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2019年1月26日 (土)

ヤシカ エレクトロ35(初代)

Dscn8283先日「シュガーラッシュ オンライン」を観に行ってきたのだ。無論、40(代)男が一人でである。前作の「シュガーラッシュ」の英語のセリフがかなり面白いのだ。ちょっとディズニーアニメとは思えない汚いスラングをメインキャストが吐いたりする。ヒロインの「べネロペさん」が日本語吹き替えだと「ちょっとお転婆な女の子」なのに対し、英語のセリフを拾うと「かなり品の無いオンナノコ」なのが興味深い。もっとも、拙僧の最寄りの映画館では吹き替えでしか上映がなく、英語のセリフで何を言っているのかはわからなかった。しかし、ちょっとディズニーアニメを斜に構えたシーンもあり、DVDで英語のセリフを聴くのが楽しみだ。

Img676映画の話となると「ネタバレ」が注意されれるのだが、拙僧のブログの読者様や「ヤシカエレクトロ35」の検索でヒットなさった方は「シュガーラッシュ」のネタバレに神経質ではないだろう。少なくても拙僧が指摘するのは本編の主線ではない。

実は、拙僧は「シュガーラッシュ オンライン(原題:Ralph Breaks the Internet)」を割と無邪気に楽しみにしていたのだが、観終わった時には切なくなってしまったのだ。前作の「シュガーラッシュ」は閉店後のアーケード(ゲームセンター)でゲームのキャラクターがセントラルを通じてゲーム間を自由に移動できる世界だった。そのセントラルは明るく活気に満ちていた。しかし、冒頭から「妙だな」という違和感を感じたのはアーケードも薄暗ければセントラルもどことなく寂しいのだ。登場するキャラクターも「ストリートファイター」のケンさんや春麗さんなど馴染のあるキャラクターなのだがとても少ない。前作では4つの筐体が並んでいた「(ゲームの)シュガーラッシュ」も筐体は1つだけである。客はインド系移民の少女と弟(?)だけだ。そんなセントラルに新しいゲートウェイとして「Wifi」が現れる。要するにアーケードにインターネットが繋がったのだ。話の本筋は省略するとして大雑把に紹介すると主人公のラルフとべネロペはインターネットの世界で冒険し、ラルフはアーケードに残ることを決断し、べネロペはインターネットの住人となる。ラルフとべネロペとのつながりは通信として継続するのだが、どこか破たんを感じさせるのだ。それが決定的なのは最後のシーンでアーケードは開店するのだが、訪れるのは古ぼけたセダン1台なのだ。前作ではアーケードの開店に合わせて子供たちがバイク(自転車)で集まっていたが、その活気は皆無だ。つまり、ネットゲームの世の中にあってアーケードは消滅する運命なのである。ラルフ達と共にだ。

Img686そんな感じで「感動して大泣き」する予定が、ラルフ達の「消滅」を突きつけられて切なくなってしまったな。「ゲーム」と「アーケード」の関係については、かつては「ゲーム」はしたくても「アーケード(ゲームセンター)」は不良のたまり場でカオスでリスキーだったという話もしたかったのだが、話が長くなるので別の機会にさせていただきたい。

「消滅」を突きつけられているのはラルフ達だけではない。「フィルム写真」だっていずれは「消滅」を迎えるだろう。マテリアルとしてのフィルム・感材とサービスは辛うじて残るかもしれないが、8mmシネのスーパー8のようにコスト的に無理になれば同じことだ。現在、若い方々にも細々とフィルム写真のカルチャームーブメントは存在するが、拙僧にとってはアクロスの消滅は大打撃でモチベーションを回復できていない。久しく離れていたポートレイト撮影をぼちぼち再開するつもりなのだが、積極的にフィルムカメラを動員するかといえば限定的だろう。マイクロフォーサーズマウントのシグマ60mmF2.8なども確保したのだが、デジ画像に夢中になれるかは未知数だ。というか、正直あまり積極的になれないな。

悲観的な話をしても致し方無い。手持ちには買い貯めたアクロスもあるしキタムラもコダックのモノクロフィルムを全面的に扱うようになった。SPDもD-76も今のところは流通している。あれこれ悩むよりはアホなふりをしても楽しむのが吉だろう。

本カメラのコンテンツは既に作ったのだが、リペアを報告したもので撮影結果がまだだった。今回、撮影結果のページを作ったのでご覧いただきたい。写真は本当に散歩の記録で面白くもないのだが、ご了承頂きたい。

コンテンツもご覧いただきたい。

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コメント

いやぁ、さすが、三河の将軍様。
私なんか機械仕掛けも分からない、電線はとにかく引きちぎる、という分解しかできず、破壊行為しかできません。HANIMEX REFLEX FLASH 35のシャッター制御を見たさに、バリバリと引きちぎり引っぺがしました。
根気と頭の良い方は尊敬します。
この大きいタイプは使ったことがないんです。

このころのリコーやヤシカのレンズは舐めたくなるような、そう、ミネラル分たっぷりの自然水のような味がしそうな思い透明度を持っていますね。

このレンズが持っている実力をもっと拝見したいです。ぜひモデル撮影などに!!

