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2017年12月16日 (土)

イルフォード=スポルティ

Dscn1021我々がドレスデンを知っているのはツアイスをはじめとした光学機器メーカーのメッカだった。最近思いついたのだが、アメリカ人がドレスデンやベルリンを灰にしたのはソビエトに光学機器という当時の軍事技術を奪われたくなかったからじゃないだろうか。ドイツの西側や西ヨーロッパ、北ヨーロッパに設置していた飛行機やロケットといった宇宙航空研究施設や原子力研究所はアメリカ人が確保できそうだと確信できたから、嫌がらせに破壊尽くしたのではという気がするな。何せ焼夷弾で東京をはじめとした人口密集地を焼き尽くした連中だからな。

そういう意味でいうとヤルタで決まっていたとはいえメッサーシュミットやBMWのバイエルン州への爆撃はソビエトの強奪を意識していたのかもしれない。

Image263それで勝った方の連合軍だが、儲かったのはアメリカ人くらいでイギリス人は疲弊しきっていた。ドイツから賠償金を分捕れる可能性は殆ど無いし、レンドリースでアメリカ人に借りた金を返すことができたのは2003年になってからだ。何より世界の基軸通貨かポンドからドルになってしまった。完全に日が沈んでしまったな。

モスキートやスピットファイヤで気を吐いていたイギリスだが、民間企業の復興には簡単には結び付かなかった。なので民生の自動車もカメラも、軍備の重火器まで接収したドイツ人の設計書を使ったか、完成品として輸入する羽目になってしまったな。

本カメラの登場は1959年だが、実際にはドイツのダコラが1954年に製造を開始したディグナIを元としている。戦争が終わって10年も経ったら、どっちが勝ったか分からないな。

コンテンツもご覧いただきたい。

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コメント

こんにちは。
これ私が持っていた(過去形かよ!)Dignaにそっくりですね。あれは裏蓋がそっくり外れてしまったような。Dignaにはレンズネームというよりアクロマートレンズ80㎜と書いてありました。1群2枚で色消しレンズにしてあるところがドイツ人の意地でしょうか(アメリカではベス単以後は1群1枚になります。実に色は良いのですが)。ですので1群2枚色消しレンズに1票。
ニュルンベルクのブラウンのPAXINAにPranarという実にせこい名前のがあるのですが、古定焦点で絞りが選べないんですね。せめて遠中近と晴曇りが選べればなぁと残念でなりません。選べる奴はレンズの名前がまともになってしまいます。
このクラスのものは当たると悪く写るはずがないんですよね。だからむしろダイアナとホルガが不思議です。

投稿: 横須賀与太郎アクロマート | 2017年12月16日 (土) 11時50分

どもども、横須賀与太郎アクロマート殿。

ほうほう、ディグナは既に戦争に投入済ですか。やはり、横須賀与太郎殿の眼に濁り無しですなあ。

1群2枚色消しレンズですか。確かにそんな感じです。とてもトリプレット型とは思えないですから。この種のレンズもよく写りますよね。どちらかと言うと120判のおおらかなフィルムに合いそうです。

ブラウンも拙僧のような欧米中級レンズシャッター機好きには響くブランドです。パクセッテエレクロトニクなんて濃厚ないい感じのネガが撮れました。最近、ウィットナーチャレンジャーという素性のよく分からないドイツ製カメラを使ったのですがダメですね。クロノスターコーテッド50mmF2というレンズが怪しいです。やはり、この種の中級機は45mmF2.8がベーシックでしょう。これもブラウンかバルダなのではという気もするのですが。

個人的には焦点距離は固定でもいいですが絞りはせめて2段欲しいですね。

ダイアナとかホルガは人民に貴重な感材を使わせたくないという中央政府からの指示があったのではないでしょうか。あ、ダイアナは香港か。

投稿: Rikkie | 2017年12月16日 (土) 13時52分

ウィットナーチャレンジャーをぜひUPしてください。レンズにもそそられるものがありますが、ウィットナーというと泣く子も黙るメトロノームのですね。実に良いですよ機械式のメトロノーム。国産と全然違うんですよ。音叉を二つ並べたWみたいな商標で、折り畳み式譜面台も、独特の作法があるんですね。知っている人はすっと開けるのですが、知らない人は無理やり開こうとして曲げちゃうんですよ。それなのに結構使われているんです!!

投稿: 横須賀与太郎 | 2017年12月16日 (土) 21時28分

どもども、横須賀与太郎殿。

写りはですねえ。あまり期待して頂かない方がイイですよ。光線状態をかなり選びます。F8かF11に絞ったのですが、キリリ立つような写りではないですね。

ウィットナーというのは楽器関係のブランドでしたか。カメラは自社で作っているのかなあ。やっぱり外注でしょうねえ。

コンテンツは前倒しして報告いたします。
これもまた情報が少ないので英語のコンテンツからの限定的なものになると思いますが、ご了承を。

投稿: Rikkie | 2017年12月17日 (日) 04時38分

どもども。
蛇腹式より速射性が高くて、携帯性もそこそこあるから、このタイプの6X6リジットカメラは好きです。

ずいぶん昔にダコラのダコラマチック(だったかな?)というカメラを欲しかった記憶があります。その後、イルフォードで全く同じデザインのカメラがあったので、きっとそんな関係(どんな関係だ?)なのかな?

エンナ(なのかエナーなのか、こちらも呼び名がはっきりしない)のレンズも一時病的に欲しかった時期があったわ。

なんだかすごく懐かしい気分になりました。

投稿: 大佐 | 2017年12月17日 (日) 08時39分

どもども、大佐殿。

ダコラはイルフォード向けのライカ判カメラを出しています。これも、ちょっと近未来的なスタイリングで面白いですよね。フェイク距離計窓マークがあったりして。

拙僧も、この種のリジット中判カメラは好きです。割とレンズが伸長・沈胴するカメラが多いのですが、本カメラはスタンダードなスタイリングですね。

エナ(Enna)はエキザクタマウントの35mmとか持っているんですよ。これも謎の多い物件なのですが、まずは撮影を試したいですね。

投稿: Rikkie | 2017年12月17日 (日) 17時54分

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