ヤシカ ヤシノンDX 200mmF4
慢性的な粛清の嵐なのだが、このところは激しさを増している。先日はとあるマウントを全て処分することにした。結構いい値段になったので喜んでいたのだが、結局、プラモデルを(20個くらい)買ったりオートバイのタイヤを交換したりして残らない。かつてない聖域にまでブレードを切り込んだのは、撮影の機会が激減しているのだ。
祭りや催し物は軒並み中止だし、公共交通機関の利用や県跨ぎの移動の自粛で暢気にポートレート撮影する世情でもない。理屈ではオートバイを使った機動的なネイチャーや街スナップができないこともないのだが、ネイチャーは興味がわかないしオートバイと撮影ってモチベーションのベクトルが違うのでうまくいかないのよ。なので、本当に感材の終了とのレースに負ける気がしてきたのだ。今のところ、限定的だがフィルムカメラのニーズはあるので売れるものなら売ってしまっていい気がしてきたな。
そんな「売れないブツ」の典型的なのはMFフォーカスの望遠レンズとか望遠ズームレンズである。こういったレンズはミラーレス一眼のレンズアダプター遊びには使いづらいし、そもそも廉価で転がっていた。なので安く出品しても買い手がつかない。拙僧も、ジャンク扱いのセット物で売ってしようかと諦めている。
本レンズの稼働率の低さは撮影結果の数に表れている。本レンズの使用歴はさっぱり覚えていないのだが、ちゃんと印画紙に焼いていて、勿論クレバーな写りだ。
200mmというのは使いやすいレンズとは言えないが独特の圧縮感がある。これでポートレート撮影が活発なら十分楽しんでから処分するのだが、やはり世情が許さないな。
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