ヤシカ フラッシャー
久しぶりに漁場であるカメラのキタムラ某店に足を延ばしたのだが、ジャンク籠が消滅していた。これで定期偵察内のキタムラのジャンク籠を全て失ったことになる。今となってはリサイクルショップでもジャンクコーナーにフィルムコンパクトカメラを発見することは少なく、転がっていても異様に高い。一時期、フィルムカメラのムーブメントで廉価カメラにイイ値段がついたのだが高騰したまま高止まりしているのだろうか。拙僧もいい思いをしたのだが、本カメラのようなプラカメが2980円では、とても手に取ることができないな。
勿論、拙僧の師団にカメラ・レンズのストックは供給が途絶えても2年はブログを書けるほどヤードに転がっているのだが、供給先が無いというのはモチベーションを下げる。こういうブツは送料を払ってネットオークションで飼うほどのモノではないしな。
名古屋の中古カメラ市も不鮮明な情報しか入らず、寂しい限りだ。
コンテンツもご覧いただきたい。
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コメント
さすがRikkie様、ヤシカ35MEとスナップ、やMFとフラッシャーなど、似通っててどれとどれが玉一緒だ?などと邪推をしているうちにFilm時代は過ぎ去ってしまいました。今拝見できてすっきりしています。改めて調べてみるとムラムラ来ますね。でも自分の飽きっぽさから、また仕入れるのには躊躇します。今フィルムが効果になった時代には球数が多くて安いフラッシュ付きのほうが遊べる確率は高いですね。MFとの質感の比較は面白かったです。AUTO FOCUS MOTORなどもちゃんと頑張った感じはありましたですね。闇の深いところは、MFなどのレンズの好感が持てる(正当な意味で)、フラッシャーのレンズのように好感が持てる(ゆる~い意味で)のどちらにも魅力を感じるところでしょうか。。。昔はゆる~いいのは嫌だったんですが。。。こっちの基準もゆるくなったものです。
投稿: 横須賀与太郎 | 2019年9月14日 (土) 22時07分
こんなことを書くと怒られちゃうかも知れませんが、僕は当初ジャンクカメラからレンズをもぎ取ってNEX-5なんかに移植して楽しんでおりました。が、本当に壊れているジャンクカメラなんか少なくって大抵の物は生きている個体。そうとなると潰すのもおしくなって海外旅行にも持って行ってたりします。中野あたりでもすぐにこのクラスが3000円台になってしまっていたり、外国人観光客に買い占められていたりで、もうあの当時の様な遊びは出来ないとは思います。僕も結構な鹵獲品がありますがウチはヤシカダイヤリーが好きでした。あの正面のダイヤルがいっぱい見えている所が中二病をそそりました。シャッターの押した感覚も軟らかくって気に入っていました。こんどまた使わなくっちゃ!
レンズ構成はよく、枚数が多い方がうんちゃら〜ってよみますが、枚数がすくないこの機種の方が素直な写りをすると思います。 いまだとヤシカは香港のブランドになってしまいましたが、世界的には日本のヤシカなんでしょう。
投稿: k-1!輜重兵 | 2019年9月15日 (日) 00時22分
どもども、横須賀与太郎殿。
フィルムカメラが底値の時には「ヤシカ」とか「チノン」というだけで買っていました。高くても800円くらいで普通に200円でしたが、今となってはそもそもブツがありませんね。
今回のブツは露出計がイマイチのようで適正露出から少しオーバーなようでした。しかし、他のコンテンツを見ても煮や様なモノなのでAEもおおらかななのかもしれないですね。
あっしも、35MFもスナップもダイヤリーもフラッシュも同じレンズだと思っていたのですが、3枚玉と4枚玉のモノがあるようですね。勿論、両方とも大好物で一番好きなのはヤシカスナップですね。あのチープ感と潔さがイイ。
高コントラストとシャープネスはデジカメに任せて、おおらかに楽しみたいものです。
投稿: Rikkie | 2019年9月15日 (日) 06時10分
どもども、 k-1!輜重兵殿。
何故かこのクラスは高くなりましたよねえ。日本で使っている方は見たことがないですが。ペンタックスSPとかニコンFM/FEで頑張っている若者は散見しまけれども。
