京セラ 230AF
拙僧がカメラ趣味の世界に入り込んだのは90年代中半に単車(バイク)のオフロードレースを手持ちのニコンFEで撮影したのがきっかけだった。拙僧は単車趣味者だったのだ。たまたま安かったから買った期限切迫のネオパンFが拙僧を魅了にした。ちょうど写真に飽きた先輩から引き伸ばし機などを借りてのめり込むようになったのだ。
レースを撮影していたのは拙僧だけではない。どちらかというと撮影に熱心だったのは女子だったな。無論、彼女らも走る。キヤノンA-1にレンズ数本、コダックのポジであるダイナを使う様なハイセンスの女子もいたし、GR10を使う女子もいた。そんな中でブサイクな見たこともない一眼レフを使っている女子がいたのだ。それが本カメラである。
その不自然なほど奇怪なフラッシュが印象的だったのだが、スグに壊れてしまったと聞いた。その後、自分で手に入れるまでに20年を必要とするのだが、本カメラのAFで単車のオフロードレースを撮影するのは至難の業だったろう。
コンテンツもご覧頂きたい。
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コメント
画像でしか見たことのないカメラでしたが、あのフラッシュ外れるんですね。
てっきりボディー一体型と思ってました。
投稿: なお | 2015年12月16日 (水) 20時13分
こんばんは。
このカメラ(キョーセラ230AF)分かりますよ。
(逆にデジタルカメラの事がよく分からない)
何となくの記憶ですが、私が通っていた小学校の備品であって記録写真を撮るカメラとして使っていた様な。
あと、以前入手を試みた事もありまして、結局レンズがカビだらけだったのであきらめたのですが、ボディ自体も虚弱体質だったと知り、壊れていたかも...と思った次第です。
しかし、私の一方的なデザイン評価ですが、「ダサかっこ悪い」「何となくα-7000の類似品」 とう感じですね。
α-7000と似ている部分も多く、「わが社もあれと同じ様なカメラが作れないか」という社長命令が降りたようなカメラでして、そんなコンセプトで作ると大概失敗に終わる例の一つに成っているような。
KYOCERA(つづり間違っているかも)でなくて CONTAX と書いてあると、違った結果になったような気もしますが、歴史の闇に消えてしまったカメラですね....残念。
あとご報告なのですが、ボーナスもらいまして、本日有給をもらい夢だった PENTAX LX を買ってしまいました(汗
レンズは使いまわしなので撮影結果はKMと何も変わりませんが。
ではでは。
投稿: nico nico | 2015年12月16日 (水) 22時08分
CONTAXは一眼レフもコンパクトもおしゃれな洗練されたデザイン、という印象でしたが、このデザインはある意味、尖ってます。
同時代のCANON T-80 もそうですが、80年代の、ちょっと浮ついた時代の空気感が感じられます。
後のSAMURAI も尖ったデザインでしたが、その原点を見た気がしました。
そういえばパソコンでも、「RX-78 GUNDAM」なんて名前のパソコンがバンダイから発売されていましたが、そのデザインもちょっと角ばったプラスチッキーな外観でした。
ちょっと前なら、80年代のパソコンもカメラもダサく見えましたが、いま見ると、一周回って格好良く見えてくるから不思議なものです。
投稿: だいきちボンバー | 2015年12月16日 (水) 23時53分
どもども、なおどの。
この独創的なフラッシュを外すと割と常識的な面構えになります。
ただ、外し方を忘れてしまったんですよね。
赤いボタンのプッシュでロックを解除できるはずですが。
投稿: Rikkie | 2015年12月17日 (木) 09時52分
どもども、nico nico殿。
小学校の備品ですか。とにかく、安くAF一眼レフをという事情があったのかもしれませんね。
さすがにこのカメラにコンタックスブランドを与えるのは財団が許さないと思います。今ほどエゲツナく図々しくない時代でしたから。MF機でも京セラは廉価機(には限らずサブシリーズ)にはヤシカブランドを与えていますしね。