やわらかい描画なレンズな感じでしょうか?

そうそう、ヴィトローナを異端審問にかけ名誉をはく奪し、栄誉をコニカに与えました。

投稿: 横須賀与太郎 | 2019年1月26日 (土) 02時43分

どもども、横須賀与太郎殿。

いやいや、拙僧もどちらかというとデストロイヤーですから「ひとまず動くようになった」のは奇跡です。根気はないし、なにせ酒を飲みたくなっちゃう。いや、正確には酒を飲むとカメラを分解したり絵を描いたり小説を書いたりしたくなっちゃうんですが。

リコーのレンズもいいですよね。先日、リコー35EFSでアクロスを半分使ってきたのですが現像が楽しみです。勿論、1本のアクロスを複数のボディで使いまわしています。あと数本ネガが貯まったらストーブを使って現像します。

本カメラの写りはゴージャスなボディに反する繊細で細い描写でしょうか。拙僧の個体は露出計に若干問題があるかもしれないですね。

距離計連動機をポートレイト撮影に動員するのは以前は熱心だったのですが、最近は控えています。やっぱりモデルさん受けがイマイチなんですよね。フィルム一眼レフでも「変な人」と思われる可能性が高いし、ベッサR2やキヤノン7あたりでも心象には気を使います。距離計連動機が混ざると撮影のリズムがアンバランスになるんですよね。それはそれで頭が冷静になってイイのですが。

ヴィトローナのブログを拝読しました。コニカC35EFの偉業が正当化されましたね。流石、横須賀与太郎殿の功績です。

ブログの方も、妻が居ない明日にゆっくりコメントさせて頂きます。

投稿: Rikkie | 2019年1月27日 (日) 18時01分

いつもROMだけさせて頂いております。
今回のお話、数年前までアーケードゲーム業界にいた身には、我が身の事と感じてしまいました。
それでもたいこ叩きだとかダンスだとかの体感型アーケードゲームは残りましたが、いつか時代が1周してまたどこかで・・・って思ってしまうのは自分がまだ未練があるからでしょう。

フィルムカメラも、今の職場の若い衆が持ち歩いていたので、ついつい意地悪な質問をしてしまいましたが彼らは純粋でまだまだフィルムカメラを使ってくれる世代が産まれているんだとちょっと嬉しかったりもしました。

ヤシカエレクトロの初代ってウチの父親が姉が産まれた時に買ったカメラだとおもいます。やはり電装がだめになったのか、僕が産まれた時にPENT SPに買い替えたからか僕のこどもの頃のおもちゃとして余生を送っていましたのをおぼえています。今にして思えば僕のカメラ人生ってヤシカエレクトロからかぁ。。。
他のジャンクカメラ(っていいたくはないですね、)も大抵は電池ケースの腐食が原因だと思っています。液漏れは困りますねぇ。 

投稿: k-1!輜重兵 | 2019年1月29日 (火) 23時39分

どもども、k-1!輜重兵殿。

お久しぶりです。読んでくださるだけで嬉しいです(mm。

プチテーマパーク的なモノとして残るとイイのですが、今やアーケードゲームはスーパーやデパートのテナントの片隅ですよね。一度、箱を失ったら再興は難しいでしょうね。感材供給も他人事ではありません。

一時期のフィルムカメラ若人は雑誌やムックの「その筋の重鎮」の書くことを真に受けているような感じでしたが、最近は割と無邪気に楽しんでいるようですね。権威主義に影響されるのが一番ツマラナイですから良いことだと思います。平気で7万円のコンタックスT2を買ってしまうのも羨ましいですが、今やFM10に普通に良さげなレンズを組み合わせてもそのくらいになってしまいますよね。

ヤシカエレクトロ35からペンタックスSPというのは、ご家族の記録を残す媒体としては適切なブロウアップに思えます。
拙僧の場合はEOS630が家にやって来たときにピッカリコニカが拙僧のものになりました。

電池接点を磨いただけで復活する場合もありますから期待しちゃいますよね。この点、水銀電池は逆にありがたいです。プラカメの液漏れは基盤をしばしば侵食しお亡くなりになっているケースが少なくありません。

そんなプラカメもリサイクルショップやキタムラのジャンクコーナーですら見る機会が少なくなりました。

投稿: Rikkie | 2019年1月30日 (水) 20時57分

どもども、Rikkie師匠。
線の細い繊細な描写ですね!
遠景もキリリと描いてくれるので 山でも活躍しそうです。しかし、やや重量はかさむかな。
この時代のこの形のカメラは実力派ぞろいな印象です。わが師団のビューティライトマチックもそう。

投稿: とりおた | 2019年1月30日 (水) 23時06分

どもども、とりおた殿。

本カメラの電子シャッターは意外と今の季節の山でも有効かもしれませんよ。なんといっても、ろうそく1本でも写るのですから。

ビューティライトマチックですか。ビューティライトマチックIIならコンテンツを作ったのですが、だいぶ前なのでカラーネガでしか撮影していないですね。
ちょっと滲むようなカラーが好ましいです。

まだ、師団のヤードに有ったかなあ。

投稿: Rikkie | 2019年1月31日 (木) 04時02分

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