ミノルタ ディマージュX(初代)
屈曲光学系にスタイリッシュなボディを組みあわせたニーズのパイオニアである。添えた乾電池は大きさの比較の為で、専用の薄型電池を採用する。品の良い軽金属ボディシェルや高レスポンス(当時)、鮮やかな発色で高次元のパッケージングを実現している。後述の弱点以外は。
その弱点はバッテリーである。本カメラの採用するNP-200、及び後裔のNP-400はパワー不足というより欠陥品で、現在となっては生存率は著しく低い。拙僧も3~4本のバッテリーを充電直後に動員し、素早いスナップ作戦を発動したが60~90カットがせいぜいであった。
屈曲光学系機はサイバーショットTシリーズやクールピクスSシリーズでは比較的プレミアムなポジションでヒットしている。
ミノルタは本カメラを乾電池式にしたりボディシェルを樹脂製にしたりしてロワークラスに発展させたが、ライバルのプレミアムなポジションに敵わなかったようだ。800万画素級のディマージュX1が登場するのは遅すぎたし、既にコニカミノルタになっていた。それでカメラの出来は悲観的だから、既にコニカミノルタとコンシューマとの乖離は回復が難しかったのだろう。
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コメント
まいどです Rikkie師匠。
自分は最近、”Xg”を買いました(性懲りも無く^^;)。
新品の”マリンケース”が付いて、総額 野口さん一枚!。
いやはや、もう なにおかいわんやですな。
投稿: 鍛冶屋 | 2014年8月28日 (木) 00時12分
どもども、鍛冶屋大隊長殿。
ディマージュのスタイリングなんて正常進化していてイイ感じなんですよん。
これでバッテリーさえまともなら、今でもたまには使いたいのですが。
マリン撮影に耐えるバッテリーが見つかるとイイですねえ。
投稿: Rikkie | 2014年8月28日 (木) 04時08分