リコー CX4
デザイナーさんとか広告屋とか、いわゆるクリエイターという方々がリコーのフォロワーとなったのはGRシリーズからだろう。フィルムのGR1は確かにシンプルで機能美が溢れ、スリムなスタイリングと質感がカッコ良かった。あのリコーがコンタックスと並んだのである。
リコーといえばどちらかというと奇天烈なデザインが多かった。勿論、それが成功した例がいくつもある。リコーオートハーフなどは顕著な例であろう。しかし、どうにかしちゃったというカメラもあるな。リコー999なんて、実物を拝見したいものだ。
デジタル時代のGRシリーズも、フィルム時代のGRがそうであったようにクールなカメラとしてシリーズが続いている。普及機のキャプリオシリーズの初期のモデルは酷い代物だったが、後半は食い足りないところはあるがそれなりの面構えになった。リコーの普及機がクールになったのはR10辺りからであろう。Rシリーズといえばフィルムカメラでは本当に普及機のシリーズだったから、Rシリーズ拝してCXシリーズに移行したようだ。
確かに本カメラはカッコいい。しかし、実売2万円半ばの普及機な事を忘れてはいけないな。実質3.7段の手振れ補正機構を登載というが、雲天下のキャンデットスナップではさんざんである。どうもAFがパワー不足なのではと思う。
スタイリングがカッコいいのでギャップが実に惜しいな。
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コメント
いつからRICOHが好きになったのか?遡ったら、やはりオートハーフもそうなんだけど、元々、PENTAXユーザーだったので、Kマウントで安いカメラを出してくれたRICOHが好きになったのを思い出しました。
RICOHはGRは勿論ですが、GXRを今のメインにしてます。
ですが、1番使用頻度が高いのはCXでですね。2が特に好き。
グリップがいい。
先日、RICOHの開発の人と話ましたが、今年はPENTAXのフルサイズとコンデジも秋口に出すそうです。フルサイズGRも技術的には可能ですが、レンズがデカくて不細工になるからやらないそうです。
ただ、GRのミラーレス化はもしかするとあるかもしれないと言ってましたよ😀
投稿: ざっく | 2015年8月15日 (土) 05時13分
R、CXシリーズはユーザーでした。
高倍率ズームコンパクトの先駆けであり、テレ側でもマクロが使い物になる数少ない機種でそれが強みな機種だったかと。
同じような特徴を持った機種が増えてきたのと、CX6で打ち止めになるまでで、ベストバランスは個人的にはCX3だと思います。
起動やフォーカスは遅い機種だったので、キャンデットフォトには不向きですね。
投稿: Qchan | 2015年8月15日 (土) 08時51分
リコーのカメラには随分とお世話になりました。
私のメインブログ「福岡的日常写真」も、一時期はGRやR8、GX200とか、リコーのカメラばかり使ってました。
Rikkieさんの仰る通り、AFはホントダメでしたね。なので、単焦点のGRはスナップモードだけで撮ってました。
ただ、ズームの広角端でも、まっすぐなものが、まっすぐ撮れる、この点は他のコンパクトではなかなか撮れなかったところですね。
以前と撮り方も変わってきて、またリコーのカメラを持つと、イメージが変わるかもしれませんが、今は手持ちのカメラで十分というところです。
投稿: なお | 2015年8月15日 (土) 16時11分
リコーのRシリーズコンデジでは、ちょっと痛い目に有った秋刀魚です・・
リコーのカメラって、今回のRikkie氏の作例でも、そうなんですが、やたらと人物にピンが来ないんですよね
Rikkie氏の「少女」の作例でも、ピントはバックの格子に行っちゃてると思うんです
(実は、ウチのα330もこの傾向が有る)
コントラストというより、「色の濃い」部分にピントが来るようにAFが設定されてるんですかね?
それと、リコーのカメラは、コンデジにしては暗くなると、やたらと被写界深度が浅くなるんですよね
普通は感度を上げる方向に持っていくと思うんですが、これもメーカーのポリシーなんでしょうか?