とても壊れやすいボディです。突然死しますし、動いているようでミラーがずれていて動かなかったりする。このミラーが曲者ではがそうとすると簡単に割れるんですよね。AFセンサーへの透過加工のせいかとも思うのですが、何しろ困ったカメラです。
前にキタムラ中古で28mmの単焦点が出ていたのですが、ちょっと考えてやめました。ボディが残らないですから。
京セラとしてもAF一眼レフは考えていたと思うのですが、α7000が出てパッケージングの方向性が決まってしまいましたね。
それにしてもLXの確保。おめでとうございます。
ペンタックスの三昧境は中級機にありとは思っていても、やはり高級機だから伝わるメーカーの熱意は違いますよね。
いずれ見せてください。
投稿: Rikkie | 2015年12月17日 (木) 10時04分
どもども、だいきちボンバー殿。
確かに尖っています。
フラッシュユニットの天頂部は本当に尖っていますしね(笑。
ペンタックスもSFシリーズになって本当にSF系デザインになってしまいました。あのころにブレなかったのはニコンくらいでしょうか。オリンパスOM707も相当な奇天烈具合でしたから。
おっしゃる通り、工業製品のスタイリングのガンダム化が著しい時代でしたね。車だとシティかなあ。単車もホンダMVXやスズキガンマで一気にSF色が強くなりました。
そういう意味で言うと、最近のバイク(オートバイ)や四輪の深海魚->SFチックな流れは80年代に通じるものがある気がします。
投稿: Rikkie | 2015年12月17日 (木) 10時12分
こんばんは。
コンテンツも拝読しましてヤシコンの歴史はとても興味深かったです。なかなかここまで纏まって書かれたものを読んだことがなかったです。
T2のコンテンツも拝読しました。私が初めて中古フィルム機に手を出した機種なのですが、もっさりした動作がイマイチで不稼働です。
この年末年始はフィルムカメラのみで過ごしてみようかと考えております。
湘南の子 拝
投稿: 湘南の子 | 2015年12月17日 (木) 19時34分
どもども、湘南の子殿。
拙僧の稚コンテンツを読んでいただき、ありがとうございます。
コンタックスを扱ったコンテンツは多いですが京セラを扱ったコンテンツは少ないので、少々頑張りました。ちょっとでも面白いと思っていただければ幸いです。
コンタックスT2は確かに少しもっさりしているかもしれませんが、夕暮れの諧調などはなかなかいい感じですよ。たまには動員なさっていただけると嬉しいですね。
年末年始はフィルムを堪能なさりますか。
拙僧もフォマパン400を詰めた近田フレックスが1か月も経つので、重い腰を上げなければと思っているのですが、なかなか晴天と重なりません。
拙僧はばっちりとした順行が好きなので、天候不順だと撮影意欲が下がるんですよね。
なんとか撮影を楽しみたいものです。
投稿: Rikkie | 2015年12月18日 (金) 04時42分
曇りもない大口径のレンズに呼び寄せられて、連れ帰って、いざ、、、、、プログラムモードらしきところではシャッター切れたのだが(もとはミラー上がってた)切れるタイミングが判らない。
フォーカスが合わないと切れない? でも勝手に切れたりするようにも感じたりで、こうなると何としても言うことをきかせたくなる、、、悪女す好きですから。Tv,M,Avに変えてもマニュアル設定できない(操作が判らない)。取説もどこにも落ちてない、、、、、とりあえずフィルム装填して撮ってみます、期待せずに。
投稿: goroh | 2016年9月10日 (土) 08時54分
どもども、 goroh殿
なかなかの御達人と拝見いたしました。
拙僧の場合も酔狂で28mmF2.8を買ってしまったので、後に引けません。
フォーカスが合わない、シャッターが切れないのはミラー下がりが原因かも知れません。これは京セラがコンタックスにブランド名を変えても改善しません。
操作系が全くまとまりの無いいのも京セラらしいですね。164MTなど、実は京セラには写真撮影好きの方はいらっしゃらないのではと推考してしまいます。
凄惨な戦いととなりましょうが、ご武運を。
投稿: Rikkie | 2016年9月12日 (月) 10時16分