オリンパス XA2
稀にアクセス数を眺めたりするのだが、ありがたいことにSEOなんて全く意識していないのに、拙僧の稚拙なブログを多くの方々が観て下さっている。かなりメジャーなカメラをネット検索しても、かなり上位に拙僧のブログやコンテンツがヒットしてびっくりしてしまうよ。全く、皆様の温かい眼差しのお蔭である。
それなのにネガティブな発言で申し訳ないのだが、最近、ちょっと個人的なパワーバランスの配分ミスでブログやコンテンツの作成が滞り気味なのだ。なんとか週に2回の更新を続けてきたのだが、もしかしたら週に1回の更新になってしまうかもしれない。たかが拙僧のブログを読んで下さる方には申し訳ないのだが、ご了承いただきたい。
さて、実際にスナップ撮影という戦争で戦っている方に評価が高いのが本カメラである。ギミック的にはXA(初代)の方が遥かに手が込んでいるのだが、実際の写りは本カメラの方を高く評価する方は少なくない。拙僧もそう思っていた。しかし、拙僧も複数のXA(初代)を運用したのだが、明確に写りの違う個体で撮影したと思われるネガがあった。もしかしたら、画像管理のカテゴライズにミスがあったのかと思ったのだが、横須賀与太郎殿によるとXA(初代)はロットによって写りの塩梅が大きく違うらしい。拙僧もその説に賛同だ。結果がそれを語っている。全く、米谷氏は天才設計者だな。
コンテンツもご覧いただきたい。
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コメント
どうも、リンクしてくださって恐縮です。
これ、とらえ方にもよるんですね。
1985年ころ、中村君が持っていて写してくれたんです。
きれいに映っていました!!
ぼくのXAは眠いんです。
でもよ考えると、フジカラーのサービスサイズ(フジカラーのロゴと年や月がフチに入っていたころです)。
解像度。。。ではないんです。
サービスサイズで映える!!
解像度は一貫してXAのほうがあったものの、
中村君はXA2でフジカラーのサービスサイズ。
私はXAでコダックのサービスサイズ。
ンで、私のは末期ので青みがかるし、どう考えても中村君のほうが映える条件なんですね。
御貴殿の上海の写真のように、ぐっと実力を発揮することが初代XAにはあるのです。
だけど、期待値が高くなりすぎちゃうんです。
眠い時もあれば、解像度を発揮する条件もある。
そうそう、中村君は頭のいい人でした。
日なたか、フラッシュ室内撮影ですので、なおさら被写界深度も利いてXA2にしときゃよかったと思ったものです。
ですので当時の世相の反映するとXA2のほうがよく写るように見える。
私の叔父がプロカメラマンにどのカメラを選べばよいかと聞いたら「XA2」と言われたそうです。
しかし、XAコダクロームではいかんなく実力を発揮してくれました。
高解像度で色乗りの良いフィルムだとよかったです。
ですんでXA2の評価はフラッシュフジカなどの気合を入れたレンズのゾーンフォーカス機が素晴らしい移りをするのと似ていると思います。
D.Zuiko。。。XA2のはD.Zuikoにふさわしいレンズだったのかもしれません。
しかしあくまでもゾーンフォーカスを想定したレンズですので、解像度よりメリハリで見せているんだと思うのです。
ロットの問題ですが、私のじいさんのは普通に暖色系も出て、私のは青みがかりました。
あとは同じです。
投稿: 横須賀与太郎 | 2016年11月 2日 (水) 23時52分
どもども、横須賀与太郎殿。
リンクのご承認。ありがとうございます。
成程、運用面から見た評価の違いもあるのですね。好意的に評価すればXA(初代)は距離計で精密なフォーカシングとポジフィルムを使用した好条件を期待し、本カメラはおおらなフォーカシングとネガフィルムを使用した標準的な条件を前提するということでしょうか。
フジフィルムでネガのサービスサイズを焼くのと、コダクロームのポジを透過光で眺めるのは全く違いますからね。
本カメラの
「しかしあくまでもゾーンフォーカスを想定したレンズですので、解像度よりメリハリで見せているんだと思うのです。」
という評価は極めて正当だと思います。拙僧も膝を打ちました。やはり、横須賀与太郎殿の考察は、拙僧など「なんとなく、こんな感じかしら」という評価とレベルが違いますなあ。
