第一次名古屋歳末中古カメラ・用品大バーゲン迎撃戦
皇紀2675年12月。緬甸方面にて植民地主義連合軍のキャピタル作戦を察知した東亜諸国連盟は植民地主義者の攻勢を迎撃すべく、サカーエ谷地へ集結した。もっとも拙僧の師団は初戦からの参戦ができなった。何故なら接敵は19日(土)とされ、土日は師団長兼妻が在団なので拙僧の権限で部隊を動かすことはできなかったのだ。なので拙僧の師団の参戦は週明け21(月)の残兵討伐となったのである。
拙僧の師団は雲南方面にて援蒋ラインを打通せんとする国民党軍の前進を阻止していた。植民地主義者による訓練と装備を受けた新編成の国民党軍に対し、無視できない損害を受けていた拙僧の師団だが、組織的な機動を損なうほどの消耗はなかった。新装備のR1-Z直協機を慣熟運用もおぼつかない状態であったが、一定の打撃力は保持していたのである。週明けに師団長を送り出したのちに泰緬鉄道にてサーカエ谷地へ向かった。
初戦から戦闘を展開したnico nico近衛師団から「敵影に脅威たる無し」の報告を受けていた拙僧は、まず師団を「名古屋キタムラ買い取りセンター」堡塁へ部隊を向かわせた。本来であればヤバチョーで下車すればよいのだが、拙僧はナーゴヤ方面の土地勘がないので結局サーカエで下車し徒歩で師団を堡塁に転進する。ここでは先週にライカミニルクス(1.3万円弱)を補足するも逃してしまい、駐屯地帰還後に近所のキタムラに問い合わせた時にはすでに別の東亜軍に奪われた後だったのである。すでにミニルクスが無いことは分かっていたのだが、それでも自分の目で見たいのである。それでやっぱりミニルクスは無かったのだがマミヤC330プロフェッショナルが6000円弱で転がっていた。レンズも3種類くらいあって80mm(5000円弱)をつける。しかし、どうもレリーズのロック解除が上手くいかず萎えてしまった。それにレンズのコンディションが悪い。店員氏が調整するというので気が向いたら戻ることにして、ここではクールピクス5000のみを確保して部隊を撤収する。
その後、レモン社名古屋店にも向かったが、大して興味を抱かなかったのでサーカエ谷地へ転身した。
サーカエ谷地はすでに戦闘の潮目は引いており、わずかに散発的な小競り合いが行われていただけだった。戦果報告は下記のとおりである。
サーカエ谷地戦線:
ペンタックス スーパータクマー55mmF1.8(フィルター枠歪み、500円)
写真工業 2008年11月号(300円)
気まぐれカメラBOOK(600円)
カメラスタイル 2号(500円)
名古屋キタムラ中古買い取りセンター堡塁:
ニコン クールピクス5000(ボディのみ、完動品 1000円)
コメ兵戦線:
コンタックス RTS初代(6000円)
戦果としては全くさえないものとなった。今回の戦闘ではとにかく敵影がないのだ。カメラボディやレンズはnico nico殿の報告で期待していなかったのだが、アクセサリーを扱うブースが殆どなかったのが痛恨だった。いつも大量のジャンクを放出しているブースが拙僧が確認できただけでも2か国は参戦していなった。どういう事情なのかわからないが連合軍も一枚岩ではないようだった。それにしても寂しい戦争だった。書籍類の他は僅かにタクマーのみを確保したが、個体としては良好なものの師団装備としては余剰となっているので好ましい戦果とは言えないな。
博多ラーメンで補給を受け、自走で大須方面へ転身する。このままでは師団を動員した甲斐がないというものだ。なのでコメ兵戦線で麾下部隊を再編成して戦闘に臨んだ。
そこで確保したのがコンタックスRTS(初代)だ。消耗は6000円なのだが、師団長から受領した信販会社の商品券が残っていたので、実質的な損害は4000円だった。拙僧の師団ではヤシコンマウント隊はOH済みで信頼できるRXと運用実績のあるヤシカFX3で満足しているので特にRTSを必要としていないのだ。しかし、黄昏ていたヤシカの、かつての最上位機を4000円で確保するのも一興と判断した。白状すると応対してくれたのがコメ兵中古カメラ売り場に咲く一輪の花だったのも影響がなかったとは言えないな。彼女は名古屋キタムラ買い取りセンターに黄色い声をしたパウダー女子という強烈なライバルが出現した事をご存じだろうか。知らないよな。
もっとも、初代のRTSである。電池とレンズを借りて動作チャックをしたが、満足に使い物になるのかは怪しいな。それに構造的にシャッター半押しで露出チェックができないのは運用上不都合だ。というか設計不良なのではないだろうか。こんなカメラに大枚を払った時代はあったとは信じられないな。
尚、迎撃戦ではイベントとして中古カメラ・用品入札会があり、拙僧はTTLファインダーと105mmF2.4のついたペンタックス6x7に入札しておいた。1/1000が不安定なのだが、運用上大した問題にはならないだろう。
もしも、本当に落札となったら金策を練る必要があるなあ。
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コメント
こんばんは。
おおっつ!行かれましたか 名古屋丸栄歳末カメラ・用品大バーゲンセール へ。
いかがでしたか?
