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2017年8月12日 (土)

ワルツ商会 ワゴーフレックス

Dscn8511本カメラの登場は1952年である。リコーフレックスIIIの登場が1950年だから二眼レフカメラのムーブメント真っ盛りの頃だ。いわゆる4畳半メーカーなどと言う家庭内手工業の粗悪なモデルも少なくない。本カメラを送り出したワルツ商会は戦前に血脈をもつカメラアクセサリー供給元として知られていた。そのワルツ商会が送り出したカメラが本カメラで拙僧の個体は日東光学のトミナーだが、オリンパスのズイコーや帝国光学のズノーを搭載したモデルもあったらしい。かなりの気合の入れぶりではないだろうか。

Image4拙僧の個体は残念ながら光線漏れをしており、トミナー本来のパフォーマンスを発揮できていない。それにしてもワゴーフレックスのボディは問題がある個体が多い。大抵に場合はフォーカシングノブが固着している。同世代の二眼レフに似た傾向はあるがワゴーフレックスの場合は頑固だ。ワルツ商会も戦後も早々にいきなり自社生産工場を建てたとは思えないから外注に出したのではないだろうか。その組み立て工場がグリスをケチった可能性はある。その後のワルツフレックスはしっかりしているからだ。

拙僧の個体は1台目は修理を断念し2台目で撮影した。日東光学のトミナーというとちょっと気分がいいのだが、ボディがイマイチ完調ではないのが残念だ。

コンテンツもご覧いただきたい。

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コメント

Rikkieさん

以前、私もオークションでジャンクカメラ一箱みたいなの落札して、二眼レフ(機種名忘れました)が入っていて、同じようにフォーカシングが固くて動かないというのがありました。

せっかくの稼働機が光線漏れは残念でしたね。

でも、京都を6×6で撮ってらっしゃるの、いいですね。趣きがありますね。

投稿: なお | 2017年8月12日 (土) 20時33分

どもども、なお殿。

何しろ二眼レフカメラは玉石混交ですからブツの程度は神のみぞ知るですね。ソビエトカメラもですが、部品精度のいい加減さをいい加減なグリスでごまかしている気がしますね。

最近、二眼レフカメラを使っていないのですが、折角の京都なので二眼レフと思いました。

今週半ばには妻と倉敷に行く予定なのですが、やはり二眼レフカメラが似合いそうですね。

投稿: Rikkie | 2017年8月12日 (土) 20時49分

2眼レフですか。未知の分野で非常に興味深いです。1台は欲しいと思いながら、ローライやミノルタもいざ知らず。ヤシカ・リコーとも縁がありませんでした。東京光学、あるいはニコンから分離したアルペンあたりを狙っておりますが、結局は買わないかも知れません。どこか零戦の照準機に似て、被写体・相手に近づいてワンショットで仕留める撮影が一番に2眼レフ的なのかな、とも感じます。
話しは違いますが、先日、Twitterで在日米海軍司令部に軽く質問をしました。私・見事な写真ですがスマホでしょうか? 米『ちゃんとしたカメラを使っています』と返答。ちゃんとした…ニコン、あるいはキヤノン、まさかのソニー。
ただ、空母は極めて強い電磁波を発するのでカメラが動かなくなるという記事を読んだ事があります。とまれ、オート機能など誤作動しない撮影機材となれば上位機種なのでしょうね。意外とキスデジあたりならば、それも面白いです。

投稿: HOOD | 2017年8月13日 (日) 02時45分

どもども、HOOD殿。

二眼レフカメラも一度は体験していただきたいですね。ルックスのユニークさもさることながら、操作系が独特です。重厚な中判一眼レフカメラとはまた違った魅力があります。

プリモフレックスやアルペンフレックスは値段もこなれて良いのではないでしょうか。見た目は戦闘機の照準器に似ていますが、じっくりと左右逆像のファインダーで敵に打撃を与えるという点からすると、砲兵の観測機に近い気がします。

空母が強い電磁波を発しているとしても、カメラの動作に影響があるものでしょうか。そうなると、一般兵の腕時計にも支障があると思うのですが。

ネービー物としてはキヤノンT-70などもありますし、安く壊れないのが信条でしょう。キスデジというのはありうると思います。

投稿: Rikkie | 2017年8月13日 (日) 14時09分

どもどもお久しぶりです。
今回は勉強になりました。ワゴーフレックスも気が付かないカメラで、ましてワルツが出してたとは。コパル社との確執といいこの時代のカメラ史は興味深いものがありますね。

投稿: 大佐 | 2017年8月14日 (月) 21時02分

どもども、大佐殿。

ワゴーフレックスがワルツ製だとか今回自分で調べた初めて知りました。

いろいろとでっち上げたカメラが多い中、流石ワルツでよくできているのですがフォーカシングが固着するのは惜しいですね。

経営者の個人的な確執が社命を左右するとは子供じみていますが熱い時代ですねえ。

投稿: Rikkie | 2017年8月15日 (火) 04時23分

どもども、Rikkie師匠。
私の持っていたコスモフレックスも、粗悪なグリスを使っていたためなのか固着して動きませんでした。ところがコスモフレックスをちゃんと修理に出して素晴らしい写真を撮っている方をブログで見かけ、感動したことがあります。
このワゴーフレックスも、バラして洗浄し、いいグリスを入れたらきっと蘇るのでしょうね。

投稿: とりおた | 2017年8月20日 (日) 10時47分

どもども、とりおた殿。

ソビエトカメラもなのですが、部品精度の悪さをグリスでごまかしているのではと思える気がしますね。
もっともライカ判のリコーコンパクトカメラのグリス固着もマジョリティですが。

ちゃんと修復したコスモフレックスの写りは興味深いですね。

先日、倉敷でプリモフレックスを運用したのですが、オートマットが怪しかったです。
これもグリスや部品の歩留まりとは無関係ではないでしょうね。
そこは流石の東京光学でひとまず撮影は続行できました。

ちゃんと写っているかは現像しないとわからないですが。

投稿: Rikkie | 2017年8月20日 (日) 17時54分

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