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2016年10月 1日 (土)

ニコン クールピクス5000

Dscn2463コンシューマユースの耐久消耗品にはパーペチュエイション、つまり永続性が求められる。そして、それは進化することでもある。時には明らかに退化している場合もあるが、絶えず成長し、永続性を持ってこそ、あるブランドの耐久消耗品は受け継いで行く。デジカメが「耐久」なのかは、ちょっと微妙な感じだが。

しかし、その永続性も平坦に続いていくわけではない。時には大きな変革がある。ニコンで言えば、黎明期のクールピクス100はカメラ単体で完結するものではなく、PCと連携したサプライ品であった。それが一気に高級デジカメのファインピクス900になってしまうのは大きなジャンプだっただろう。しかし、スイバルスタイル(回転レンズ)式のボディはガジェット好きには好ましいものだっただろうが、老ニコンファンはもっと常識的なカメラが欲しかった。それでクールピクス800のような常識的な顔をしたカメラを送り出すのだが、実験的なモデルなのは否めない。

Dscn0637ニコンが本気でコンシューマユースを狙ったのはクールピクス880だ。TVではカンガルーを模した粘土アニメのクーピー一家というキャラクターをメインにしたCMでファミリー層をターゲットにしていたが、思ったような効果を得ることが出来なかった。スタイリングも割と酷評されていた。拙僧からすれば効果的なグリップと適度なサイズで好意的に評価しているのだが、多分、大物写真家が何かしらのインセンティブを貰ってニコンの成功を邪魔したのだろう。それでもニコンはクーピースタイルに固執し、シリーズを展開する。ということは、クーピースタイルへの酷評というのはメディア媒体での話で、実際のコンシューマユースは、それなりに評価していたのだろう。

そのクーピースタイルの頂点が本カメラだ。登場時、15万円もしたカメラだから、プロパー価格で本カメラを買った方からすれば本カメラがクーピースタイルの延長上にあることは許しがたいことだったろうが、冷静に見るとスタイリングは踏襲している。当時はライカ判換算で28mmを実現するニコンの本気カメラとして、相当期待された。しかし、意外と酷評しているコンテンツは多い。拙僧からすれば言いがかりに思えるのだが、何せ15万円もしたカメラだから、少しでも不満があれば愚痴りたくなるだろう。

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コメント

ウチにも、E5000は鎮座してます・・笑
E5400と一緒に手に入れました
本体540円・・2台で1080円送料800円でした

この機種は噂によると光学ファインダー部のトラブルが多いようですね、ウチのE5000もズームさせると苦しげな音を立てます

このカメラはバリアングル液晶をニコンコンデジで恐らく初めて採用したと思うのですが、液晶のパワー不足で晴天だと全く見えない・・近接撮影だと光学ファインダーの視差が大きすぎて全くフレーミングが出来ないという有様です

動作がトロイのは発売時代を考えれば仕方無いとは思いますが、それでも使うと「修行」の世界ですね
このE5000を使うと、同時代でもディマージュ7の優秀さをヒシヒシと感じます
ウチの、E5000はrikkie氏の作例より若干くすんだ色合いです(経年劣化してるのかもしれません)

ニコンのハイエンド系低倍率コンデジは5000→5400→8400と続くのですが、どれも販売は成功しませんでした
3機種全て所有してますが、そりゃ売れなくて当然だろ・・と言いたくなります
やっぱ、ニコンという会社はコンパクト系は作り慣れて無いというか、一眼レフこそカメラっていう考えなんでしょうね

ハイエンドコンパクトが各社から再度発売されてるのに、ニコンだけはJシーリーズやクールピクスの迷走ぶりを見るとつくずく感じます

投稿: 秋刀魚 | 2016年10月 1日 (土) 04時03分

これ、確か矢沢永吉さんが愛用してましたよ。コンサートパンフかなんかで鏡に写ってるのを見た事があって1時欲しくなりました。
クールピクルスはやはりスイバルが好きなんですが、ころっと丸い形も意外に好きです。
デジカメ、特にコンデジは形の多様性が面白いと思うので、ちょっと魅力的ですね。
デジ一より面白いと思うんです。
デジ一はいかにもよく写りそうだなあという外観ですが、コンデジはなんじゃこりゃ!みたいなのに意外に写ったり、ニコンならプロジェクターとか変な機能がついているのが面白いと思う😃

投稿: ざっく | 2016年10月 1日 (土) 07時18分

当時のデジカメは色調に違和感がありましたが、これは非常に自然感があります。

AFはしょうがないところですが、2001年でこの描写はなかなかのものですね。

投稿: だいきちボンバー | 2016年10月 2日 (日) 01時51分

どもども。
おぉ、5000はそんなにしましたか。
便乗して私の記事も宣伝したりするのだ(  ̄▽ ̄)

投稿: 大佐 | 2016年10月 2日 (日) 09時20分

どもども、秋刀魚殿。

本カメラのノイズに関してはネガティブに描いたコンテンツは多いですね。概ねAFもAEも色再現もポジティブに評価をしているコンテンツは少ないです。

本カメラの時代になると光学ファインダーはとってつけたようなおまけのような感じですね。ただ、困ったことに、本カメラのバッテリーの持続力は褒めたものではないので光学ファインダー使用は稀な運用ではないです。

あっしはスナッパーなので大して気にしないのですが、もっとシリアスなフレーミングを求めている方は困ったと思うでしょうね。何せ安カメラじゃないですから。

ディマージュ7はよくできたカメラでした。当時としては相当高倍率のズームレンズを搭載しますし。コンパクトカメラとしての運用やニコンのブランドによる期待が本カメラに求められたのでショウ。

クールピクス5400は拙僧の物撮り用カメラとして三脚から外したことは僅かしかありません。三脚ごとよく倒すので2台目です。

クールピクス5000とクールピクス5400は別シリーズのカメラですね。

ニコンのミラーレスの迷走ぶりは顕著ですが、そろそろやりたい事が見えてきた様子もあります。

投稿: Rikkie | 2016年10月 3日 (月) 15時57分

どもども、ざっく殿。

なんとヤザワさんが使っていらっしゃったとは。これはヤザワさんにスキルがあるのかカメラの出来がいいのか断定できない話ですね。

拙僧もスイバル式のデジカメは好きですが、リーディングクラスのカメラとしては制約が多すぎますね。レンズの口径とか。それにコンシューマは既にガジェット好きのものではないので、普通の顔をしたコンパクトデジカメを求めているのでショウ。

面白いのはスマートフォンのアプリケーションで十分で、ハードウェアの冒険はそれ程求められていないのでしょうか。

投稿: Rikkie | 2016年10月 3日 (月) 16時01分

どもども、だいきちボンバー殿。

ひとまず、当時は普通の顔をした28mmのコンパクトデジカメは渇望されていたんですよね。それもニコンが欲しいというのは率直にニーズがあったと思います。

描写については条件が揃わないとパフォーマンスを発揮しないというコンテンツが多いのですが、拙僧はいい出来だと思います。

困ったのは電源ON時やスリープモードの復帰時のレスポンスでしょうか。
時代的にはもう少しサクサク動いても良い気がするのですが。

投稿: Rikkie | 2016年10月 3日 (月) 16時04分

どもども、大佐殿。

ニコンといえば一言も二言もおありなのが大佐殿ですな。
ブログも拝見させていただきます。

投稿: Rikkie | 2016年10月 3日 (月) 16時05分

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