投稿: 秋刀魚 | 2015年8月15日 (土) 16時49分
どもども、ざっく殿。
リコーのKマウントボディは機械式シャッター機は外観はボロボロでも使い物になる個体が多いですね。しかし、電子式シャッター機は大抵ダメですね。これはコシナも同様の傾向だし、40年近くも前のカメラなので仕方ないでしょう。
ペンタックスもとうとうフルサイズ化ですか。嬉しくもありますが、ちょっと心配ですね。最近、やっとQシリーズを見かけるようになりました。
GXRも不思議なコンセプトのカメラですよね。そういう路線をリコーは進んでほしいですね。
GRがミラーレス化したらQシリーズはどうなってしまうんでしょうかねえ。
投稿: Rikkie | 2015年8月15日 (土) 18時21分
どもども、Qchan殿。
キャプリオR7は上海に連れて行った思い出があります。高倍率で暗所でも粘って好印象でした。抜群に綺麗!といったカメラでは無かったですが、痒いところに手が届く万能カメラでした。
確かにキャンデットフォトはキャプリオではしなかったですね。キヤノンAE-1に28mmF2とかつけていたんじゃないかなあ。
しかし、拙僧のR7も200円で拾った代物ですし、廉価カメラとしてはよく出来ていると思います。
投稿: Rikkie | 2015年8月15日 (土) 18時24分
どもども、なお殿。
やはり、なお殿のリコーもAFに難ありでしたか。キャンデットフォトでなくてもスナップ撮影は、さっさとその場を去りたいので起動は遅くてもいいけどAFはさっさと合ってほしいですね。
GRシリーズはフィルムのGR10でイイ思いをさせて頂いたので、いつかは欲しいと思っています。旧型で十分ですね。スナップモードがありがたそうです。
なるほど、広角側で真っ直ぐに写るのは大したものですね。大抵のカメラは樽型に歪みますよね。
ニコンやキヤノンも結構酷い物がありますから、それは大したものですね。
拙僧も手持ちで十分と言いながら、キヤノンG7とクールピクスS6100が増えてしまいました(--。
200円でバッテリー付きだと見逃せません。
投稿: Rikkie | 2015年8月15日 (土) 18時28分
どもども、秋刀魚殿。
そうなんですよね。この際、人物にピントが合っていれば多少ブレていてもイイんですが、どうも外すんですよねえ。
マクロモードで撮影したチューリップも色がちょっと変だし(ダイナミクスレンジの問題かなあ)、気難しいカメラです。
被写界深度が浅くなるのは気づきませんでしたが、他のコンパクトデジカメも積極的に感度を上げてほしいものです。ノイズが走ってもピントが合っていればOKなのではと思うのですよ。
本カメラもそうなんですが、やたらと感度で踏ん張ってシャッター速度が遅くなるカメラが多いんですよね。そういうのって機械的なハードルでは無くてプログラミングの味付けですから、何とかならないのかと思うのですが。
やたらとノイズを悪人にしたがるメカライターの機嫌をうかがっているのでしょうか。
ミラーレス機とかは、そんな事にはならないですからねえ。
投稿: Rikkie | 2015年8月15日 (土) 18時34分
CX4は新品で買って未だ現役です。
貧乏性なので古いカメラ程稼働率が高いです。
新しいのを使わないともったいないのにね。
こんなに大事に使い込んだ自分のCX4はそろそろ魂を宿して美少女に変身してもいい頃だと思います。
投稿: ポン太 | 2015年8月16日 (日) 13時03分
どもども、ポン太殿。
いやいや、何でも新しい物が良いとも限りませんよ。手に馴染んだカメラは愛しいものです。
本カメラのルックスはなかなかスマートですよね。
美少女に変身したら、さぞかし綺麗な娘さんになることでしょう。
投稿: Rikkie | 2015年8月16日 (日) 14時25分