オリンパス μ2
前回、μ(初代)について報告させていただいた。一読すると、μ(初代)を酷評している風に読めるけどそうではない。どのカメラも長所と短所があり、μ(初代)の「壊れる」という短所は一見「長所」に見えることが原因となっている場合が少なくない。もちろん、オリンパスのさじ加減も含めてだ。それ自体は古いカメラだから仕方ないにしろ、そういった短所を「お偉い写真家さんが使ったから」という理由で目をつぶってしまうのは、反権威主義者の拙僧には如何なものかなと思ったわけだ。
本カメラに関してはブログ+HPのコンテンツというスタイルが確立し始めたころに牧歌的なコンテンツを書いたのだが、ロクに使っていない頃なので全面的に書き直した。
コンテンツを作るにあたり、改めて本カメラでモノクロフィルムを1本通したのだが、意外と本カメラで撮影したカットが多かった。要するに気に入っていたのだろう。
それで写りがμ(初代)に比べて良いかイマイチなのかよくわからないのだが、安定的ではあると思う。もっとも、プログラムAEの指向に問題がないわけではない。
コンテンツもご覧いただきたい。
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コメント
どもども
このカメラを見てると優れたデザインの長兄を持った次男の苦労が偲ばれます。これはこれでシャープで格好良いんだけどね。
んで森山直太朗さんは知ってるけど、その何とかさんって有名なんだ。多分、
ミューが現役の頃は売上に貢献してないんじゃないかしら。むしろ朝ドラの女優が愛用してたらオリンパスもさぞ嬉しかったでしょうね。
でもコンテンツを更新するに当たってフィルムを通す態度に頭が下がります。
投稿: 大佐 | 2017年6月 4日 (日) 19時16分
どもども、大佐殿。
本カメラのスタイリングも悪くないですよ。
ただ、楔状に尖ったレンズバリアは褒められませんねえ。オリンパスとしては数字上の小型軽量化にこだわったのでしょうが「そこじゃなんだよ、オリンパス!」って感じでしょうか。
レンズバリアにグリップとなるような出っ張りがっても、壊れないように丈夫に作ってくれればいいのですが。
μ(初代)のスタイリングを継承して、弱点となる耐久性や立て付けをよくしてくれればよかったですね。
μとオリンパスL2桁シリーズは随分とオリンパスを支えてくれたと思います。
デジカメ時代もμデジタルC-700UZ系が屋台骨をさせた時期がありましたね。今やペンデジで安定なのでしょうが、バブルの遺産はどうなったんでしょうねえ。
そういえばμデジタルの広告で陳彗林(ケーリー=チャン)を起用していました。個人的には好きだったのですが、日本の市場の反応はイマイチのようでしたね。
投稿: Rikkie | 2017年6月 5日 (月) 07時06分
3枚贔屓でもμのはちょっと鈍くて好きになっれないんです。今回の4枚玉のほうが、特にモノクロで抜けが良くて好きです。
ニコンミニのごつく質感を写すか、キョーセラミニみたいにシャープで行くか、Triotarのようにどんな露出を切りつめても青くならずに黒くなり、色崩れしないなんてバケモノみたいなレンズ(しかも大雑把な中に質感と立体感を描く)感じだと好きなのですが、μの三枚は僕の好みに合わなくて、むしろμ2のを拝見してこちらのほうが納得です。
投稿: 何枚だー村井@横須賀与太郎 | 2017年6月 9日 (金) 23時31分
どもども、何枚だー村井@横須賀与太郎殿。
そうなんですよね。これはAEのさじ加減やAFの精度にもよるのでしょうがオリンパスμ(初代)のレンズは3枚玉の幸せ感は少ないですね。稀にそのような感じが出る時もあるのですが、おおむねμ2のほうが安心して使えます。
個人的にはμ2の楔状のレンズバリアがグリップとして機能しない以外は、μ2のスタイリングも悪くないと思うのですが。確かにえぐれて湾曲するμ(初代)のインパクトは強いんですけど。
ニコンミニや京セラに比べると緩い感じですが、そこが本カメラもμ(初代)もいいところだと思います。
なので「大作家さん」の愛機だからシャープネスで高コントラストなんて聞くと、如何なものかなと思ってしまうんですよね。
投稿: Rikkie | 2017年6月 9日 (金) 23時48分