フジフィルム フジペットEE
コロナ熱で3月のイベントはほぼ全滅になってしまった。拙僧の駐屯地界隈の桜はあと1~1.5週間後が見ごろといった感じなのだが呑気に桜祭りを撮影するというわけにはいかないかな。なにせ東京の桜名所は軒並み「停止した鑑賞も禁止」だそうで桜通りは往来禁止にするようだ。拙僧の駐屯地のような田舎は、そこまでシリアスではないだろうが、このまま4月の方々の春祭りも中止となりそうでスナップシューターとしては寂しい限りである。
白状すると拙僧は寿命をまっとうするまで「世界戦争」なんてのは起きないと思っていた。いや、地域的には大きな紛争になったりするだろうけど日本の首都に戒厳令が出るような事態にはならないと高をくくっていたのだ。ところが、どうやら北米も欧州も準戦時体制のようだ。菊花の御門の我が国も首都の移動が極めて制限されるらしい。もっとも、パリやロンドンが厳格な外出禁止令を出せるのも戦時下を想定してのことだ。我が国も真剣に考えた方がイイだろうな。
上を向いて歩いていればよかった本カメラの時代は、ある意味幸せだったのかもしれないなあ。それでも拙僧は今の時代が嫌いではないけど。
コンテンツもご覧いただきたい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
今朝のニュースで志村けんさんが亡くなられました。これも新型コロナの被害の一つなのでしょうがこの春は寒々しい限りです。マスクやトイレットペーパーの買い占めなどなんだかこの春はいったいどうなってしまったんだろう?と天を仰ぐばかりです。私事ですがしばらく海外旅行にも行けそうにもなく、今の東京の写真を撮る気にもなれず心はずーっと重くなる春です。昨日は桜に雪まで追い打ちでなんだか自虐的になってしまいそうです。はやく終わってくれることを願うばかりです。
さて、
私めも10年も前ころに富士ペットEE(あえてこの書き方をします)を入手した時にこんなシンプルなカメラってどこかトイカメとしてしか見ていなかったのですが、なぜこんなによく写るんだろう?と驚いたものです。同時期にハッセルを入手して舞い上がっていたのでおなじ6x6でもあれはあれこれはこれって目から鱗が落ちたものです。もっとも優秀なネガカラーフィルムのラチチュードにおんぶに抱っこ、大きく引き伸ばすわけでもないのですがバカチョンカメラ(褒め言葉です!)ってすげーもんなんだなと思ったものです。デザインだってホルガよりもレトロフューチャー感がつよくでているし、メッキではないメタルも今見てもかっちょいー!です。この時代のカメラはケースがついて完成品にも見えてきてしまいます。下側ケースがついて首から下げて(でも首が疲れない重さ)一日街歩きして歩きたい春は早く来てもらいたいです。
投稿: k−1! | 2020年3月30日 (月) 13時13分
どもども、k−1!殿
志村けん氏の訃報は拙僧も聴きました。拙僧が幼少期の頃から一時代を気づいた方が、こういう形で去るのは残念です。
確かに東京はふらふらとスナップシューティングしている場合ではないですね。拙僧のような、お散歩スナッパーは人様の幸せを部分借りしているようなものですから、平穏無事な世の中になることを祈ります。
固定焦点カメラで辻斬りのようなスナップシューティングの楽しさはありますよね。28mmだろうが40mmだろうが、フォーカシングは3mか5m固定だし。中判を含む一眼レフを3台もバックにつめて苦行をしていると、本カメラのようなプリミティブなカメラの魅力に気づかさざるをえません。
大陸製の同様のボックスカメラに比べると、随分と粋なスタイリングですが、当時の3000円というのはけっこうまとまった金額なのではないでしょうか。
一時期の代用品としての「トイデジカメ」を思い出しますが、本カメラの魅力は代用品に留まらないですよね。
投稿: Rikkie | 2020年3月30日 (月) 14時03分