SMCペンタックスDA18~55mmF3.5~5.6
拙僧がカナダに移住して帰ってきてから13年以上経つが、カナダでは14歳以下の子供を家に一人にするのは法律違反だった。それ程、子供の誘拐事件が多く、一人にするのは児童虐待になるのだ。そんな馬鹿な国に生まれなくて良かったと思っていたのだが、先日、妻の知人の高校生の娘さんが風邪をひいて医者に行ったら保護者同伴でないので受付で診療を断られたそうである。小学生ではない。高校生だ。「女性が働くことを応援する社会」なんて言っているけど、高校生の子供が一人で医者に行けないのに、母親が働くなんて無理に決まっているじゃん。誤診とかで文句を言う奴がいたのだろうが、文句を言う奴が無条件に勝つ世の中って本当に嫌だ。でも、確実にそうなっている。
スナップ撮影は本当にシリアスになりつつある。以前は「(芸能人のような)肖像が収益にかかわらない一般人の肖像は、それを侮蔑的に露出するのではなければ肖像権の侵害にはならない」というものだった。以前て言ったって20年くらい前の話なのだが、「肖像権」を「侵害」したらダメだということだ。TVのインタビューを観ていて腹が立つのが、背景のぼかしである。TVのインタビューの後ろを偶々歩いている方が写ったって「侵害」にはならないだろう。嫌ならカメラを避ければいい。TVスタッフは1人がカメラを担いでこっそりとするのは、かなり稀だから、はっきりと写ることが分かるはずだ。しかし、文句を言った方が勝ちなのである。
今のところ、観光地や祭りなどで撮影していても文句を言われることは無いが、何時まで大丈夫かわからない。山車を引いている子供を撮って、警官に叱られるような時代になったら、写真趣味なんて辞めて、単車趣味に没頭しようかと本気で思っている。
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コメント
デジイチが出始めた頃は、APS-C専用レンズが出ていなくて、広角を楽しむには相当な出費を覚悟しなくてはならなかったですわ。
その時代を知ってる人間としては、待ち望んだ手が届く広角ズームでしたよね。
このレンズにいちゃもんを付けるような輩に限って「ツァイスの3枚玉は一段絞ると抜けが抜群に良い」などとほざくんだわさ。あぁ、いやだいやだ。
肖像権の問題については、祭りなどは「この姿を見てほしい」という方がまだまだ多いから大丈夫だと思います。
スナップする度胸のない私みたいな輩はモデルを変えてみるという方法もありんす。
投稿: 大佐 | 2016年11月 9日 (水) 20時57分
どもども、大佐殿。
3~4年くらい前にはソニー時代のαの何かにフィルム時代の28~70mmの安ズームレンズをつけていた女子がいらっしゃったんですよね。それで、拙僧も「広角側が足りなくない?」なんて聞いたんですが、彼女は何の問題があるのかさっぱりわからないという顔をしていましたよ。拙僧は愚問を恥じたものです。
若い連中やコシナやソニーの「ツアイス」を、「なんだかわからないけどバリすげー」と思っているんですよね。でも、それはドイツ製のレンズには「神に祝福された美の女神さま」が宿っていると信じている連中に比べれば可愛いと思っています。
祭りの肖像権も時間の問題だと思います。
感材の供給困難と、どちらが先かレースでショウね。
投稿: Rikkie | 2016年11月 9日 (水) 22時48分
>先日、妻の知人の高校生の娘さんが風邪をひいて医者に行ったら保護者同伴でないので受付で診療を断られたそうである。
本当ですか?ひょっとして、日本語が話せなかった・・とかでは無いですか?
日本では医師には法律で「応召義務」というのが義務付けられており、よほどの事が無い限り、診療拒否は出来ません
日本語も英語も、ドイツ語も話せない場合(医師は大抵第二外国語はドイツ語です)は、症状が話せない(コミュニケーションが取れない)ので、「診療拒否」は微妙なラインだとは思います
高校生一人という理由だけで、診療拒否されたのなら、関係機関に通報した方がいいですよ
それと、「風邪程度」で医者に行くのは止めた方がいいです
逆に症状が悪化します
(医者に殺されない47の心得を参照)
意識不明の重症とかなら、即救急車を呼びましょう
投稿: 秋刀魚 | 2016年11月10日 (木) 00時49分
どもども、秋刀魚殿。
こんな時間に起きていてイイんですかあ。拙僧もですけど。
この話は姻戚筋の話ではなくて、日本人です。
ひとまず救急車を呼べば「お前の所得は?」と聞かれなくても治療を受けられる。そんな世界でも稀な我が国だと思っていたのですが、嘘ではないと思うので本当なのでショウ。また聞きなので確証はないですが。
我々の常識が知らない間に非常識になっているんですよね。凄く痛感します。この話が妥当かどうかは拙僧にはわからないのですが、せせこましい世の中になりつつあるのは実際のようです。不愉快ですが。
風邪程度で医者に行っても、楽観的な対応でも「葛根湯」を出されるくらいですね。
個人的には日本ほど医療や福祉に厚い国は無いので利用するのに抵抗は無いですが。
農村が都市を包囲するなんてほざいていた国だって、あんな感じですしね。
投稿: Rikkie | 2016年11月10日 (木) 02時32分