リコー AD-1
拙僧はリアルタイムな時事ネタは避けることにしているのだ。カメラや写真、単車に対する熱度の高い方のコメントは大歓迎だが、ゴシップネタの熱度にお応えする自信がないからな。しかし、そろそろコピペ理系女子の話は沈静化しているのではないだろうか。 あの話題で我々が混乱したのは「りけん」である。我々からすれば「りけん」と言えば当然リコーだしリケノンである。全く関係がないわけでもないという話もあるのだが、詳細はよくわからない。
フィルム時代のリコーのカメラは実直堅実なモデルと攻めの姿勢が強すぎて消費者を引き離してしまうモデルが混在した。一説によると、あれはリコーが社風的に自由だったのではなく、リコーフレックスで大成功した連中に「それは無いっすよ」と意見できない体制になっていたらしい。
拙僧がカメラや写真に関心を持った時には、既にリコーは事務機器やオフィスインフラのメーカーであった。リコーのカスタムチップのシミュレーターを作ったこともある。本来は冴えた着眼力を持つリコーだから、デジカメ時代を先取りできた。しかし、どうもコンセプトが迷走して、撮像素子が130万画素級になると市場と隔離してしまった。
その後も鳴物入りで送り出したキャプリオシリーズが大ハズレしてしまう。キャプリオG3を見れば明らかなのだが、「有名な建築設計家だかなんだか知らないっすけど、デザインがダサすぎっすよ」と言える雰囲気ではなかったのだろうな。
ゼンマイ式巻き上げという着眼力で成功したリコーオートハーフから始まるコンセプトの末裔のモデルが本カメラである。詳細はコンテンツで報告させていただくとして、AD-1と拙僧が聞くと思い出すのは、やっぱり「ダグラス AD-1攻撃機」だよな。
コンテンツもご覧頂きたい。
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コメント
リケンというと、ワカメスープの方を
思い出します。
投稿: はし | 2014年7月 2日 (水) 13時12分
どもども、はし殿。
拙僧がワカメと聞くとエースコックのワカメラーメンですね。
石立鉄夫、いい味出していたなあ。
投稿: Rikkie | 2014年7月 2日 (水) 13時18分
元は理研からのベンチャー企業ですからね、リコーは。理研光学です。わかめも当然理研グループです。研究費を稼ぐ事に余念がない方々ですから。今回は変な方向にでちゃっただけで、いつもはまっとうな稼ぎ方するのに。
投稿: | 2014年7月19日 (土) 07時38分
どもども。
ああいうのは公の資金で研究を行って、収益性の妥当な事業展開を支援する者なんでしょうか。
うまく運転してくれれば結構なのですが、どうも閣僚的な硬直性を感じなくもないです。
健全に運用してほしいものですね。
投稿: Rikkie | 2014年7月21日 (月) 08時56分