横須賀与太郎殿から頂いたコメントから、若干、ブログとコンテンツの表現を修正しました。
適切な条件を満たし、モノクロでもファインプリントを目指すのであれば、状態の良いXA(初代)なのかもしれないですね。
あっしのような、大体な感じで写真と接する者は本カメラということになるのでしょう。
投稿: Rikkie | 2016年11月 3日 (木) 08時03分
どもども。
メカ的に魅力的なのは初代ですが、スナップならゾーンフォーカスを採用した二代目に軍配が上がりそうですね。
個人的にはフロントバリアが卵になったため、閉じた状態は素敵なんだけど、開くとアンバランスになっちゃうのが残念。
やっぱりカメラは見た目だわ(笑)。
投稿: 大佐 | 2016年11月 3日 (木) 13時03分
どもども、大佐殿。
本カメラとXA(初代)への評価は、そのように尽きると思います。
ただ、当時のカメラの価格的な価値からすると、絞り開放でポートレイト撮影もしたいからXA(初代)しか選択肢がないとも考えられますよね。
本カメラはスタイリングの勝負で勝利したと思います。そろそろ、コンパクトカメラがモーター化された頃ではないでしょうか。
展開時のアンバランス感も好きですよ。
あれはマジンガーZの出動ですね。
投稿: Rikkie | 2016年11月 3日 (木) 13時29分
そうですねぇ、XAは世界的に愛用者が、カメラマンがサミー・デービスJRを撮った写真、やっぱり。ねむかたですねぇ。
あんなに異彩ところにテレフォトタイプにして縮め、、無理したのでしょう。解像度は出ても、イマイチと感じることは多いです。もし残っていれば20年前のネガやポジ、探してみようかなぁ。
投稿: 横須賀与太郎 | 2016年11月 3日 (木) 22時35分
どもども、横須賀与太郎殿。
米谷さん信仰者の方からすると、あのテレフォトタイプの広角レンズは、天才米谷氏の大きな功績の一つだそうです。
でも、翌年にXA2が出ちゃいましたからねえ。
確かにXA(初代)のネガに繊細な女性の髪を再現したカットがあるんですよね。ただ、拙僧は殆ど距離計は使わないし、結局、諧調のメリハリのいまいちという評価になってしまいます。
もしかした、ちゃん距離計で精密なフォーカシングをして、ベルビアあたりをつめたら全く評価が変わるのかもしれないですね。
でも、あのフォーカシングレバーのピッチで精密なフォーカシングが迅速にできるかなあ。
投稿: Rikkie | 2016年11月 4日 (金) 09時04分
私も持っています。
今はあまり使っていませんがニコンミニと同じくらいよく写るカメラだと思います。
今で言うと富士フィルムのクラッセと同じくらいでしょうか。
ゾーンフォーカスは案外使い易くて好きです。
デザインも良くて好きなカメラの一つです。
投稿: ユージン・スミス | 2016年11月 4日 (金) 10時33分
どもども、ユージン・スミス殿。
ニコンミニも完全に名作ですね。
28mmの画角も魅力的ですが、アクロスあたりをつめると若干硬くてイイ具合の諧調がでるんですよ。ちょっと光量が不十分なシーンで手ブレしないように慎重にレリーズすると、イイ具合にシャドウが沈むんですよね。
拙僧のようなスナップシューターにとってはフォーカスは3mか5mでいいので、AFに期待できない時には、安心して背中を任せられます。
デザインもイイですね。
投稿: Rikkie | 2016年11月 4日 (金) 16時02分
うーん、XAシリーズは次に見かけた時は仕留めるつもりなのですが、今回のコンテンツを拝見して、初代かXA2か悩みますね。
レンズの写りと、距離計かゾーンか。
今回のモノクロは非常に好きな写りです。あとは好みの問題ですね。
とりあえず、XA4だけは踏まないように気を付けます。
投稿: だいきちボンバー | 2016年11月 5日 (土) 00時38分
どもども、だいきちボンバー殿。
カラーフィルムをメインに使うかモノクロフィルムをメインに使うかでも評価が分かれそうですね。
モノクロフィルムだと諧調の厚みを重視しますが、カラーフィルムだと大した問題ではないかもしれません。発色は悪くなさそうですし。
いずれにしても悩ましいですね。
投稿: Rikkie | 2016年11月 5日 (土) 18時07分