ミノルタ ハイマチックS
単車モノは見栄っ張りである。だから、「八王子から小田原まで、どのくらいかかる?」と聞くと、「俺の単車と腕なら渋滞しても、すり抜けて2時間弱だね」などと、過去の最高レコードを言ってしまうのだ。逆に拙僧は四輪だと単車の3倍は時間がかかってしまうのを痛い程、経験しているので、かなり余裕を持ったスケジューリングにする。そうすると妻は「大げさに多く見積もる」と批判するのだが、早めについて待っているのは何とも思わないが、時間ぎりぎりになるのを焦って運転が荒くなるよりよっぽどいい。
本カメラのレンズは38mmF2.7である。これは、ちょっとしたブラフであるだろう。殆ど公差の範囲でしかないのではないだろうか。実際、同じレンズと思われるハイマチックAFでは38mmF2.8になっているし、ケンコー・トキナーの公式HPでもレンズの仕様は38mmF2.8になっている。
それでも、若い頃には見栄を張りたいものではないだろうか。そういう意味ではハイマチックSは若さのあるカメラだった。
コンテンツもご覧いただきたい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
まず。祭りの作例がいいですね。
昔のフィルムカメラの風合いがよく出ている。
この時代には僕はPENTAXのMXとかを使っていた。子供だったから、星を撮ったり、ギターやモデルガンなんかを撮ったりしてました。
祭りを撮ろうとか考えもしませんでした。今は祭りのスナップほど面白いものはないと、今なら思いますが。
ミノルタはこの時代の後でαの時代に入ります。コニカは一眼がヘキサーとか高級コンパクトにいきます。僕はコンタックスのT2を買って主に街のスナップを撮りだします。考えてみる、祭りのスナップなんかほとんど撮ってない。それがどれだけ魅力的か考えた事すらなかった。ミノルタロッコールは名玉があることは知ってたけど、触手が伸びなかった。勿体無い話だなあと今更思います。また、今だからこそフィルムで祭りを撮りたいと感じますね😃
投稿: ざっく | 2016年6月 8日 (水) 05時51分
どもども、ざっく殿。
ざっく殿に写真を褒めていただくのは光栄です
確かに、ややアンダーなたり昭和を感じさせます。
拙僧がこの時代のことはピッカリコニカを親が渡しました。友人を撮れば「人ばっかりとって、どこへ行ったのか分からない」と怒鳴られ「新幹線の流れる風景に感銘を受けて撮れば「ツマラナイ写真ばかりを撮って友達を撮っていない」と怒鳴られました。当時はフィルムも現像も高かったので、ケチで貧乏な親は何でも怒鳴った事でしょう。
そういう訳で写真趣味に目覚めるのが遅れてしまいました。目覚めたのは趣味で参加していたオートバイのレースで仲間を撮ることで祭りスナップは全く関心が無かったですね。むしろ古い土着の慣習というのは嫌っていました。
しかし、カナダの移民生活から帰って祭りというのも良いものだと考えが180度変わりましたね。コミュニティの大切にする祭事、というのは良いものです。そのコミュニティの方の、年に一度の催事を楽しんでいる姿は絵になります。
それで毎月、行ける範囲でどこか祭りをやっていないか検索をしているのが常です。ただ、祭りくらいしか街中で大っぴらにスナップを撮れない現在の世知が無さというのもありますね。
投稿: Rikkie | 2016年6月 8日 (水) 07時49分
いつもROMだけさせていただいております。
このf値、0.1だけサバを読む(?)って感覚がいいですねー、「ちょっとだけよ♡」って?
同形でHi matic SDを荒木のぶよしが偽日記で使っていて、日付を入れる、なんて事を思い出しました。
それにしても、このレンズの写りにはちょっとびっくりです。さすがロッコール、名を取ればCLEなんでしょうけれど、実を取ればこれで十分な気がします。距離計なんてないほうがスナップには使いやすいんだし。
中野辺りで安い個体がでないかしら?
最近は中野のジャンクカメラ館もAF一眼レフばかりになりました。
投稿: k-1!輜重兵 | 2016年6月 9日 (木) 00時32分
どもども、k-1!輜重兵殿。
いえいえ、読んでいただけるだけで励みになります。
確か、コシナのピッカリコニカオマージュものもF2.7だった気がします。コシナのような後発のメーカーだったら気も張るのでしょうが、ミノルタのような大メーカー(コシナも大メーカーですが)が、さばを読むのも興味深い話です。
このレンズはイイですね。ちょと光線状態に左右されますが、これはレンズというよりこの時代のAEの限界という気もします。ロッコールの名に恥じないですね。
実際にスナップ撮影では距離計機も距離計を殆ど使いません。初期のハイマチックAFもAFがあてにならないので、この程度の目測機がスナップには丁度いいんですよね。
中野でもAF一眼レフばかりになりましたか。
三河でもフィルムコンパクトカメラは廃棄処分になってAF一眼レフが残っている気がします。あとはキヤノンFTとかAE-1残っているんですが、既に持っているし今更ですよね。
ハードオフのショウケースの中には50mm付きのペンタックスK2が8000円で頑張っていますが、誰が買うのかなという感じです。
そういえば久しぶりにフィルムコンパクトカメラのミノルタSF-Eを100円で買いました。本来は300円未満でコンパクトフィルムカメラが転がっていて、タマにMFレンズの出物でもでるとイイのですが。
投稿: Rikkie | 2016年6月 9日 (木) 09時47分
ロッコール、いいですね。ロッコールとヘキサノンは、昭和っぽい写り(?)では双璧で好きです。
ただ、私の持っているピッカリコニカやらハイマチック7あたりは、もっとボンヤリとした写りなので、ハイマチックSのキレのある描写に感心していたところです。
アクロスはやっぱりいいですね。
投稿: だいきちボンバー | 2016年6月12日 (日) 09時48分
どもども、だいきちボンバー殿。
拙僧もヘキサノンやロッコールと聞くと期待するものがあります。
確かに拙僧のピッカリコニカもキレのある描写というよりは被写体を背景から浮き出したウォーミングな写りという印象です。ピッカリコニカに関しては、まだモノクロを通していないので、これはチャレンジする必要がありそうです。
やっぱりアクロスはイイですよね。晴天下では頼りになります。やはりISO400の決め手がないですね。
この際、高額でもTMAX400かトライXしかないのかな、とも頭をよぎってしまうのですが。
投稿: Rikkie | 2016年6月13日 (月) 08時55分
ロッコール付きのコンパクトは、ドキッとするくらい素晴らしい描写をするのをしってるのに何故かロッコールの手持ちは少ないのです。
理由は分からないのですが、、、
投稿: M | 2016年6月13日 (月) 12時16分
どもども、M殿。
やはりキヤノンが売れまくっているからでしょうか。
そういう拙僧もハイマチック7とか金属係数の高いブツはなかなか稼働できないんですよね。
この種の一眼レフより重いカメラの動員は拙僧の課題です。
投稿: Rikkie | 2016年6月13日 (月) 15時40分