チノン 35F-II(2)
「イタ飯」というのはおっさん言葉らしい。現在では「イタリアン」というのだ。なので、迂闊に「イタ飯奢るよ」などと若い娘さんに言おうものなら、ギラついたバブルオヤジに思われてしまうらしいから気をつけないとな。
本カメラのペットネームは「ヤングミニ」らしい。「ヤング」という語感も若さから程遠いよな。「ヤングジャンプ」だって「ヤングサンデー」だって、イイオヤジが読んでいるんじゃないだろうか。今どきの若者はスマートフォンでLINEかネットゲームだろう。
そういう意味では本カメラの固定焦点(パンフォーカス)というのもアンティークなギミックである。トイカメラのムーブメントもそろそろ終焉だろうから、CDやMDの早々に表舞台から消えるだろう。
この種の廉価カメラに、今や高価なフィルムを通して使う男気を認めていただきたい。
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コメント
おはようございます。
最初にバイクでの北海道ツーリング、全力で楽しんできて下さい(笑
今回取り上げたチノン35F-IIって形状的には非常に安定していますね。
悪くはない形状なのですが、確かにチノンのカメラでは無い様な雰囲気もあります。
一瞬古いピカイチとかオートボーイとか想像したのですが、性能とかで住み分け出来ている様子。
ある種、一番シンプルさを追求した様なカメラですね。
丁度、車で言うと新型アルト見たい感じかなあ。
新型アルトが正面から走ってくるとフロントマスクでちょっと笑いが.....。
何で ドクロ なんだろう....。
脱線しました。
しかし、200円のこの手のカメラに高価なフィルム、それも白黒を入れるとは恐れ入ります。
チャレンジャなのもそうですが、その男気とブログの名前に恥じない行動力にエールですよ。
北海道が終わったらまた、怪しげな所に撮影行きましょう。
では。
投稿: nico nico | 2015年6月27日 (土) 07時26分
どもども、nico nico殿。
ありがとうございます。
兎に角、事故無く無事に帰ってきます。
本カメラはチノンにしてはすんなりまとまっていますよね。
とはいえ、どこか浮世離れした所も感じるのですが。
なんだかハニメクスやセルビーのカメラに通じるものがあるようです。
最新のアルトはちょっと気持ち悪いですよね。
でも、ホンダのニューNも売れているみたいだし、拙僧とは感覚が違うようです。
ドクロといえば先代のジムニーも露骨にドクロでした。そういう需要があるんでしょうね。
本の2~3年前まで中国製の楽凱ネガを1本10元(120円くらい)で買えた頃は水のように使っていたのが懐かしいです。
最近、またフィルムの値段が上がりましたし、青色吐息ですよ。
でも、200円の安カメラが意外な写りをするときがあってやめられません。
何時まで続けられるか自信がないですが。
次回の撮影も楽しみにしています。
投稿: Rikkie | 2015年6月28日 (日) 05時57分
>この種の廉価カメラに、今や高価なフィルムを通して使う男気を認めていただきたい。
ホント、そういう時代になりましたよね・・
つい10年前までは、ビックとかヨドバシにコニカの24枚撮りのカラーフィルムが100円とか(セールだと80円とか)で山のように積まれていたんですけどね
今や、特にモノクロのフィルムなんて絶滅危惧種でしょう
しかも、紙に焼くと高いし、時間は掛かるし・・
Rikkie殿は現像は自前ですか?
今や、フィルムも現像だけしてネガをスキャンして取り込むのが主流みたいですけど・・
そういや、ウチのコンパクトカメラで撮ったフィルムは何本も現像出さずそのままになってます
投稿: 秋刀魚 | 2015年6月28日 (日) 17時21分
どもども、秋刀魚殿。
楽凱ラッキーパンを水のように使っていた時代が懐かしいです。
モノクロフィルムもますます値が上がって、本当に苦しいですね。頼みの綱はアクロスだったのですが、これも値が上がったようです。
現像は自前でやっています。現像代も高いですから、なかなかカラーフィルムは使えないですね。
拙僧も、現像は自前でやりますが大抵の場合はネガをフィルムスキャンしています。プリントした印画紙を乾かす時に出来具合を眺めるのは写真趣味冥利に尽きるのですが。
今のところ印画紙は期限切れで安く確保した物が残っているのですが、なかなか時間が取れなくてプリントできずにいます。また、印画紙も値が上がってストックが無くなったら苦しくなるでしょう。
でも、コンパクトカメラで撮影したネガが意外な写りをするのが楽しみなんですよねえ。
投稿: Rikkie | 2015年6月29日 (月) 06時31分