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2019年8月10日 (土)

キヤノン A35デートルクス(ナイター)

Dscn9552ナムコの黄金時代の名作は「ディグダグ(DIGDUG)」や 「ゼビウス」など多々ある。しかし、埼玉の辺境であるイルクーツクには正規品は届かず「ジグザグ(ZIGZAG)」や「ザビオス」だった。当時はゲームセンターなどという不良のたまり場とされていた(イルクーツクでは)から、怪しいTVゲームに著作権の余地などなかったのだろう。

それにしても不思議なのはオープニング画面は、意匠は似ているものの「ジグザグ」にしろ「ザビオス(あるいはバトルス)」のモノだった。今のようにOSやマザーボードシステムが共通化している時代では無い。ひょっとしたらROM基盤からインターサーキットエミュレータで機械コードをデコードして再プログラムしたのだろうか。そういった「まがいもの」の中にはオリジナルには存在しないアイテムやオプションが追加されていたものもあった。そこそこ大変な仕事のような気がするな。そういう「まがいもの」でも届けば嬉しかった80年代のイルクーツクである。

Image41世界初のスピードライト(フラッシュ)搭載カメラの「ピッカリコニカ」や世界初のAF搭載カメラの「ジャスピンカメラ」が登場した時にも、かなり模倣に近いカメラが一流光学機器メーカから登場した。しかし、キヤノンは冷静だったようである。

ひょっとしたらハウネルに金を払うのが嫌だったのかもしれないが、「ジャスピンコニカ」と時期を同じく距離計連動機とスピードライトを組み合わせた本カメラがキヤノンから登場した。当時のAFユニットはフォーカスエリアも4点くらいのおおらかなものだったし、距離計がちゃんと使える方なら、本カメラの方が正確なフォーカシングが可能だった。

カラーの発色もモノクロの艶やかさも素晴らしいレンズを搭載する。

コンテンツもご覧いただきたいご覧いただきたい。

 

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コメント

暑中お見舞い申し上げます。暦の上ではもう残暑ですが暑さのピークですのでお身体お大事にしてください。
西田敏行さんのコマーシャルを思い出しました。キヤノンのコマーシャリズムは派手でしたから。棚から僕の個体をもちだして久しぶりにいじってみました。このトップカバーは金属ですか、たしかに他の同クラスのカメラとは違い塗装もしっかりしています。レンズ部分のデート入力部分は初めて見たときにはなんだかへんてこでしたが今弄ると悪く感じません。なんだか不思議です。同クラスのdatematicも出てきたのですがこちらはプラだと思います。ストロボの見えない処理がまとまっているからか、黒塗装とまとまって見えるんでしょう。シャッタースピードが1\60が弱点ですが当時はこの方が良かったんでしょうね。GN12くらいじゃキャッチライト程度ですけど当時は夢があったんだと思います。久しぶりに使ってみます。

投稿: k-1!輜重兵 | 2019年8月10日 (土) 19時13分

どもども、k-1!輜重兵殿。

お暑うございます。拙僧は迂闊にも13~14時という最も暑い時間体にスナップシューティングを試みて命の危機を感じました。k-1!輜重兵殿もくれぐれもご自愛ください。

本カメラの外装はほぼ金属の様です。確かに艶やかな質感や引き締まったプロポーションはコニカEFや仲間たちとは一線を画すようです。

datematicは樹脂ですね。これも撮影済なので、どっちを先にご報告するか迷ったのですが、撮影写真が古いので先にしました。

小振りなスピードライトで「ナイター」の称号は奢りすぎでは、というようなことをコンテンツで書こうと思って忘れていました。でも、そこここのコンテンツやブログで書いてあることなので、重箱の隅をつつかなくてよかったかもしれないですね。

投稿: Rikkie | 2019年8月11日 (日) 15時24分

どもどもRikkie師匠。
拝見いたしますと 特にカラーが 深みのある描写で気に入りました。

ゼビウスは とても流行っていましたが、めちゃくちゃ難しくてすぐ死にました。コントローラーと一緒に体も逃げる動作をしてしまうんですよ。そんなの無駄なのに。

投稿: とりおた | 2019年8月15日 (木) 17時37分

どもども、とりおた殿。

本カメラのカラーは秀悦ですよね。
珍しくカラーネガを使ったのですが、その甲斐がありました。

拙僧はディグダグにはまっていました。正確にはジグザグですね。イルクーツクに正規品は届きませんでした。
2時間かけて西部イルクーツク線で池袋のゲームセンターに通ったのも懐かしい。

投稿: Rikkie | 2019年8月16日 (金) 11時53分

これはピッカリコニカの正当な発展型ですよ。初期AF機は色物というかキワモノでしたので、簡単で確実という意味ではナイターが正当な発展型ですね。キヤノンが好きか嫌いかでなく、やはりキヤノンは立派ですね。ちゃんとしたものを出し、モノクロもいいですね!!こりゃ参ったなぁ。レンズのコーティングなんか高級感全くないのに・・・カラーも色ノリが良くって・・・もうちょっと試射してから手放せばよかったかなぁ・・・

投稿: 横須賀与太郎 | 2019年8月16日 (金) 22時15分

どもども、横須賀与太郎殿。

そうなんですよね。初期のAF機はおおらかですから、ジャスピンコニカは不思議とそれなりにピントが合いましたけどミノルタハイマチックAFなんてひどいですからね。血脈からするとAFカメラの方が枝分かれしたモノかもしれません。

レンズイイですよね。特にモノクロの調子の肉厚さが最高です。
もう処分してしまったのですが、また拾ってしまいそうな物件です。

投稿: Rikkie | 2019年8月17日 (土) 03時44分

キヤノネットG3あたりがレンズシャッター機として最も頼りになる機材にあたると思います。その系譜上にあるA35なのでしょうね。キヤノン機材には(無難過ぎて撮影者が介在する間合いがない)自分の周囲を見渡せばデジタル時代に入ってからは一眼レフからコンデジまでキヤノン機材に囲まれてしまいました。

投稿: HOOD | 2019年8月25日 (日) 13時12分

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