昭和光学精機 セミレオタックス
去年の晩秋あたりから、過去にない規模で大粛清を行っている。基本的には1度でもフィルムを通していないカメラは処分の対象から外していたのだが、感材の価格も上がった現在、全てのカメラにフィルムを通すことは無理だと判断した。そんなことは前から分かっていたことなのだが、覚悟を決めたのである。
それでも程度の悪い物から処分しているのだが、1度でもフィルムを通したカメラも処分の対象になっている。このレオタックスは実際のシャッターが遅いのが難点だが、レンズも綺麗でボディもしっかりしているので処分は惜しかった。実際、もう少し撮影結果が貯まってからコンテンツを作るつもりだったのだが、泣く泣くの処分だ。
撮影可能の戦前セミミノルタも惜しかったのだが、この辺で思い切って処分しないと、何時まで経っても不良債権が残るままだからな。
それに、このところフィルムカメラが若干注目されているので、処分には多分、最後のチャンスなのだ。
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コメント
セミレオタックスですか、セミという名称は日本独自で、各社が猫も杓子もという感じでセミ〇〇というスプリングカメラを出してましたね。
まさに黎明期の国産カメラ業界を旅し歴史を学ぶ思いです。
スプリングカメラや二眼レフを見ると、まるで現代の液晶やスマホを見る思いです。組み立てができれば明日から貴方もスマホメーカーって感じ。
投稿: 大佐 | 2017年1月 8日 (日) 11時27分
どもども、大佐殿。
そういう意味で言うと、欧米人もミラーレス一眼を使うようになりましたが、「ミラーレス一眼」なんていう言い方はしているんですかね。多分、連中は大雑把だから取り立てて一眼レフと区別していない気がしますね。専門誌や広告では区別した言い草があるんでしょうけど、コンシューマの方は。
ヨーロッパ人は少しは気にしているかな。
あっしはスマートフォンとかSNSとか詳しくないのですが、「ファーウェイ」という単語が流通してしばらくは「華威」の事とは気づかなかったですね。
今は「コピー品」という定義は難しいですよね。コピー品を作っているのが正規品を作っている工場か工場から委託している工場と同じだったりしますからね。
ニコンの一眼レフカメラのバッテリーをニコンの工場が作っていると信じたまま、人生を全うするのも悪くないかもしれません。
投稿: Rikkie | 2017年1月 8日 (日) 13時22分