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2020年2月22日 (土)

ヤシカ オートヤシノン5cmF2

Dscn1434昨年の「ボヘミアンラプソディー」を映画館で見て以降、師団長兼妻のリテラシーが大きく変化した。それは概ねポジティブな方向にである。もっぱら「一党独裁の権威主義」で形成した単一的な価値観から柔軟で多様な価値観に変化したのだ。それがゲイの方々に対する柔軟性というほど単純ではなく、多様な人間のアイデンティティを読み解く力というのにベクトルを向けるようになったのだ。これは大変な変化で、以前は「全ての人は大学の教授になりたいが、なれなかったから他の職業に就いている」というようなことを本気で言っていたのだ。どこから突っ込んでいいのか、それともどこまで日本語を誤解しているのか対応が困難であったな。

Image296ヤシカというメーカーはヤシカエレクトロ35シリーズでヒットして大衆メーカーとしては成功していた。しかし、一流メーカーとしての評価はイマイチだった。そこで、ツアイスイコンのコンタックスブランドを手に入れた飛躍を図ったといのが、どのカメラ雑誌やムックに出も書いてあることだ。一流メーカーで成功するというのは一眼レフカメラで北米で成功するということである。

しかし、ヤシカの一眼レフカメラが一流と評価されなかったのは何もネームバリューが足りなかったからではない。とにかく壊れるからだ。それは半世紀以上前のカメラが現在に使い物になるのは奇跡だが、実際に同年代のペンタックスSPとかミノルタSRTとかニコマートとかは使い物になるんだから仕方がないな。この、ボディの信頼性に対する不信というのはヤシコンになってからも京セラに吸収されてからも逸脱できなかったんじゃないかな。

一方、富岡光学と近かったヤシカのレンズはカールツアイスのネームバリューが無くても評判がよかった。少なくても、その実力を正当に評価なさっている方は少ない。ヤシコン以降、ヤシカはコンタックスレンズとヤシカレンズの両方のブランドで製造したが、ヤシカレンズの評判は北米でも健全だ。そういう意味ではレンズリテラシーは北米でも高かったのだろう。

拙僧の妻も「ボヘミアンラプソディー」のDVDを買って、既に10回以上観ている。

コンテンツもご覧いただきたい。

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コメント

おはようございます😃
モデルさんが可愛い😍
と言うか可愛く撮れてる。これはカメラマンの腕が良いからだわね。
最近、国産の銀塩SLRを取り上げるブログは少ないから貴重です。
話変わって、ここ10年くらい松坂屋春の祭典は行っても手ぶらで帰還したり行く事もしなかったりに状態でしたが、先日の祭典では一気に10年分くらいの額をお布施してしまいました。
ブログにアップするか、ここは勉強を兼ねてインスタにするか検討中です。
そ言えば、Yahooブログがなくなったんだね。確かあそこにも開設してたなぁ。開店休業状態でしたが😅

投稿: 大佐 | 2020年2月23日 (日) 08時17分

ボヘミアンラプソディはタイ航空の機内で見ていました。うちの嫁もずーっと見ていましたがDVDは流石に購入に至っていませんです。駆け足で振り返ったような展開でした。もっと新宿2丁目とかに通っていた事なんかもエピソードにあげてくれてもよかったのに。 僕らは新宿駅前のアルプスに通っていましたが最近はもうレンズ価格だけ急騰してボディはなき別れのジャンクかごの中。宦官みたいです。うちの個体もレンズはなく捨て値で購入しましたが思えば、M42レンズなどが捨て値で売られていた一番良い時代を少しは享受できた最後の世代なのかもれません。 僕はレンズの描写がーウンヌンとは言えないのですが最近デジタル化を勧めているのでなんだか懐かしい描写に思えました。こうゆう写りが好きだったんだよなぁって。デジタルはキレイで夜間でも低輝度でも写せて便利この上ないのですが、僕が好きだった写真ではないなと思うことがあります。昔のレンズで撮ったってデジタルは所詮デジタル、3食外食ですませられないように、フィルムの描写が捨てられません。 家のカレーと外食のカレー、どちらがおいしいか?ではないですがフィルムで撮影した描写が好きなのはこんな写り方が好きなのでしょう。
(ぼくは最近SRT101黒ゲットですが、やはりボディだけです。MDレンズもむちゃくちゃ高くなりました。)

投稿: k−1! | 2020年2月23日 (日) 09時15分

どもども、大佐殿。

可愛いモデルさんに恵まれたのとレトロパン320が上手い具合にハマりました。
最近、ポートレイト撮影を再開したのですが、この頃に至っていませんなあ。

ガチなフィルムカメラを扱うブログも少なくなっているのでしょうか。そもそも、ブログというメディアの発信力がレイトマジョリティの後ろの方になってしまったようでアクセス数がガタ落ちです。

インスタグラムとかだと食いつきがいいのですが

なかなかの大物を迎撃なさったのでしょうか。
インスタグラム発動の時には教えて下さいね。

投稿: Rikkie | 2020年2月24日 (月) 10時21分

どもども、k−1!殿。

拙僧の師団長兼妻の「ボヘミアンラプソディー」の影響は大きく、先日はナゴヤドームでQUEENのコンサートに行ってきました。勿論、フレディさんはいらっしゃらないのですが、ブライアン=メイのギターソロに、在りし日のフレディさんの映像が重なった時にはジンときましたね。あっしがガチ世代だったら号泣していたでしょう。

