モノクロフィルムとデジカメで撮る桜花
桜という花は好きだ。その桜花が一斉に散る様に人生や命の扱いを重ねるのは好きではないが、それは人間が勝手にやっていることだから、桜の美しさのマイナス
要因とはならないな。今年はソメイヨシノだけで3日連続で撮影した。河津桜や枝垂桜も合わせると、デジカメも含めて18台以上のカメラを動員し、フィルムを9本を消費した。まだ、未現像のフィルムが4本残っている。
カメラと言っても、酷い代物も含んでいるので、必ずしも桜の美しさを残すことができたとは言えないのだが。以前はそれほど桜は好きでもなかった。特に川沿いや山肌に連なった桜が一斉に咲くのを特に好んでいなかったのだが、現在では好きだ。年齢を重ねた心境の変化なのだろう。
つまり桜が散るように自分の人生の散るスケジュールが見え始めたのだろう。そういうのが嫌だとイイながら、拙僧も中年だからね。それでシンパシーも感じるのだろう。
流石に人生のおさらいをするには早いだろうし生意気だろうが、そろそろ年齢相応の認識を持って言動に注意しなければな。
そういう意味で言うと、トヨビューで撮影した4x5のネガが4枚中3枚は未露光で、しかも写っている唯一のネガも二重露光しているって、どうっすか。それで現像代が2600円くらいなんですよ。当日、ドラフティングテープとペンを忘れちゃった拙僧が悪いんですが、ホルダーを外すと露光した面を忘れちゃうんですよね。余りの記憶能力の無さに泣きたくなるんですが。なので、露光面にドラフティングテープを貼ってペンでメモをするんですよ。
それ以外にも拙僧はドラフティングテープを良く使うので、残りが無くなってきたのだ。それで三河某市のDIYショップや100円ショップを探しまくったんですが、ドラフティングテープが無いんですよ。今どき、製図版で図面を引く方何ていらっしゃらないんでしょうか。アマゾンにはあったんですが500円くらいするんでねえ。幸い、1店だけマスキングテープを置いてある100円ショップを見つけたので、それを3個確保しましたよ。
モノクロフィルムで撮影するとかドラフターで製図するとか、アンティークすぎて、そろそろ散ってしまうかもしれないな。桜のように。
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コメント
2枚目のモノクロ画像、裏紙のマークや番号が出てますけど、楽凱のフィルムですか?
投稿: ゲルベ | 2014年4月 9日 (水) 07時29分
どもども、ゲルべ殿。
流石、御目が高い。
これはフランス製の安物ボックスカメラに上海GP3をつめました。
フィルムのコンディションが、かなり悪いのでカメラが原因かフィルムが原因か、まだ特定できていません。
多分、カメラの問題だと思います。
上海GP3の現像がうまくいった例がないんですよね。
投稿: Rikkie | 2014年4月 9日 (水) 09時03分
楽凱フィルムは裏紙の白インキが悪いようで、接触した乳剤面と反応して"感光"させた状態にさせ、裏紙に印刷された●や数字が転写されます。
インキの白色顔料として使ってる金属酸化物(酸化チタン等)が触媒的に作用してると睨んでます。全製品に出る訳ではなく、保管期間や条件に左右される様ですが、欠陥品質でしょう。
投稿: ゲルべ | 2014年4月 9日 (水) 19時27分
百円ショップは売れ線ほど無くなっても再販されないのですよね、なんか理由でもあるんですかね。
しかし桜撮りといえど人物スナップなのがRikkie氏らしいですね~というかこの時期桜写真いっぱい見ますがウマイ人は個性が出るのですよね。あと二重露光は良くやります。自分の物忘れのヒドさに地団駄状態なので最近はクイックチェンジャー(シートフィルム使えるヤツ)を使用してます
投稿: 無尽探査機 | 2014年4月 9日 (水) 23時39分
どもども。
経験的には楽凱のフィルムに問題を感じたことは無かったのですが、上海は問題ありですね。
楽凱も35mm長巻を手で巻いた安物は最初の数カットが露光していた時がありましたが、なにせ1個8元だったので不満はありませんでした。
