エプソン L-500V
エプソンといえば「かめらのキタムラ」で見かけても、キヤノンと二分するプリンタのインクカートリッジくらいだろう。そのエプソンがかつて自社ブランドのデジカメを販売していたのは、拙僧のブログでも何度も紹介させていただいた。拙僧の手持ちではCP-900系のモデルが残っているのだが、エプソンの開発した実質的に最後のモデルが本カメラである。エプソンが、コシナとのタッグで実現したMマウント距離計連動デジカメのR-D1を何時頃まで生産していたのか、或いは今でも生産しているのか知らない。所詮、拙僧に届く代物ではない。
エプソンのデジカメといえば、発色もスタイリングも攻めている姿勢が高評価だった。いや、発色の攻め具合は評価に値するが、
スタイリングはどうかしら。インターフェイスも考え過ぎて取っつきにくかったりするのだが、旧世紀のデジカメってのはそんなものだったのだ。どこのメーカーも手探りだった。
本カメラはエプソンにしてはバランスの良いスマートなデザインだが、その分だけ物足りなくもある。2004年に登場し、その半年後には大型家電量販店やTV通販で投げ売りされていたようだが、生まれながらにそういう運命にあるのだ。
「たとえ悲観的なコンディションでも配られたカードで勝負するしかない」
ピーナッツの犬もそう言っていたではないか。
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コメント
RD1系もつい先日生産終了が発表されたようです。
発売から10年くらいでしょうか。ほとんど、機能変更せずに高価格を維持したんだから、ギネス物のデジカメ若しくは国民栄誉賞ものです。
その一方で、コンデジは悲惨な末路を辿ったって感じでしたね。
投稿: M | 2014年4月 2日 (水) 21時11分
どもども、M殿。
R-1Dシリーズも終了ですか。
デジカメが200万画素級を超えたあたりからエプソンが自社ブランドのカメラを展開する意義は怪しくなりました。
かなり本気だったと思われるCP-920Zもあるんですが、なかなか出動の口実が作れずにいます。
投稿: Rikkie | 2014年4月 2日 (水) 21時57分
まいどですRikkie師匠。
一時、このスクエアなフォルムに轢かれ、もの凄く
欲しかったですが、一回も競り勝てませんでした。
(今思うと、それで良かったかも^^;)
投稿: 鍛冶屋 | 2014年4月 3日 (木) 15時10分
どもども、鍛冶屋殿。
誉高き第1戦車旅団歴兵の鍛冶屋殿に見いだされるとは、本カメラも本望でショウ。
競り合う程のカメラかは疑問ですが。
幾らで拙僧の師団から旅立っていったのか、全く記憶にありません。
悪くないカメラですが、シグマDPシリーズと同じバッテリーを採用するのはマニアックすぎますよね。
何かのユニットを共有しているのではと推測しているのですが、シグマのアナウンスではビス1本まで自製しているような勢いですしねえ。
投稿: Rikkie | 2014年4月 3日 (木) 17時54分