚のフィルムをセットしたんだけど、ホルダーの装着がずれていたり、絞りを忘れたりして、現像に出したのは4枚だった。1枚630円だかで4枚で2600円くらいなのよ。痺れるよねえ。それで出来具合が、こんな感じっすよ。くじけそうになるよねえ。
1枚はシャッターが開いていなかったか引き蓋を忘れたかで未露光。1枚はホルダーの装着がイマイチだったのか明らかに異常露光していた。他の2枚も光線漏れが確認できるのだけど、それはひとまず置いておいていただきたい。ネガを見る限りは完全なピンボケに見えて泣きそうになったわあ。拙僧も乾布を被るのに抵抗があったし、ピントルーペとかも持っていかなかったのよね。なので薄暗いすりガラスでフォーカシングしたのよ。でも、よく見るとどこにもピントが合っていないんじゃなくて、手前の梅花にはピントが合っているような気がする。つまり被写界深度が浅いから奥までピントが合っていないのかしら。ネガはフジフィルムの160だったんだけど、拙僧はカン露出で1/125のF11にしたのよね。レンズはちょっとバルサムが怪しいフジノンW135mmF5.6で4x5にしては広角だと思ったんだけど、大判カメラって普通にF32くらいに絞るらしいから、その辺が甘かったのかしら。
あと、困ったのは光線漏れですよね。原因が分からないのだ。蛇腹ではないと思うんですが。撮影中に気付いたのは本体とグラフレックスホルダーの接続面の遮光が怪しい気がするんですよね。若しくは、フィルムホルダーそのものかなあ。引き蓋のスリットから光線が入っているのかも。
どなたかご教授いただければ幸いです(mm。
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コメント
おお初大判おめでとうございます~4x5で135mmはワタシも好きな画角(ちょいっと広角)ですね~
でも135mmはライカ版だと望遠に属すので許容被写界深度が結構狭い、絞れるときは絞ったほうがよいかなと。やはり冠布+ルーペでピントの四隅追い込みが必要ですかね(ビューカメラだと気づかずにあおり状態になってて四隅がずれてることあります)。
あと、光漏れですが、ホルダと本体のモルトや毛長布が劣化していて、引き蓋操作時に光線引きしちゃったっぽいく見えます(もしくはホルダ内の引蓋遮光不良?)
ネックはやはり現像代の高さですよね…ということで次は自家現像ですねw
投稿: 無尽探査機 | 2014年3月28日 (金) 20時15分
どもども、無尽探査機殿。
自分の戦いが勝てる見込みがなくても、戦ってしまうのが男子のサガでしょうか。
レンズの画角は気に入っています。ちょっとシャッターが怪しくてスローが使えないのですが、なにせ4000円で拾った代物ですからねえ。バルサムの影響はない気がします。
そうそう、知らない間にティルトとかずれている場合があるんですよね。あちこち動作が多淫でロックを緩めるんですが、拙僧もカメラの構成を把握していなんで、ロックを閉め忘れちゃうんですよね。
実は、先日、2度目の戦闘を経験したんですよね。今日、ネガが返ってきたとキタムラから留守電があったのですが、まだ引き取っていません。ホルダーの裏表を忘れてしまうので、二重露光や未露光が怖いです。前回はちゃんと露光した面にドラフティングテープを貼ってメモをしたんですが、今回はペンを忘れちゃったんですよね。
拙僧もホルダーの遮光が怪しいと思って、今回は引き蓋を全部は引きませんでした。なんか、そんなテクニックがあった気がします。
皿現像っすかあ。ひとまず、頂いたネガとポジがもう1箱あるので、あれを使い切ったらですよね。
フジフィルムが4x5のアクロスを生産しているうちに確保しなければかしら。8x11の方とか、どうなさっているんだろうか。
投稿: Rikkie | 2014年3月29日 (土) 19時02分