アグファ オプティマ 1035 センサーエレクトロニック
随分とブログ更新をサボってしまって申し訳ない。拙僧のような暇人が時間の忙しさを理由にしてはいけないのだが、最近、ポートレイト撮影にもご無沙汰だし、スナップ撮影は世知が無い世の中でモチベーションは下がるし、なにかと天候不順だったり交通費が調達できなかったりで師団の稼働率が下がっているのだ。いや、サバイバルゲームとかインスタグラムの作戦は順次なのだから、やっぱり戦略的目標がカメラ・レンズから少し外れたのは否めないな。
しかし、今回は久しぶりにまとまったコンテンツを作ったのでご了承いただきたい。
「アグファ オプティマ 1035 センサーエレクトロニック」という長い名前のカメラが今回の主役である。我々が「オプチマ」と想像すると金属製の不愛想な世界初のプログラムAEカメラを想像するが、ネット検索で「アグファ オプチマ」と検索をしても、まずヒットしない。ヒットするのはロモグラフィー扱いされた本カメラのような電子シャッター機である。
それにしても困ったのは、ドイツ製コンパクトカメラはADOXもフランカもミノックス35も似たような外観でモデルが違い、その違いがプリントで表示していないか表示した形跡はあっても消えていたりする。なのでカメラとしてのブツはあっても特定のモデルと断定するのは難しい。
本カメラも僅かな手がかりから特定に至ったのだが、ミノックス35のサブタイプなんていまだに把握できないな。それにしても久しぶりに眺めるゾリター40mmF2.8で描くネガの描写は良いもので、やっぱり師団運用を撮影にも割きたい気分だ。
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コメント
ウワッ、、、何でしょうね、このモノクロの写りの良さ。。。
デジの「モノクロになってます」とは違う描画感かもしれませんね。。。大雑把にゾーンフォーカスで撮って写っちゃって、トーンで立体感出ちゃって。。。さすがフィルムメーカーのレンズ、銀の粒子のご機嫌の取り方がうまい。。。か。。。
投稿: 横須賀与太郎 | 2019年10月 7日 (月) 23時35分
あのころ僕は距離計病がひどくて、目測のこのカメラは敬遠しておりました。ところが1535は距離計がついているって知っていろいろと探して購入しました。あれは2000年のカウントダウンの直前です。なんだかなつかしいなぁ。いまだと535の方が使いやすく思えます。この、いかにもヨーロピアンデザインが気に入っていろいろと持ち歩いたのを覚えています。コニカC35だと距離計をとっぱらったりしたモデルとかバリエーションの作り方がおカネのかかる所だと思うのですが、シャッタースピードをそんなに微妙に変更してバリエーションを作るって意味が良く分かりませんでした。そのまま中国に生産移行して青島型になったモデルの方がなんだか時代がかった感じであっちの方が使って見たいです。
巻き上げ巻き戻しってなんだってあんな作り方にしたんでしょうね?ほぼ100%の人が切り替えボタンをシャッターだと思うと思います。巻きあげなんかフィルムがちぎれるんじゃないかとおもうほど固くってF3の爪の垢でも飲ませたやりたいほどでした。
投稿: k-1!輜重兵 | 2019年10月 8日 (火) 11時38分
どもども、横須賀与太郎殿。
奥深い調子が悦ですよね。
やっぱりデジの「RGBに定数かければ余裕っすよモノクロ」というのとは厚みが違うと個人的には信じています。
確かに、フィルムメーカーならではのフィルムの粒子の塩梅をよく知ったレンズデザインなのかもしれません。
投稿: Rikkie | 2019年10月 8日 (火) 14時48分
どもども、kー1!輜重兵殿。
拙僧も距離計のないカメラは格下だと思い込んでいた時期があります。しかし、喧騒のような山車祭りでちまちま距離計で合わせることの難しさ、結局3〜5mのの被写体しか撮らないと気づいてからは40mmでも目測です。目測でピントを外したカットが距離計があったら救われたかというと、そんなことはまずないですよね。若き日が恥ずかしい。
ボディはほぼ同じでシャッター速度(それも電子の)でクラスを分けるのは、なんだかマルニ時代のBMWのようですね。
アグファの電子シャッター機はペトリの電子シャッター機ほどレンズの魅力に溢れるのですが、ボディの信頼性が悲観的なのが残念です。青島どうでしょうねえ。あっしはフォーカスがフォーカスリングとずれていたので友人に押し付けましたが。
巻き上げはなんでしょうね。アグファオプチマセンサーもなのですが、ドイツ人のヘソが曲がっているとしか思えません。電子的なデバイスも信頼性が怪しいのにギミックとしての信頼性も怪しい。
ドイツ製品信仰者の方に聞いてみたいですが。
投稿: Rikkie | 2019年10月 8日 (火) 14時59分
どもども
今回は掘り下げてますね。私は1035だけだと思ってたから335と言うモデルの存在に驚きました。
このデザインが大好きです。金属コンパクトの末期デザインが「ナンジャコリャ」だったので1035の日本カメラと違うスタイリングが気に入ってました。
ファインダーも秀悦ですよね、またこれがデザインを崩さずむしろチャームポイントなのが素晴らしい。
それにしても恐ろしく使い込まれた個体ですわね。
投稿: 大佐 | 2019年10月17日 (木) 19時21分
どもども、大佐殿。
拙僧も最速1/300などというモデルがあるとは知りませんでした。なんだか逆に欲しくなりますね。3枚玉だし。
なかなかゴツくて好ましいですね。機能美と言うと我々はキヤノネットGIIIのような予定調和的なものを想像しますが「俺はファインダーで推す」という覚悟というかゴリ押しも好ましいものであります。電子シャッターが動けば。
あっしの手元に届くアグファの電子シャッター機はモデルを特定するのも苦労する物ばかりです。印刷表面仕上げが安っちいのかなあと思っていたのですが・・・
投稿: Rikkie | 2019年10月19日 (土) 06時10分