年末年始の東京中古カメラ遊撃戦でも不作でした。恵比寿の中古カメラ屋で買ったフジノン35mmF3.5(爪あり)が7千円台でキレなブツだったので確保しました。やや出血の量が大きいとも思ったのですが、プラクチカマウントモノとしては安い部類でしょうか。爪はST605を使い物にするのは面倒なので削ってペンタックスSPで使えるようにするか工兵隊と検討中です。

一眼レフカメラのボディも寝落ちしているのですが、程度もそれなりですね。拙僧の好きな海外製中級レンズシャッター機も寝落ちもしていないのですが、どうも程度がよろしくありません。ビトーIIやカラート、ドルカ(は国産だど)を市場やBOXで出してもらったのですが安くもないのにレンズの状態は酷いものでした。まるで名古屋の中古カメラ屋並みですね。
レンズもそうですが、拙僧の好きなプラカメラがちゃんとした価格で並んでいるのも唸ってしまいます。250円なら買うけど500円なら買わないなと覆うようなエスピオのズームレンズカメラが6000円くらいで並んでしまって安物趣味も難しくなりました。

綺麗なSMCペンタックス50mmF1.7や素性の知れないプラクチカマウントの広角レンズが1000~1500円で手に入った時代は夢幻なのでショウ。拙僧の師団のレコードロウは200円のコンタックス/キエフマウントのユピチェリ8が200円でした。

ブログを作成する資料集めでレンズを検索してもマウントアダプターのデジものばかりで困ったものです。あれも眺めていて悪くもないモノなのですが、自分で撮ろうとまでは思わないですね。マウントアダプターも2ダースくらい確保しているのですが、実際に使ったのは2~3個くらいでしょうか。何だかデジカメで労力を消費するのがバカらしいんですよね。

新宿のキタムラ大ガード店で買ったFマウントのシグマ30mmF1.4がいい仕事をします。デジ用ですが、ほどほどに「高コントラスト、ハイシャープネス」を抑えている気がします。気がするだけなのでしょうけれど。1.3万円くらいでしたがいい仕事をします。

ポートレイト撮影もデジだけだと何だか損をした気分になるので、先日もペンタックスESにヨーロッパ製のフィルムをつめたのですが、なんだか相性が悪いのか個体の問題なのか、装填時からスムーズに巻き上げしないなと思ったら千切れていました。フィルムもあまり冒険しないでアクロスかコダックかイルフォードに限定したほうがイイみたいです。フィルム遊びはマウントアダプター遊びよりも遥かにリスキーですから。

最近、拙僧が若かれし20年前に仲間とエンデューロをしていたネガやプリントが出てきたのですが、写真てこんなものだったよなあ、という感じです。デジで撮った女性の画像にシワやクスミを確認して弾く作業をした後だと癒されます。

投稿: Rikkie | 2020年2月24日 (月) 10時49分

富岡光学の製品、神話にちかいです。コメント書き込みが難しくなりました。短文で失礼します。

投稿: HOOD | 2020年2月25日 (火) 20時57分

どもども、HOOD殿。

難しい中、コメントを頂き、ありがとうございます。
富岡光学のレンズは、今のペンタコンに近いネームバリューがあるでしょうか。
古い時代をしっているとペンタコンの高騰も困ったものですが。

投稿: Rikkie | 2020年2月25日 (火) 23時10分

どもどもRikkie師匠。

二眼レフの世界でも、ヤシカのレンズはすごく、ヤシカマットのルマクサーというレンズが、解像力一位という話でした。北米で人気があったそうです。

わたしは柔らかい描写が好きなのでルマクサーじゃないほうがいいのかなと。

故障が多いというのは長期使用していないので 正確にはわからないのですが、ヤシカの二眼レフ、貼り革があまりよくなかったのでしょうか。パリパリになってるのが多いです。

ボヘミアンラプソディーは良かったです。けっこう感動して泣きましたが ちょうど今くらいの時期で 映画館で疑惑のインフルになり寝込みました。

投稿: とりおた | 2020年3月 8日 (日) 12時28分

どもども、とりおた殿。

ヤシカの二眼レフもいろいろと持っていましたが、ルマクサーというレンズは知りませんでした。見かけたこともないです。興味深いですね。ヤシカの二眼レフというとヤシコールとかヤシマールでこれはこれで好ましいものです。

二眼レフカメラやフォールディングカメラの貼革の硬化剥がれは致し方無しですね。大きさにもよりますが、拙僧は両面テープではがれた貼革を貼り付けてしまいます。

その後、妻とボヘミアンラプソディーのDVDを8回は見ています。QUEENのコンサートを見にナゴヤドームまで行ってしまいました。

拙僧夫婦の趣味生活を変えましたね。

インフルエンザは大変でしたね。今も今で、色々な講演や講座が中止になって、泣きそうです。

投稿: Rikkie | 2020年3月 8日 (日) 13時39分

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