ちょっと出店数も少なめで、電池とかフィルムとかの小物類がまるで無かったですよね?
出物の少ないのが歳末カメラフェアですが、今回は完全に空振りでした。
初日は中国語を話す人とかいまして、ちょっとした多国籍状態でした。
しかし書籍ばかりという戦果。
食い下がって55mmのタクマー確保というのは、初めての状態だったのでは?
私も似たようなもので、初めて本に手を出す始末。
ニコンFが入手出来なかったら、ほぼ戦果なしでしたよ。
また次回の4月は是非ご一緒しましょう。
そうそう、来年2月に休みが取れそうなので、2月の平日に撮影なんか如何でしょうか?
具体的な候補として2月の水曜日はほぼ空けられますよ。
あと、ラーメン旨そうですね。
毎回マルエイ後は牛丼だったので、「おおつ!何と言う贅沢..」と思ってしまいました(笑
ではでは。
投稿: nico nico | 2015年12月24日 (木) 21時31分
どもども、nico nico殿。
いやはや、大空振りでした。
ボディ・レンズは余剰となっているので最初からアクセサリー狙いだったのですが、見事に全く無かったですよね。こんなに寂しい中古カメラ市は初めてです。中国人も期待はずれっだったんじゃなかなあ。
ちょっと気になったのはショウケースの中にローライコードVが3万円台でありましたね。でも、120判フィルムは本当に稼働率が下がっているのでスルーしました。
とか言いながら、結局散在するのですが、次回で報告いたします。
4月が楽しみですね。今度はレンズ・アクセサリー狙いでカレナーやコムラノンのような怪しいげな物を確保したいものです。
2月の撮影はぜひよろしくお願いします。最近、被写体が無くて困っているんですよね。楽しみにしています。
あまりに牛丼ばかりだったのでラーメンにしました。師団の消耗が軽微だったので。その後の大出血は予想していませんでしたねえ。
投稿: Rikkie | 2015年12月25日 (金) 05時27分
こんばんは。
自分が参加したかのように雰囲気が伝わり、楽しく拝見しました。
カメラフェアですと、どこのお店も気合を入れて逸品を揃えるはずなのに、全体的にタマ不足なのでしょうか。
最近は、東京の中古カメラ屋にもいい品がないので(もしくは高騰しすぎ)、地方のカメラ屋さんから通信販売で買ったり、ヤフオクで落札したりしています。
とはいえ、中古カメラフェアは雰囲気がいいんですよね。掘り出し物はないかとワクワクしたり、ちょっと殺伐としたエリアがあったりと。
東京では、2016年2月17日~22日の銀座松屋に参戦予定です。
投稿: だいきちボンバー | 2015年12月26日 (土) 01時35分
どもども、だいきちボンバー殿。
松屋の中古カメラ市は15年以上前に何回か行ったことがあるのですが、平日の中日でもかなかなの活気でした。思わず大枚をはたいてヒカリカメラ(だったかなあ)でトプコンホースマンプレスを買ってしまったのも、よい思い出です。ヒカリカメラも数店展開していたと記憶しているのですが、とうとう閉店したようですね。
最近は東京の店すら興味深い物件は少ないですか。このところ帰京していないのですが、寂しいですね。アクセサリーとかは東京でないと手に入らないのですが。
やはり雰囲気はイイですよね。とにかく初日の殺気立った雰囲気がたまりせん。
今回の中古カメラ市ではジャンクコーナーが少なく、魅力に欠けました。無理して初日から参戦しなくてよかったなと思っています。
電池類とか期限切れの印画紙とか全くなかったようです。
来年は期待したいですね。
投稿: Rikkie | 2015年12月26日 (土) 12時00分