楽凱が民生フィルムを止めてしまったので、フジフィルムやコダックのモノクロフィルムをキタムラ会員価格で買っていますが、運用費が上がって困っています(--。
拙僧も、フィルムがしんどくなってきました。
投稿: Rikkie | 2014年4月10日 (木) 08時45分
どもども、無尽探査機殿。
100円ショップのブツはロットあたりの製造コストがシビアなので、在庫が切れたらそれっきりなのでしょうか。売れると分かったら、100円よりは高く売りたいでしょうし。
桜を美しく撮るのは膨大なノウハウがあって、ガサツな拙僧には無理っす。それに、綺麗な桜花の写真は拙僧じゃなくて、それに人生を賭けている方にお任せします。
物忘れというより、記録能力の無さに泣きたくなります。
今回はホルダーの引き蓋も抜ききらずに残したんですよね。蛇腹は大丈夫だろうし、やっぱりグラフレックスアダプターの接合面が怪しいのですが、どうでしょうか。
クイックチャージャーの撮影に魅力を感じますが、撮影枚数が増えると恐怖ですね。
あっしはカラーは自分で現像できませんから。
そのうちモノクロフィルムを皿現像したいものですが、暫く財政困難で大判は稼働できません(泣。
投稿: Rikkie | 2014年4月10日 (木) 08時52分
この問題は。。。あ、桜の季節から初夏の青葉の季節の件。。。
わたしの昨今のカメラ叩き売り、Zeiss離れにも影響しております。
ネガカラーでこの時期を撮りたいがためにいろいろ手を出したのが真相ではないかと。
秋や早春の光はリバーサル、しかし、いまどきの季節は、ごくごく普通の写真、、、つまりネガカラーでプリントできれいに撮りたいがためにいろいろ浮気を繰り返したと思います。
色気はないけれど、Zeissの威力は絶大でした。ライツは沼が深すぎでこの際は敬遠しますけど。
色気のなさを、中判にすれば少しは良くなるかとローライに行ったり近年ではハッセルに行ったりと。
ついにハッセルではネガを撮りませんでした。
デジタルプリントになってきれいに画像が出なくなったためです。
後にベリカラ―とかポートラとかになったPCNやらリアラの初めの方とか懐かしいですね。
普通の写真、つまりカラープリントは、もうデジかなぁ・・・と観念してしまいました。
投稿: 横須賀与太郎 | 2014年4月13日 (日) 21時02分
どもども、横須賀与太郎殿。
花や若葉の緑、紅葉はカラーで撮りたいですよね。
そんなにクオリティの高いプリントでなくても構わないのですが、そこそこのプリントは欲しいものです。
拙僧はリアラはあんまり使いませんでしたが、気合の入るときにはインプレッサをしばしば動員しましたね。
あれの黄昏とか素晴らしかったですよ。
ポジを覗いたときのツアイス(京セラ)は素晴らしかったですね。一瞬だけツアイス党に入党しようか真剣に悩んだんですが、拙僧個人はモノクロならタクマーかしらと気づいて止めました。
フィルムのインフラが辛うじて健全なうちにディスタゴン25mmF2.8(京セラ)をお迎えしたいものです。コシナの物がイイ物だと分かっていますけど、中古価格が高いし、あっしは距離計機には真剣になれないんですよね。結局目測で撮っちゃうし。ああ、でも、25mmとか21mmなら、それでいいのか。
中判でカラーを通したのはダイアナF+を例外とすれば、フジフィルムのGA645Ziが最後かもしれないなあ。
かなり前に久しぶりにカラーネガをキタムラでプリントしてもらったんですが、綺麗でしたよ。もっとも、デジカメで撮った画像のように綺麗という意味です。
紅葉の赤とか青空とか妙に鮮やかで綺麗なのですが、ムートンやウールの微妙な色合いは変な感じになりますね。
SNSで若い連中がキタムラのデジプリントがダメだなんていうと、そもそも昔のDPプリントなんて大したものではないと一蹴するのですよね。1枚38円ですからねえ。あのクオリティなら安い。
しかし、横須賀与太郎殿の御言葉だと重いですねえ。
投稿: Rikkie | 2014年4月14日 (月) 06時02分