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2019年3月16日 (土)

キヤノン キヤノネット(初代)

Dscn7523拙僧のコンテンツは資料性の高さを目指したものではない。なので「テンで間違っているよ」ということは多々ある。それでも、日本では少ないソースを海外に求めて、そのカメラの歴史的なポジションやクラス的なポジションを重要にして書いているつもりだ。

そういうコンテンツを書いていると、どうしても登場するマイルストーンのようなカメラと言うのが多々存在する。例えば一眼レフカメラを語るとなればニコンFを避けることはできずハーフ判を語るとなれオリンパスペンを抜きにしては語れない。そういう意味で言うとライカM3なども代表格なのだが、コンテンツを書くために買うというのはないな。

Img218そういう意味で言うとキヤノネット(初代)というのもカメラ史の中では重要なポジションである。なにせ、本カメラの登場で辛うじて頑張っていた中小メーカーが軒並み消滅してしまったからな。

そういうマイルストーンになるようなカメラは、その前後のコンテンツとリンク付けするようなもので、さっさと取り上げた方が説明も楽だしSEO対策としても都合がイイだろう。しかし、拙僧はあまのじゃくなので、そういうカメラを持っているのに優先して使うのは大胆に合理化したチノンの3枚玉だったりするのだ。

本カメラも持っているだけで使っていないと思っていた、ちゃんと使っていた。なので急いでコンテンツを作らせていただいた。

どうか、御笑覧いただきたい。

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コメント

今晩は。まさに量産型の初期型ですね。それまでの中小やミノルタ、ヤシカ機の町工場的な職人気質、作業を一掃した戦略的な機体であると思います(あえてカメラとは呼ばず)、分解するとプレス部品を配した構成が印象的です。
ややもするとドライな感触もあって好みが分かれますね。巻き上げのリズム、シャッター感覚など改良の余地は多々あっても、撮影機体としての攻撃力・レンズ性能は相応であり、侮りがたい。
確実に家族の肖像や旅の記録を間違いなく残してくれる。
後年、シャッター羽に故障が目立つようになりますが、メンテナンス好きなマニアには手の内にある状態の一つだと言えますね。
初の 量産型として考えると、前述したように戦略的な機体であり、この機の登場でカメラという戦場から去っていった中小メーカーの悲哀も、一つのノスタルジアになったとは思います。ですが、けっして廉価な機体ではない当機が時代に即した代表機体になったのは、量産を考えたデザインや体制にあって業界を革新的に変革したのだと思いました。先日、使用したペンタックスオプティオE30ですが、あまりにバッテリー食いで(ネット記事に指摘されるように)、少し旧式のキヤノンA520より効率が悪い。描写は悪くないのですが、残念ながら予備役へ。

投稿: HOOD | 2019年3月17日 (日) 00時18分

どもども、HOOD殿。

キヤノネット(初代)の登場でカメラは「高級品」から「耐久消費財」になりましたね。それ以前から工数管理や生産性検討をおこなっていたのでしょうが、どこか職人気質が残っていた気がします。それを大量生産品にしてしまったのが本カメラのマイルストーンとしてのポジションでしょうか。いささか寂しさもありますが、日本カメラが世界の覇権を握るのには必要だったでしょう。

確かに、本カメラには改善擦るべき点はあります。レリーズボタンの節度は雑だしトリガー式巻き上げは拘らないほうがいい気がしますね。しかし、世の中を驚かせるようなインパクトを与えるのには成功したのではないでしょうか。

ペンタックスはペンタックスなりの良心があるのですが、廉価機のバッテリー消耗と露出のシャッター速度が簡単に遅くなるプログラムAEラインはイマイチですね。
キヤノンAシリーズはキヤノンの良心だと認識しています。

投稿: Rikkie | 2019年3月17日 (日) 14時53分

Rikke様
大型のキヤノネットだったら私もこれが好きです。革ケース付きなんかよござんすね。昭和末期に持っていましたが、パトローネごと現像液にひたすダークレスでいい加減に現像したものがあるのみです。もうご放流されましたか?これからだったら参戦します。
当時はこれを買えた一般庶民はウハウハだったでしょうか。この数年前まで2眼レフ全盛でしたし、EEだからカラーも撮ってみようか、など団地にテレビ、一体型ステレオなどとともに…ステレオタイプに見過ぎるのは良くないですが、私がガキの頃ときでもカラーは難しいという印象がありました。フジカラー.FIIは、まだまだラチュードがせまかったので、この頃EEで大口径レンズで直線的なモダンなデザインは魅力的です。とうじ生きていれば、私も二眼レフなどを捨てキヤノネットを選んだとおもいます。

投稿: 横須賀与太郎懐中端末 | 2019年3月18日 (月) 12時03分

どもども、横須賀与太郎殿。

コンテンツの個体は処分したのですが、なにしろ何台も確保しましたから、まだヤードに残っているはずなんですよね。割と最近、監理ポストに”生きている個体”を入れた覚えがあるのですが行方知れずです。粛清を逃れましたか。

中古カメラ市などで安い雑誌が安いと買うのですが中判カメラはおおらかなもので精密カメラはライカ判というようなことが書いてあります。勿論、ローライやハッセル、ペンタックスにマミヤやブロニカなどは別なのでしょうが。その精密カメラにEEをぶち込んで距離計連動機ですから、当時の方は「うひょー、スゲー」ということだったのではないでしょうか。

コンテンツを作るために随分前に撮影したネガを見たのですが申し分ない描写力ですよね。あっしもビックボディのキヤノネットはレトロSFチックなキヤノネット(初代)が好きなんですよね。トリガー式巻き上げは好かんのですが。

投稿: Rikkie | 2019年3月18日 (月) 16時55分

今晩は。記事を読みながら部屋のカメラ箱を探してキヤノネット引き出しました。私の手元には前期型と後期型の2台で、ファインダー内でシグナルがガチャガチャ動く前期型はぎこちない雰囲気もありますが、当時の工業生産品として最も成功した機材なのですね。撮影に使うには絞り羽などの手入れが必要ですが、淡いパステル画のような描写は懐かしさがあります。
先日、入手したキヤノン10Dも、今更ながらの価値の少ない機材です。しかし、何とも言えない優しさがあるカメラだと思います。私の入手した当機は使い込まれておらず、妙にタイムスリップしたような気分。これも中古カメラで撮影に臨む楽しさなのでしょうね。

投稿: HOOD | 2019年3月22日 (金) 22時35分


どもども、HOOD殿。

ニフティのココログのアプリケーションが変わって、動作が不安定になっています。ちゃんと、コメントを表示しないんですよね。
このコメントが表示できるとイイのですが。

前期型と後期型ではファインダー内の表示が違いましたか。手元にブツが無いので気づきませんでした。
今となっては建付けも清廉さがイマイチかもしれないですが、当時の量産機器としては画期的に合理化したものですね。

キヤノン10Dも、最近手に入れました。
軽快さに注目してポートレイト撮影にルミックスDMC-GF5にシグマ60mmF2.8をつけたのですが、写りすぎです。
モデルさんの見てほしくないテクスチャーまで絵がいちゃうんですよね。
前回はニコンD80を動員しました。
このくらいがバランスイイですね。

投稿: Rikkie | 2019年3月23日 (土) 11時17分

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