ズームニッコール35~70mmF3.5~4.8 & ペンD (イタリア上陸演習)
イタリア上陸作戦を控えた先週後半。暫定的な編成で実践的な演習を行った。当初は主軸にニコンEMとズームニッコール35~70mmF3.5~4.8にAiS50mmF1.8、遊撃部隊にコンタックスT2を先陣に編成をしていた。
今回の作戦(遊撃戦)では温存したプレスト400を使い切る覚悟である。ズームニッコール35~70mmF3.5~4.8はルーマニアのコシーナ車両工場製のOEMとされている。しかし、そのパフォーマンスは中々のものだ。プレスト400使用時にもプレストらしいサラッとした諧調を描く快傑児である。何しろ軽い。今回の遠征では装備を軽くせよと師団長兼小紅旗から厳命を受けており、好都合だと思われた。
(期限切れのテスト用ネガの為、カラーバランスがおかしいのはご了承いただきたい)
しかし、演習の結果からすると、やはり迅速な機動戦には不向きであると判明した。常識的なフィールドであればパフォーマンスを発揮するニコンEMとの組み合わせっだが、欧州経験の多い歴戦の先輩の方々からスリ・かっぱらいなどの敵のゲリラ攻撃にはくれぐれも用心するようにと助言を得ているのだ。拙僧の目では70mmF4.8ではどうしてもフォーカシングで3秒は停止する。そこからレリーズ、巻き上げとなると5秒は停止するし、暗く手ブレを押さえる為にホールディングに注意すれば停止時間は更に長くなる。それでは確実に対戦車砲に狙われるだろう。更に、ニコンMFカメラの中でもズームレンズとしては最も軽い構成だと思われるのだが、やはり重さは無視できず、強行軍に支障が出るだろう。なので、一眼レフは装備から外すことにした。こんなことは海外遠征では初めてである。
一方、攻撃の主役はやはりコンパクトカメラを装備した自動車化歩兵部隊(拙僧の師団では狙撃兵)である。コンパクトカメラは「自動車化」と称するようにAFコンパクトカメラのリコーGR10とコンタックスT2とした。GR10は28mmF2.8でT2は38mmF2.8だから、柔軟な戦闘が可能であろう
しかし、機械シャッターMF機が1つも無いのは寂しい。そこで白羽の矢を立てたのはオリンパスのペンDである。これなら枚数を気にせず迅速な機動戦が出来るしレンズも明るい。早速、テスト撮影である。
ペンDは既に実戦投入実績があるのだが、その描写は兎も角、モルト不良で光線漏れしていた。今回は補修してのテスト撮影である。ネガはGR10のテスト用の残りを使った。こういう用途にはGR10のプレワイディングは嬉しい。撮影結果は満足であったのだが、10数回の連続撮影で1度だけ巻き上げが滞った。多分、レリーズ後の巻き上げフリーに失敗したのだろう。ボディを軽く振ると撮影が可能になったのだが、信頼性的にちょっと疑問が残るな。何せ、戦場では致命的になる。
よくよく考えれば、このような経歴のあるカメラをが以外遠征で使うのは不安が残る。そうなると、信頼性と機動力ならペンEE3が最有力候補だ。
| 固定リンク
コメント
まいどです Rikkie師匠。
持ち玉が多いってのも、悩みの元ですなぁ^^)。
投稿: 鍛冶屋 | 2014年7月10日 (木) 22時00分
どもども、鍛冶屋教導士官長殿。
人間が下手なので、せめて装備を数だけでも充実しないと何ですよね。
それに、海外でヘタレているとカメラに助けられることも多いんですよ。
投稿: Rikkie | 2014年7月11日 (金) 08時27分