カシオ エクシリム EX-Z3000
小学校5年生の姪が「LINEで書いたことは韓国人がみんな見ているんだよね」と本質的なことを言っていたのでびっくりした。午後3時代に専門家やら評論家やらが理屈めいた警鐘を鳴らしても大人はピンとこないが、子供というのはよく分かっているものだ。
それで、我々のような伝統的光学機器メーカーが好きなカメラ民族がカシオのデジカメを分かっているかというと、あんまり分かっていないんじゃないかな。カシオというと、跳びぬけたユニークさで気を吐くメーカーなのだが、実際にそれを手に取る機会は意外と少ない気がする。フィルムカメラ好きでカシオのデジカメが好きというのは稀なんじゃないだろうか。だが、コンパクトデジカメの市場では、カシオはキヤノンやパナソニックと競うほどの規模らしい。我々は一眼レフやミラーレスばかり目が行っているからな。
ユニークでニッチなニーズに鋭く切り込むカシオだが、本カメラは割と普通のカメラである。それでカメラの出来は普通にイイのだ。
かつてポケコンファンを二分したカシオとシャープだが、カシオが生き残ってシャープが沈んでしまった一因を掘り下げるのも、面白いかもしれないな。
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コメント
おはようございます。
確かにCASIOのカメラはあまり目がいかないなあ。
QV10とやたら薄くてレンズがはみ出したやつと、時計型のやつしか使った記憶がないですね。
たまにコンデジを借りた事はあるのですが。
普通によく写るし、ピントがやたら速い。プリントも悪くなかった気がする。
最近はセンサーもデカくしてカメラ好きにもアピールする感じを打ち出してきましたね。どうしてもデジタル家電のイメージが強いんですね。
個人的にはセイコーEPSONのように時計のアイデンティティを盛り込んでくれないかなあ?って思うんですよ。
例えば、CASIOにはGショックという大ヒット商品があるので、デジカメのGショックみたいなのを作って欲しい。
同じくソニーにはウォークマンのブランドを聴覚ばかりではなく、視覚で活かして欲しいなあなんて考えてます。
まあ、ブランドはメーカーの資産なので当然色々あるとは思うのですが😄
投稿: ざっく | 2016年3月19日 (土) 05時20分
どもども、ざっく殿。
お早いですねえ。
お忙しいと推測しているのですが。
カシオのデジカメは気づかずうちに隣にいます。決して自分で欲しいとは思わないのですが、隣の人は使っていますね。
もっとも、カシオのデジカメとしては本カメラのようなスタンダードなスタイルのデジカメは主流ではありません。カシオと言えば、ハイスピードエクシリムとか、ユニークなアイデンティティが売りでショウ。
カシオのデジカメはベストショットモードでカメラ任せで写すとそこそこ良い画像が撮れます。自分でどうにかしようと思うとできないのですが。コンパクトデジカメのニーズがそうなのでショウ。
昔はGVシリーズと言ったG-SHOCKに準じたシリーズがありました。結構、ニーズもあったと思うのですが、あまり長続きしなかったですね。
投稿: Rikkie | 2016年3月19日 (土) 06時35分
この記事読んでなんかカシオのデジカメ欲しくなりました。
高速連写とか、全焦点マクロとか面白そうです。
投稿: ポン太 | 2016年3月19日 (土) 10時50分
どもども
カシオのデジカメはハイスピード連射モデルは愛用してました。現在はラインナップされているんでしょうか?
HDR機能は今ではスマホに受け継がれてますね。
私はシーンモードは馴染めませんでしたが、エフェクト機能は結構好きなんです。腕のなさをカバーしてくれるから(笑)
投稿: 大佐 | 2016年3月19日 (土) 11時59分
どもども、ぽん太殿。
カシオは伝統的に飛び道具で勝負する所があるので、面白カメラがありますよ。
スイバルスタイルも先駆けていましたし、パイオニアでした。
投稿: Rikkie | 2016年3月19日 (土) 15時29分
どもども、大佐殿。
割と最近までハイスピードエクシリムはありましたね。
EX_F1を手にした当時には、その凄さに気づかず、さっさと売ってしまいましたが。いい値がついてから、その凄さに気づきました。
カシオは携帯を手掛けているから光学系ノウハウが生きますね。
エフェクト機能は使いませんねえ。ヘタな自分を戒めています(--。
投稿: Rikkie | 2016年3月19日 (土) 15時33分
この間、CP+ に仕事のふりをして遊びに行ってきましたが、カシオのブースだけ異色でした。
まるでノースフェイスかモンベルか、というくらいアウトドア色の強いレイアウトで、ところでカメラはどこですか? 状態でした。
山にバケペンを持っていくような人は買わないでしょうが、高尾山あたりに登る山ガールを狙っている感じでした。
またOL風のモデルが、ドラマ仕立ての自撮りシーンを演じていたり、自撮りカメラには相当気合を入れているようです。
ライフスタイルの中にあるカメラ、を強調しているようで、スペックよりも、どんなシーンで使うのか、という戦略はユニークというか、カシオらしいですね。
投稿: だいきちボンバー | 2016年3月20日 (日) 22時49分
カシオって電卓とGショックの会社としてしか認知されてないですからね・・
日本の会社ではカメラマニアからは一切黙殺されてる稀有な会社の一つです
良く言えば「遊び心が有る」悪く言えば「ふざけてる」って取られてるんだと思います
デジカメ草創期から製品は出してはいるんですが、とりたてて安いわけでも、画質が良いわけでも無く・・といった感じで固定ファンが少ないですよね
ハイスピード系も「色物」としてしか認識されていないでしょう(実際に使うとハイスピードが真価を発揮する場面って極めて限られるんですよね)
そういや、今年のCP+には行かなかったんですけど、去年のCP+にカシオって出ていたっけ?と記憶に残らないほど影が薄い会社です
当方も、まずジャンクでも拾わないでしょうね・・
投稿: 秋刀魚 | 2016年3月21日 (月) 21時00分
どもども、だいきちボンバー殿。
ほうほう、カシオはアウトドアで押していましたか。
なにせG-SHOCKでタフネス時計の金字塔ですから、ノウハウは豊富でショウ。
確かにうっかりしたらモンベルとコラボレーションしそうですね。
カシオのデジカメは一辺倒な画質主義ではなく、ユーザーのニーズを掘り起こすところにありますよね。アウトドアというベクトルで、どう展開していくのか楽しみです。
しかし、カシオに限らずスイートなジャンクは少なくなりました。
投稿: Rikkie | 2016年3月22日 (火) 07時31分
どもども、秋刀魚殿。
カシオというメーカーはカメラマニアに対して関心がないように思えます。
実際には売れていますし、ユーザーのニーズにはフィットしているのでしょう。あまり真面目にカメラマニアをなさっている方は他のメーカーでどうぞ、という姿勢なのでショウ。
それはそれで的を得ていると思います。ニコンやキヤノンの廉価品を出しても勝負にならないですから。
カシオの戦略は「色物」とか「飛び道具」ですね。
確かに、野戦でカシオを見かける機会は稀です。でも、店頭の売り上げランキングとかではカシオはそこそこのポジションなんですよね。
ちょっと不思議ですが。
投稿: Rikkie | 2016年3月22日 (火) 07時34分