カシオ エクシリム EX-S2
「着るカメラ」として登場したEX-S1はガジェット好きの心を響かせた。「会えるアイドル」
と似たところがあるような気もするな。しかし、確かに「トイカメラ」からは離脱しているものの、撮影画像のクオリティはイマイチだった。当時の水準を遥かに超えたコンパクト・スリムボディで高レスポンスを実装したのだから、ガジェット好きも寛容でコンテンツでも褒め上げた形跡が方々のコンテンツで残っている。 「クラスで5番目か6番目にカワイイ子」でも、「会える」んだから嬉しいな、というのに似ているのだろうか。既に「会える」とは言えない状況な気がするが。
ところがエクシリムEX-S1の発売から3か月後、本カメラが登場する。外観は殆ど変らないが、レンズユニットと撮像素子は全く異なり、画質も飛躍的に向上した。同じ固定焦点(パンフォーカス)レンズ搭載機としてはファインピクスA201にはやや及ばないが、ファインピクスA201は単三型電池2本使用で、ボディサイズのクラスは本カメラの方が遥かにコンパクトである。落ち着いた発色の本カメラの方が好ましい方もいらっしゃるだろう。
悲しいのはエクシリムEX-S1を買っちゃったイノベーターの方々だ。だって、4~5万円を投入したのに、3か月後には明らかに高性能の後裔機が出ちゃったんだから。いくら新規技術への資産投入が意欲的な方だって、そうそう簡単に5万円は出せない。なので、渋々使っているEX-S1の画質を無理やり好意的に評価したコンテンツを、現在でも散見できる。
コンテンツもご覧いただきたい。
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コメント
まいどです Rikkie師匠。
うちのスリムシリーズ(S1・M1・S2)は、皆なぜか
電池の大食いで、とても遠方に連れ出せません^^;)。
投稿: 鍛冶屋 | 2014年5月 3日 (土) 09時17分
どもども、鍛冶屋殿。
うーむ、我師団のNP-20はいい仕事をしますけどねえ。
そういう怠慢分子は、可能であれば鍛冶屋殿の戦車士官教導隊からさっさと追い出し、有能な新しい人材を抜擢して頂きたいですね。
エクシリムEX-S1/M1系シリーズやEX-S100系シリーズには相応のポテンシャルが有りますから。
投稿: Rikkie | 2014年5月 3日 (土) 16時00分