コニカ EYE2
随分と前に聞いた話なのだが「ポーの一族」の続編が出るそうだ。話が本当なら既に出ているのだろう。「ポーの一族」といえば拙僧よりも1つか2つ上の世代の女性のマンガである。拙僧は幼稚園児の頃におばさんから与えられた。幼稚園児に「ポーの一族」を与えちゃいけないよな。不幸なことに拙僧は「けっこう仮面」を封印し、「花の24年組」へ戦略打撃群OMGを進めてしまう。「空が好き」「猫の国星」方面に進撃するのだが、萩尾望都さんも随分なお歳ではないだろうか。「花の24年組」らしい清くほのかなジェンダーの描写は変化するのだろうか。なんてったって小学生向け少女漫画雑誌の「ちゃお」だって露骨な性描写の時代だからな。
気づくとハーフ判コンパクトカメラが続いているな。もっとも、ほぼ同期の簡便でプリミティブなペンEE-2に比べると本カメラはゾーンフォーカスでファインダー内にフォーカスと絞り値を表示するゴージャスなカメラだ。何しろレンズがヘキサノン32mmF1.9である。これが悪いはずがない。ハーフ判とは思えないような重みのあるディテールを表現する。流石、ヘキサノンだな。
本カメラを最後にコニカは一度、ハーフ判から距離をとる。しかし、再びコニカレコーダーで我々の心を揺さぶるのだ。もっとも、80年代のカラーフィルム用のレンズは60年代の本気レンズとは比べものにならない。
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コメント
こんばんは。
こんなによいのですね。。。I型をさがそう。。。いやいや、もうそんな金はない。
フィルムカメラを大量粛清しなければ。
縄の描写など、とても立体感がありますね。
結像というのを解像度だけではなく陰影がしっかり出てるのでとても素敵な写りです。
I型を。。。いやいや。。。
型ダメよダメダメ。。。
投稿: 横須賀Foveon与太郎 | 2017年12月 9日 (土) 18時17分
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d259355865
旦那、出てまっせ!即決付き。
投稿: 横須賀Foveon与太郎 | 2017年12月 9日 (土) 18時38分
どもども、横須賀Foveon与太郎殿。
ハーフ判というのはペンEEシリーズのように視神経の反応からレリーズまでの運動の伝達をいかに短時間にするかということだと思っていたのですが、流石のヘキサノンですよね。
デジカメの天下になってから安易に解像度という言葉をフィルム時代のレンズに使っているライターは頭が足りないなと思ってしまいます。それもアダプターでミラーレス一眼に着けて真面目に書いているとしたら痛いですね。
ネガやプリントで再現するのは調子と結像。ただ、タクマーのように結像+アウトフォーカスでは言語化できないディテールの再現を上手く表現することができず、「解像感」という言葉を使うのですが。
「コントラストが高いレンズ」なんてプアな表現をするライターも信用しません。コントラストは印画紙の号数で出します。
シグマの60mmF2.8が即決で1.38万円ですかあ。当時の中古価格を知っていると、難しいですなあ。
投稿: Rikkie | 2017年12月 9日 (土) 22時56分
どもども
いやぁ、豪勢なレンズですね。焦点距離も無理してないし、コニカの良心を感じさせる一品です。
やっぱし旧石器時代の私には、前玉が大きくてf値が小さい(大きい?どっち?)レンズには引き寄せられますね。
投稿: 大佐 | 2017年12月10日 (日) 11時10分
どもども、大佐殿。
やっぱりハーフ判の大口径レンズってのもいいモノですよね。このレンズと張るならオリンパスペンDという気がします。
反感びいきなのかキヤノンEE17とは言いたくないんですよね。
投稿: Rikkie | 2017年12月10日 (日) 13時10分