やっぱり大陸が買って行くのでしょうか。正確には分からないのですが大陸のネットショップの阿里巴巴などでは「ロモ」というカテゴリーがありますから。
三河ではそもそもブツを見かけることが極めて稀になりました。一眼レフカメラ用のレンズ、タクマーとかFLレンズは見かけるのですが。この種のプアなプラカメの発見率は低いですね。あってもキヤノデートEが2980円もする。
あっしも完全にシャッターが壊れた物は改造して一眼レフ化しました。この種のコンパクトカメラは無理ですが、コーワフレックスとか中判レンズはマウントを無理矢理くっつけて実際に撮影もしました。そんなご報告もさせて頂きたいですね。
この種のカメラのレンズ構成の玉数が多い少ないで評価するコンテンツはあまり好ましくないですね。ニコンのピカイチ(初代)とかペンタックスのオートロン(でしたっけ)は5枚玉だったと記憶しているのですが、ヤシカスナップが劣っているとは1mmも思いません。
ヤシカというとダットサンと思い浮かべるんですよね。韓国人に買われた「ビテッサ」ブランドに比べると悲壮感もまろやかな気もしますが。
投稿: Rikkie | 2019年9月15日 (日) 06時20分
今日は。かっては家庭の記録機材として期待を一身に背負って日常スナップを努めたカメラですね。私もヤシカdiaryを所持してます。描写も魅力的だし、ファインダーから見える露出計の針も『写真を撮っている』実感もあります。記事やコメントにある様に、柔軟過ぎてシャッター感覚が鈍い。この頼りなさが撮影リズムを運ばず。電装や材質、動作感覚にヤシカ特有の田舎臭さを感じますね。
以前、コメントにて私見ながら、ヤシカを旧愛知航空機に例えました。ドイツユンカースの衣を纏いながら、内実は生産技術が伴わない。最近、ダイムラー製エンジンのクランク(日本では製造が難儀したと)の写真を見ましたが、精緻と剛性が一致した見事な工作でした。
優秀な理工学を有したドイツが口髭男の虚構を見抜けなかった理由は定かではありませんが、そのブランドの残骸に近いようなコンタックスにすがり付いたヤシカの社風が、私は好きになれません。
ヤシカ・コンタックスを支持する方には非礼とは思いましたが、カメラを手にすると、どこか戸惑いの多いヤシカ製品ではあります。
投稿: HOOD | 2019年9月24日 (火) 16時25分
どもども、HOOD殿。
「田舎臭さ」、なるほど意を得たりです。確かにヤシカエレクトロ35(初代)やヤシカハーフのようなギンギラギンの外装には「北米で一山あててやる」という田舎臭さが否めません。もっとも、北米も東京も移民の街ですから、「田舎臭さ」というバイタリティーはネガティブばかりではないでしょう。自分が田舎モノだからなのですが、田舎を出た田舎モノというのはいずれ精錬された都会人になりたいものです。生粋の江戸っ子がシティカルチャーの持ち主かといえば違いますしね。
確かに、エレクトロシリーズで一定の評価を得ていたモノの一眼レフカメラの設計ではニコンやキヤノンに及ばず。コンタックスのブランドにすがっちゃったのは「よくわからないけど見栄をはりたくてシャネルのスーツを買っちゃった」感が否めません。それはそれで一種のエールを送りたい気もしますが、ヤシカは至らずでしょうか。
ドイツ人がちょび髭伍長に国運を任せてしまったのをしばし考えるのですが、そもそも「ドイツ人」という概念は普仏戦争でなし崩しに成立したアイデンティティだし、それは第一次世界大戦でしこたま挫かれたし、南ドイツのバイエルンはプロセインや北ドイツ連邦よりも南ドイツ諸国やオーストリアに親和性が高いしで「こんなに貧乏になったのは北ドイツ人のせいだ」というのはあったかもしれません。貧乏すぎて論理的な判断ができず、カルチャー的にも同一性がイマイチだったのかなと思っています。
そいういう意味では大陸に共産主義が台頭したのも彼らがあまりにも貧乏で、軍閥や多民族といった同一性の薄さがなし崩し的に共産化したのかなと想像しています。しゅーきんぺーさんが「中国成立以来始めてひとまず国民を食わせる」と約束した(ように見せた)のは画期的なのかもなあと。
この辺は、まだまだ勉強中です。
投稿: Rikkie | 2019年9月24日 (火) 18時13分