ペンタックス オプティオA10
今更ながらスタイリングは重要である。ただ、カッコいいとかカワイイだけではなく、工業製品であれば製品の特長・特性(プロパティ)が分かりやすくないと消費者への訴えるイメージが弱くなる。単車だったら「速い」だけでは構想があやふやで「高速道路で速い」と「街乗り最速」ではスタイリングが異なってくる。いや、単車の場合は「フラッグシップ」と「ダウンサイズ」という関係があるから例としては不適当かな。
単車や四ツ輪だと「羊の皮を被ったオオカミ」というのが好き物のフレーズとしてあるのだが、カメラだとスタリングで分かりやすいメッセージを発していないと消費者は受け止められない。エクシリムEX-F1なんて見ただけで凄そうだ。本カメラはMPEG4動画に特化したカメラである。しかし、スタイリングが動画を感じさせないので、ちょっと丸くなったオプティオSにしか見えない。それでスチル画像も切れまくりなら何の問題もないのだが、そういう訳にもいかないのか、スチル画像のクオリティはイマイチなのだ。動画に特化したカメラならスチル画像の妥協は問題でもないのだが、スタイリングが普通のコンパクトデジカメなのが惜しい。この辺は三洋のザクティを見習ってほしいし、そもそも、ペンタックスにはオプティオMX4のような特化したデジカメもあった。
今ではリコー傘下に入ったペンタックスも動画に特化したデジタル一眼レフカメラを出しているようなのだが、今どき動画を撮影出来るデジタル一眼レフカメラは普通なので、普通に受け止められているようだ。
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コメント
PENTAXには頑張ってもらいたいんですけど、最近また迷走っぽく感じてなりませんが、どうなんでしょう?
投稿: M | 2015年1月26日 (月) 19時53分
どもども、M殿。
小型カスタマイズで地道にフォロワーを広げていたペンタックスですが、これと言ったドル箱がない気がしますね。
QとかGXRって採算ベースに載っているんでしょうかねえ。ガジェット好きの記事は見ても、あんまり使っているのを見たことが無いんですが。
投稿: Rikkie | 2015年1月27日 (火) 04時06分