フジフィルム カラーライトボックス5000
ありがたいことに、拙僧の貧乏を気の毒に思って、余剰となった機材を無料で譲って下さる方がいらっしゃるのだ。今までも、多くの方にお世話になっている。本当に、ありがとうございました。
先日、「大幅に期限キレの大量の印画紙が出てきたが、今更、自分で焼くことは無いので、お譲りします」というコメントが某SNSの掲示板に書かれていたので。勿論、拙僧は飛びつきましたよ。その方には、何度かお世話になったことがあり、すんなりと承認頂けました。
届いたのは大量のゲッコーで、大体1999年前後が有効期限で15年物。俄然やる気が出るというものだ。くれぐれも、送料は着払いでとお願いしたのだが、送料も負担して下さった。本当に申し訳ないなあ。
更に嬉しいのが、ちゃんとした大きさのライトボックスを同封してくださったのだ。今まで、拙僧はキャビネ判の小型のライトボックスしか持っておらず、大抵の場合はネガを蛍光灯で照らして選んでいた。
それに比べたら遥かに作業効率が高いし、とにかく疲れない。当たり前だけど、本当に良いものを頂いた。譲って下さった方は、このブログは観て頂いていないと思うんだけど、重ねてお礼を申し上げたい。
肝心の印画紙だが、ちゃんと絵が出た。最初の時は「ちょっと調子が硬くて、粗いかなあ」と思ったのだが、だんだん慣れてくると気にならなくなった。調子が硬いのは何時も使っているのが2号で、今回頂いた印画紙の多くは3号だから、当たり前だな。
それに、レンズによって、うまい具合の諧調が出る。やっぱり、レンズの蘊蓄はプリントしてみないと断言できないな。
勿論、期限の切れていない活きのいい印画紙と全く同じというわけにはいかないだろうが、テスト焼きには十分だ。いや、勿論、鑑賞にも不足は無い。
今年、割と真面目に合同展示会だがポートレイト写真を展示するつもりなので、テスト用の印画紙はいくらあっても困らない。
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コメント
どもども
良い話です。相手方の「処分するなら使ってくれる方にお譲りしたい」気持ちも分かる。
いつの日か「使ってないフォコマート」とか「写真館の建物権利証」が送られてきたりして。
>レンズの蘊蓄はプリントしてみないと断言できない
いやぁ金言です。やはり現像とプリントをされる方は偉いです。
投稿: 大佐 | 2017年1月11日 (水) 22時14分
どもども、大佐殿。
全くありがたいことです。
拙僧も、ちょっと(かなり)問題のあるジャンクを大量に処分することはあります。ただ、タダではお譲りしないんですよね。本当に微々たる価格ですが、タダだと大切にされないし、感謝もされないという経験があるんですよね。
我ながら自分の器量の小ささに情けないですが。
やっぱり、写真趣味はプリントしてこそ完成しますね。
レンズの写りがどうこうというのは、プリントに焼いてみないと、拙僧は断言できないですね。
PCに読み込んだネガでも違いは分かるのですが、何がどう違うのかはプリントでないと断言できないです。
投稿: Rikkie | 2017年1月12日 (木) 02時47分
印画紙も保存状態によるでしょうけど、けっこういけるもんですね。
ちなみに私もライトボックスはフジフィルムの5000です。ライトボックスで眺めるポジフィルムも楽しいですよ~。
>レンズによって、うまい具合の諧調が出る
本当にこれは実感しますね。クラッセが思ったより硬かったり、ミノルタコードのpromarが意外とよかったり、とイメージや先入観と異なる発見があって楽しいです。
投稿: だいきちボンバー | 2017年1月14日 (土) 12時09分
どもども、だいきちボンバー殿。
印画紙は結構タフですね。
勿論、新鮮なものと同じ状態ではないですが、テスト焼きや仲間に見せるプリントとしては十分です。
いやー、大きいライトボックスは使いやすいですよ。今までとは雲泥の差。
今はポジは使いませんが、美しく鑑賞できたでしょうね。
クラッセは硬いというか安定志向ですよね。
でも、こいつにアクロスをつめた時の夕暮れの粘りは、なかなかのものですよ。夜のコンビニとか、気合いを入れて手ブレを抑えてチャレンジしたいですね。
ミノルタコードは、また欲しくなっちゃいますね。
まずはマミヤC33を使いこなすのが先ですが。
投稿: Rikkie | 2017年1月16日 (月) 07時21分